スナイパーライフルは状況に応じた適切な射撃姿勢を取ることで、より的確に狙撃することができる。今回はサバイバルゲームでも活用できるスナイパーライフルのシューティングポジション(射撃姿勢)について解説しよう。
スタンディング(立射)
アサルトライフルやハンドガンのシューティングポジションで一般的なスタンディングはスナイピングで使われることは少ない。遮蔽物から射撃する場合に用いるくらいだが、基本的なテクニックとしてマスターしておきたい
精密射撃用のシューティングフォーム。両脇を締め、上体をやや後方に反らして腰の上に載せたサポートハンドで銃を支えるような感じだ。通常のスタンディングフォームに比べて安定して構えられるものの即応性はない
ニーリング(膝射)
一般的なニーリングフォームは利き腕側の脚の膝(この場合右膝)を地面に着けて足首は立て、その上に上体を載せて利き腕とは反対側の膝(この場合左膝)を立てる。左膝の上にサポートハンドの肘を載せる
もうひとつのニーリングは右脚を地面にべたりと着けてその上に腰かけ、左膝を立てて腕を抱きかかえるようにして銃を保持する。遮蔽物から依託しながら射撃するのに適したフォームだ
シッティング(座射)
ニーリングよりも安定したポジションであるシッティング。これはあぐらをかくような姿勢で座り、膝の内側に肘がくるようにして構える。膝を上下させて銃の高さを調整する
こちらは両膝を立てた体育座りのフォームから股を開き、膝の内側に肘が来るようにして構える。膝の開き具合で銃の高さを調整する
ニーリングで解説したフォームをシッティングで応用したもの。ニーリングに比べてよりリラックスして構えられる
プローン(伏射)
スナイピングといえば伏せて撃つプローンである。プローンの基本はうつ伏せになり、バレルと身体をできるだけ一直線上に置き、身体が斜めにならないようにする
つま先は両脚ともに外側へ開いて脚をべったり地面につける。脇はできるだけ締めるようにする。銃の高さはバイポッドと、ストック下にビーンバッグを置くなどして調整する
スナイピングで一般的なバイポッドを用いてのプローン。ターゲットとの距離や地形によるが、バイポッドの脚が伸びすぎていても縮みすぎていても構えにくい。ベストな高さになるように適宜調整する
上体を起こして両肘を立てて銃を支え、銃を身体に引きつけるようにして構える。ストックは肩と腕の筋肉の間にある窪みにつける。素早く移動できるが、バイポッドを使う場合に比べて安定感に劣り、身体の露出面積が増えてしまう
身体を斜めにして伏せ、頭だけを起こしてストック後部を地面に当て、ストック前部はビーンバッグで銃を支える方法。バイポッドを用いる方法より低く構えられるのでアンブッシュしたい時に適している
ビーンバッグではなくバックパックを用いて銃を支える方法。ビーンバッグに比べてより広い面積で銃を支えられる。バックパックの内容物や容量によって高さが変わるので、事前に確認しておくほうが無難だ
この記事は月刊アームズマガジン2024年3月号に掲載されたものです。
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