G&Gアーマメントの「5×5 TARGET SYSTEM」を使用したシューティング大会「MET SHOOTING COMPETITION JAPAN CUP 2024」が開催されることが決定した。2人1組でタイムを競い合うチーム戦で、今秋開催予定の決勝戦に向けた予選会が5月18日(土)から全国各地で開催される。ここでは競技内容とレギュレーション、さらに参加者に向けたタイムアップのコツを紹介する。
「MET SHOOTING COMPETITION JAPAN CUP 2024」(以下ジャパンカップ2024)はG&Gアーマメントの「5×5 TARGET SYSTEM」のランダムモード(モード3)を使い、2人1組のチームでタイムを競い合う。使用銃はG&Gアーマメント製のみで、アイアンサイトもしくはサイトレスで光学機器の使用は不可。BB弾はG&Gアーマメント製0.20g弾のみが使用できる。各選手で2回ずつタイムを計測し、それぞれよかったタイムを合算したタイムがチームの記録となり予選会での最終成績になる。各予選会場の成績上位2チームには決勝戦への参加資格が与えられる。
決勝戦は5つの予選会から選出された計10チームで競い合い、上位2チームには次回開催予定のG&Gアーマメント主催の「WORLD CUP CQB SHOOTING COMPETITION(WCCSC)」(2024年度の開催予定なし。また来年度以降の開催については未定)の出場権が付与されるWCCSC決勝戦へのシード権が与えられる。
そんなジャパンカップ2024の決勝戦(今秋開催予定)に向けた予選会の会場が決定。5月18日(土)に神奈川県横浜市にあるAREA41 YOKOHAMAを皮切りに、以下の日程と会場で予選会が全国規模で開催される。エントリー希望者はG&G JAPANのHP からエントリーできるとのこと。
5月18日(土)AREA41 YOKOHAMA (神奈川県横浜市都筑区)
6月29日(土)OPERATION JUDGEMENT (静岡県浜松市中央区)
7月27日(土)R-GUN Studio (福島県いわき市小名浜南)
8月31日(土)LIBERATOR (大阪府大阪市中央区)
9月28日(土)宍道サバゲーPARK DANDAN (島根県松江市宍道町)
今回は5月18日に予選会が開催されるAREA41 YOKOHAMAにて実際にジャパンカップ2024で使用される機材と同じものを使って編集部の毛野ブースカと、新人ライターの風見れんがチャレンジしてみた。
2人とも撃ち始めはタイムが伸び悩んでいたが、G&G JAPANのスタッフの的確かつ実践的なアドバイスにより、最終的には10秒以上タイムを縮めることができた。ここでは競技内容を含めてG&G JAPANのスタッフ直伝のタイムアップのコツを解説する。実際にエントリーされる方はぜひ参考にしてほしい。
各会場とも参加者を募集中とのことなので、興味のある方はチャレンジしてみてはいかがだろうか。
使用するMETターゲット
ジャパンカップ2024で使用される「5×5 TARGET SYSTEM」。BB弾が当たると光るMETターゲットが合計25個設置されている。様々なモード設定が可能で、ジャパンカップ2024では「ランダムモード(モード3)」でタイムを競い合う。左下にかかった時間がリアルタイムで表示される
スタートポジション
テーブル(立ち位置)からターゲットまでの距離は8m。セーフティをかけたエアガン、BB弾を装填したマガジン(制限弾数60発)をテーブルの上に置く。銃とマガジンの置き方は自由だが、銃口は必ずターゲットに向けること。銃の右側にあるのがスタートボタンだ。スタートボタンも置く場所を変更できる。それぞれの置き方も好タイムを出すための戦略のひとつだ
スタンバイポジション→射撃スタート
準備が整ったら両手を下げた状態でスタンバイ。テーブルに手をつけないようにしよう
自分のタイミングでスタートボタンを押して競技スタート。スタートボタンを押す前に銃やマガジンに触れたらファウル(ノータイム)となる
スタートボタンを押したら銃とマガジンを持つ。IPSCなどのアクションシューティングの射撃経験がある毛野ブースカはグリップを右にして銃を置き、マガジンはリップ側を銃側に置いていた。こうすることでグリップやマガジンを握り直す必要がなくスムーズに操作が行なえる
銃にマガジンを装填する。ここで確実かつ素早くマガジンを装填しないと全体のタイムにじわじわと影響が出る。基本的なトレーニングとシミュレーションをしておくことをお薦めする
セーフティを解除してセミオートで撃つ。バーストやフルオートで撃った場合はファウル(ノータイム)になるので、セレクターの操作方法をしっかり覚えておこう
ガンレギュレーション
ジャパンカップ2024はG&Gアーマメント製の電動ガンを持参しての参加となる。他社製品では参加できないので注意しよう。また、弾数制限があるのでスプリング式マガジンやそれに準ずるものなど弾数が管理できるマガジンが必要となる。光学機器の使用は禁止されている
Let’s try!
毛野ブースカは次期新製品「ARP556 3.0」をG&G JAPANのご厚意により使わせてもらった。コンパクトなボディに構えやすいフォールディングストックの組み合わせはジャパンカップ2024のようなシューティングゲームにも最適
1発目は必ず右下を撃ち、その後(残り24個)は1個ずつランダムにターゲットが青く光る。当たると写真のように赤く光り、数秒が経つと消灯する。毛野ブースカは初弾を2.18秒でヒット。2秒切れればかなりの好タイムが期待できるはずだ
シューティング初体験の風見れんはMCP556を使用。セミオートのレスポンスが重要になるので、ETU&MOSFETが搭載され、かつバッテリーが11.1V仕様の製品が理想とのこと。また、MCP556のようにある程度のサイトレディアス長(前後サイトの間隔)が確保できるモデルのほうがターゲットシューティングには適している
ターゲットは予測不能でランダムに光るので、1発撃つごとに真ん中(対角線が交わる)付近に銃をいったん戻し、ターゲットが光ったら銃を動かして撃つ、当たったら真ん中付近に戻すを繰り返す。無駄のように思えるが、上下左右にフワフワと銃を動かし続けるほうが効率が悪い
制限弾数は60発だが、ターゲットは25個なので各ターゲットに2発ずつ撃っても10発分余裕がある。1発ずつ撃ってヒットを確認するより、スピーディーに2発ずつダブルタップで撃ったほうが素早くリカバリーできリズミカルに撃てる。私たちもこうすることでタイムが一気に縮んだ
距離は8m、ターゲットの直径は15cmほどなので簡単そうに見えるが意外と奥が深い。両者とも回を重ねるたびにタイムが縮まっていくが、40秒の壁はなかなか乗り越えられない。初弾と各ターゲットのヒットスピードを上げて、ミスショットを最小限に抑えることで乗り越えられるはず
毛野ブースカがMCP556を使って渾身のアタック! 緊張した空気が張り詰める。ミスショットを最小限にとどめたが、果たして40秒を切れたのか…
結果は惜しくも40秒49だった。ミスショットがなければ40秒を切れていただろう。30秒台は奇跡では出せないタイムだと実感できた。これはチャレンジしがいのあるタイムトライアルだ
毛野ブースカの結果を受けて風見れんがアタック。なかなか40秒台前半が出せずに悩んでいたが結果はいかに…
結果は40秒を切って39秒00! お見事でした。このタイムを本番で出すためには日々のトレーニングとシミュレーションが必要だろう。試合では2人の合計タイムが記録になるので、この日の毛野・風見チームの記録は79秒49だった
METシューティング、みんなでチャレンジ!
5月18日(土)に予選会が開催されるAREA41 YOKOHAMAではMETが設置されて練習できるとのことなので、我こそはと思うチームはぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか?
「MET SHOOTING COMPETITION JAPAN CUP 2024」の詳しいレギュレーションについてはG&G JAPANのHP をご覧ください。
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