「SAA（シングルアクションアーミー）」を使用した早撃ち競技

 

 

　2024年7月14日（日）に関西で活動するファストドロウチーム「関西Gunslinger　Society」によるFAST DRAW関西大会が今年も開催された。ファストドロウとはシングルアクションのリボルバー「SAA」を再現したモデルガンやガスガンを使用した早撃ち競技である。2回目となる今大会では「Standing Blank」「Double Blank」「Standing Wax」の3つの競技を行ない、各競技での成績をポイント制にして競い合った。まさに「ファスト（速い、素早い）ドロウ」という言通り、25人もの競技者が卓越した技術で目にも止まらぬ速さで抜き撃ちを競った。その大会の様子をお届けしよう！

 

Standing Blank

 

 

 

　「Standing Blank」はタイマーと射撃開始の合図の代わりとなるランプが組み込まれたファストドロウ競技用のバルーンスタンドに風船をセットし、ランプが点灯したら銃を抜き撃ち、風船が割れるまでの時間を競うもの。いかに無駄な動きをせずに速く撃てるかがポイントだ。非常にコンパクトな動作で完結しており、激しく身体を動かさないので、女性や年配の方でもできるのがファストドロウの特徴だ。

 

 

Double Blanks

 

 

 

　「Double Blank」はバルーンスタンドを横並びに2つ設置して、ランプが点灯したら銃を抜いてそれぞれの風船に向かって1発ずつ撃ち、2つの風船が割れるまでの時間を競うもの。銃を抜きなら利き手とは反対側の手でハンマーをコックする「ファニング」というテクニックを駆使して、いかにスムーズに捌けるかが重要だ。

 

 

Standing Wax

 

 

 

　今度はSAAのガスガンを使用して少し離れた先に置かれたシルエットターゲットにBB弾をヒットさせる競技。SAAをホルスターから抜いてサイティングせず腰だめの位置から撃つので難易度は高いぞ。

 

 

---

 

 

 

　ハンドメイドレザークラフター「Miki3」さんも関東から駆け付けた！大会でさまざまなレザーホルスターやアイテム販売されていた。

 

 

　今回の優勝者はACE島田さん！ おめでとうございます！ 賞状と景品としてハートフォードのモデルガン「コルトM1877ライトニング」が贈られた。

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年10月号に掲載されたものです。

 

※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反（複製権、公衆送信権の侵害）に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。