エアガン

2024/03/20

SVDのモダナイズドバージョンを電動ガンで再現「LCTエアソフト SVDS ETU電動ガン」

 

重厚感ある狙撃銃

 

 数ある銃器カテゴリーの中で最も進化を続けているといっても過言ではないのがスナイパーライフルのカテゴリーだ。イラク・アフガニスタン戦争以降の狙撃形態の多様化に伴い、軍だけではなく法執行機関においてもスナイパーライフルの進化と変化が著しい。そして、そんなスナイパーライフルを再現したエアガンも数多くリリースされている。ここではそのエアガンの中から編集部が注目したモデルをご紹介する。

 今回紹介するのはLCTエアソフトのSVDS ETU電動ガンだ。

 

 


 

LCTエアソフト 

SVDS

ETU電動ガン

 

 

DATA

  • 全長:875mm/1,135mm(ストック展開時)
  • 重量:4,100g
  • 装弾数:55発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:LCTエアソフト

 

SVDのモダナイズドバージョンを電動ガンで再現

 

 ボルトアクションライフルのモシンナガン狙撃銃の後継として1963年に制式採用されたセミオートスナイパーライフルのSVD(通称ドラグノフ)。モシンナガンと同じ7.62mm×54R弾を使用し、敵を遠距離から狙撃する純粋なスナイパーライフルというよりもDMRのような分隊支援火器的な役割を持つ銃である。LCTエアソフトはこのSVDを電動ガンで再現しており、CNCスチール削り出しのレシーバーを採用するなどリアルな外観から人気を博している。ここで紹介するSVDSはSVDのモダンバージョンである。SVDはグリップ一体型のスケルトンタイプのストックだが、SVDSは独立したピストルグリップとスケルトンタイプのフォールディングストックが装着されているのが大きな特徴。外観だけではなく専用のギアボックス内にはLCTエアソフト初となるETU(電子トリガーシステム)が標準装備されている。

 

フロントサイトベース一体型のラッパ型ハイダーが付属している

 

モダンバージョンにふさわしいブラックカラーの高強度ナイロン樹脂製ハンドガード

 

バッテリーコンパートメントはハンドガード内に設けられている。ハンドガードキャップを固定しているロックレバーを倒してハンドガードキャップを前方にずらすと外れてハンドガードが分割できる

 

AKシリーズと同じタンジェントタイプのリアサイトが付属している

 

ボルトを後退させるとホップアップ調整用ダイヤルが現れる

 

CNCスチール削り出しのレシーバー。ボルトハンドルやセレクターレバーは右側に備わっている

 

AKシリーズに比べてやや短くて太いSVDS専用ピストルグリップ

 

チークパッドが標準装備されたトライアングルタイプのフォールディングストックは本体右側に折り畳まれる

 

SVDシリーズ専用のスチールプレス製マガジン。装弾数は55発。オプションで装弾数90発のミッドキャップタイプもある

 

 ETUによってセミオートのレスポンスが向上し、セミオートの多用によるスイッチ焼けなどのトラブルを回避できる。セミオートオンリーのSVDにとってこれは頼もしい装備だ。LCTエアソフトならではのリアルな外観に加えてエアガンとしての実用性も手に入れている。

 

 

LCTエアソフトらしいリアルな外観が特徴のSVDS。レシーバーカバーの形状は従来のSVDとは異なるので、SVD用のスコープが装着できない恐れがある。スコープを装着する際はSVDSに対応しているか確認しよう

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:アームズマガジン編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年3月号に掲載されたものです。

 

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