2024/10/06
ANGSTADT ARMSのPCCを電動ガンで再現「S&T/EMG SCW-9&UDP-9シリーズ G3フルメタル電動ガン」
新進気鋭メーカーのオフィシャルライセンスドモデル
数年前から続いているピストルキャリバーカービン(PCC)ブーム。PCCとは拳銃弾を使用するアサルトライフル(カービン)のことで、アサルトライフル用の弾に比べて安価で入手しやすい拳銃弾が使えることから、主に民間市場で人気を集めている。アメリカ・ノースカロナイナ州にあるANGSTADT ARMSもARピストルを製造するメーカーの1つだ。同社を有名にしたのは、近年のアメリカ陸軍による警護用SMGのトライアル(SCW)に参加したことからで、惜しくも不採用になってしまったが、PCCの有力メーカーとしての地位を確立している。
同社のPCCをエアガン化しようとしたのがアメリカのトイガンディーラーEvike Manufacturing Group(EMG)だ。同社から正式ライセンスを取得し、S&Tに製造を依頼した異色の電動ガンである。オフィシャルライセンスドモデルだけにANGSTADT ARMSのUDP-9とSCW-9がリアルに再現されている。内部に磁気センサー式のG3電子トリガーが搭載されており、安定した作動とキレのある撃ち味が楽しめる。
バリエーションは豊富で、すべてのモデルに剛性の高いメタルレシーバー、拡張性の高いM-LOKハンドガード、PDWストックが組み合わされている。SBRサイズの10.5インチが最長で、7.5インチと6インチはサブマシンガンクラスの大きさ。この2挺は軽量でバランスの取れたサブコンパクトモデルの代表的なモデルとなっている。
最小モデルの4インチモデルはピストルクラスのバレル長が特徴のベリーショートモデル。アメリカ陸軍のトライアルに提出されたのはこのレングスで、シリーズの中で一番人気がある。フロントセクションに加えてストックも限界までショート化され、取り回しやすさはハンドガン並み。メインウェポンとしてはもちろんサイドアームとしても使える。
各モデルともパーツは共用できるので、例えば4インチのストックを10.5インチに装着したり、各セクションごとに色を変えることもできる。実射性能はもちろん軽量で取り回しやすいので、サバゲウェポンとして最適だ。
S&T/EMG
SCW-9&UDP-9シリーズ G3フルメタル電動ガン
DATA
UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン
- 全長:653mm/755mm(ストック伸長時)
- 重量:2,630g
- 装弾数:90発
- 価格:ブラック、TANともに¥42,350
UDP-9 7.5インチ G3フルメタル電動ガン
- 全長:596mm/688mm(ストック伸長時)
- 重量:2,555g
- 装弾数:90発
- 価格:ブラック、TANともに¥41,580
UDP-9 6インチ G3フルメタル電動ガン
- 全長:548mm/640mm(ストック伸長時)
- 重量:2,455g
- 装弾数:90発
- 価格:ブラック、TANともに¥40,480
SCW-9 G3フルメタル電動ガン
- 全長:399mm/491mm(ストック伸長時)
- 重量:2,180g
- 装弾数:90発
- 価格:ブラック、TANともに¥39,380
- お問い合わせ先:UFC e-mail:wholesale@ufc-web.com
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TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年11月号に掲載されたものです。
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