エアガン

2023/09/26

こんな人にオススメ!! カテゴリー別ショットガン解説【初心者向け】

 

いろんな人にオススメできるショットガン

 

 ショットガンを再現したエアガンというのは、実はエアガンの中でもトップクラスにカテゴリーが多いジャンルでもある。エアガンの主要な作動方式は軒並みカバーしている。もちろんアサルトライフルなどの主要な銃種も幅広い作動方式でラインアップされているが、電動ガンなどの主流以外の作動方式はかなり機種が少なく、性能と言う面でも一線級とは言いづらい。それに対し、すべての作動方式が一線級の活躍を見せているという点からも、ショットガンの層の厚さを窺い知ることができるだろう。

 そうなるとショットガンを使いたくなってくるが、そこで直面するのが「何を選んだらいいのか」という疑問だ。

 

エアコッキング、ガス、電動……選択肢が多くて迷ってしまうのも仕方ない

 

 当然、「このモデルがいい!」と決めている人は問題ないが、「なんとなくショットガンがほしいな…」と考えている人にとってはどのモデルも魅力的で、目移りしてしまうのも仕方がない。そこでこのコーナーでは、好みやサバゲーのプレイスタイルに合わせたオススメのショットガンをカテゴリー別に紹介していく。自らの相棒となるショットガンを探す助けにしてみてほしい。

 

ガスブローバックショットガン

(代表機種:東京マルイ SAIGA-12K)

 

 

メリット

  • リアルな操作感
  • 高い実射性能

 

デメリット

  • 拡張性の低さ
  • ガスや予備マガジンなど、運用コストが高め

 

 エアガンにリアルさを求める層は数多いが、その中でもとりわけショットガンマニアはその傾向が強いのではなかろうか。しかして同時に、サバゲーでの性能を追求したいという気持ちが出てくるのも自然なこと。リアルさと実射性能、どちらも欲しい! という方にオススメなのが、東京マルイのガスブローバックショットガン・SAIGA-12Kだ。
 東京マルイの最新ショットガンであるSAIGA-12Kは、その肩書に恥じないポテンシャルを秘めたモデルだ。当然リアルオペレーションで、射撃するたびにボルトが後退し、激しいリコイルが身体を揺さぶる。それに加えて、実射性能も東京マルイらしく高性能だ。リコイル自体は激しいが、セミ・フルともにコントロールするのは容易。まとまった弾道で狙ったところにすうっと弾が飛んでいくさまを見たら、誰もがその魅力に取りつかれてしまうだろう。

 

3発のBB弾がきれいにまとまって飛んでいくさまは感動もの。多少雑な狙いでも確実にヒットが取れるだろう

 

 

エアコッキングショットガン(3発同時発射)

(代表機種:東京マルイ M3スーパー90、CYMA M870シリーズ)

 

 

メリット

  • パワーソース不要でコスパがいい
  • 動作が安定しており、活躍する場を選ばない

 

デメリット

  • コッキングが重い
  • 見た目や動作のリアルさはやや劣る

 

 古くからショットガンの看板機種としてエアガン界に君臨してきたのがエアコッキングショットガンだ。特に東京マルイのエアーショットガンシリーズに代表される、3発同時発射式のメカニズムを持つモデルは多くのユーザーに親しまれてきた。
 パワーソースが不要なことから環境を問わず活躍できて、3発同時発射のため大雑把な狙いでもヒットが取りやすい。また樹脂製ボディで軽量なモデルも多いことから、機動力にも優れている。同じポンプアクション式のガスショットガンと比較するとパワーが高めなので、茂みに隠れた敵にも有効弾を与えやすいのも心強い。これらの特徴から、勇猛果敢に敵陣へ突撃するタイプのプレイヤーに特にオススメだ。そのぶんコッキングが重めなため、慣れないうちは体力を消耗しがちなことは忘れずに。

 

3本のシリンダーを圧縮するため、コッキングは重い。とはいえコツを掴めば比較的簡単に行なえるようになる

 

 

エアコッキングショットガン(単発)

(代表機種:S&T M870ロング リアルウッド エアーショットガン、KTW イサカM37 フェザーライト・フルメタルモデル)

 

 

メリット

  • 射撃精度が高い
  • コッキングが軽い

 

デメリット

  • リアルさにはやや欠けるものが多い
  • 接近戦には不向き。サイドアームなどで対応が必要

 

 単発発射式のエアコッキングショットガンも人気の機種のひとつだ。射撃精度の高さが特徴で、どちらかと言うとスナイパーライフルのような運用に適している。実銃のショットガン的に考えるならば、重たい一撃を放つスラッグ弾仕様とでもいったところだろうか。

 軽量であったり、パワーソースが不要といった部分は3発同時発射式と同様。加えて、シリンダーがひとつのためコッキングも軽くなっている。そのためスナイパー的な運用の中でも、常に動き回り、ここぞという時に正確な一撃を放つ機動力の高いスナイパーに適しているだろう。

 

コッキングが軽く本体も軽量なものが多いため、機動力重視のプレイヤーに最適

 

 

ガスショットガン(ポンプアクション)

(代表機種:東京マルイ M870ウッドストックタイプ、東京マルイ ガスショットガン KSG)

 

 

メリット

  • リアルな操作感
  • 近接戦での制圧力の高さ

 

デメリット

  • パワーソースとしてガスが必要
  • 温度に動作が左右されやすい

 

 東京マルイのガスショットガンシリーズはパワーソースにガスを採用し、リアルなコッキングの操作感と安定した性能を両立したエアガンだ。
 特にコッキングの感触と操作音は非常にリアルで、一度体感したら何回でもコッキングしたくなることうけあいだ。もちろんそれだけのモデルではなく、実射性能もハイクオリティ。ガスガンとは思えないほどの安定した動作を実現しており、射撃精度もかなり高い。そして何と言っても、3発/6発の同時発射数切り替え可能なメカニズムを搭載している点が特徴だ。これにより近距離戦での制圧力は他の追随を許さないレベルに達している。インドアフィールドやCQBエリアなど、近接戦闘が多発する場所で特に輝くショットガンだ。

 

インドア戦やCQBエリアへの突入時など、接近戦が起こりやすい場所では非常に心強い。そうしたフィールドを好むユーザーにピッタリだ

 

 

電動ショットガン

(代表機種:東京マルイ AA-12、東京マルイ SGR-12)

 

 

メリット

  • 圧倒的な火力
  • 電子制御採用による安定した作動

 

デメリット

  • 重く、接近戦には向かない
  • 弾の消費が激しい

 

 東京マルイがリリースしている電動ショットガンシリーズは、3発同時発射でフルオート/セミオート射撃が可能な電動のショットガンだ。
 最大の特徴として、3本のバレルそれぞれのホップ調整が可能な点が挙げられる。つまり、好みや状況に合わせて弾の拡散度合いを調節することができるのだ。それによって、通常の電動ガンよりも高い命中率が期待できる。そんな射撃がフルオートで襲い掛かってくるのだから、相手からしたらたまったものではないだろう。また、内部機構には東京マルイ初となる電子制御を採用しており、安定した動作を実現している。そうした機構を内蔵したぶん重量は増してしまっているので、機関銃のように定点から継続して射撃するような運用が向いているだろう。大火力の銃を使いたい方に特にオススメだ。

 

高台を確保しようものなら、もはや電動ショットガンの独壇場。圧倒的火力で敵を大混乱に陥れよう

 

TEXT:アームズマガジン編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年9月号に掲載されたものです。

 

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