2019/03/08
S&T スプリングフィールドM1903エアコッキングライフル
2つの大戦を生き延び20世紀半ばまで活躍した傑作ライフル
もちろん電動ガンもあるが、三八式歩兵銃やモシンナガン、Kar98kなどシビれるエアコッキングラインアップもS&Tの魅力。これらのモデルに並び賞されるアメリカ代表といえばこのM1903だ。Kar98kとは因縁浅からぬ仲で、モーゼルから訴訟を起こされて特許料を支払うコトになったというM1903。いわれてみればところどころにKar98kの影響を感じる部分はあるものの、その後に登場したM1ガーランドとの共通項のほうが見て取れるだろう。
大きく湾曲したコッキングハンドルが、かの銃からの影響を感じさせる。カチッとしたフィーリングのコッキングもまた魅力的
レシーバーにはリアルな刻印が。モデル名はM1903A3となっており、これは1940年代というかなり遅い世代のモデルである
今回ご紹介するM1903はリアルウッドストックを装備するので、スタイリングも質感も非常にリアルだ。スリムなデザインのマガジンも25発の装弾数を誇り、サバイバルゲームでの仕様にも耐えうる。撃って良し飾って良しだが、意外とリーズナブルなのもこのモデルの魅力である。エアコッキングならではの手軽さとリアリティの両立が、非常に高い次元でなされているのだ。
セーフティは180度回転させて作動させる。操作性よりもとにかく安全性を優先した仕様である
レシーバー左側にはボルトロックが配される。エアコッキングとはいえ、実銃同様の操作が楽しめるのだ
マガジンは、ストック下部のカバーを開いてからロックを解除して取り出す
スリムながらも25発の装弾数は、エアコッキングガンとして実用的な数字といえる
DATA
- 全 長:1,110mm
- 重 量:2.740g
- 装弾数:25発
- 価 格:¥41,040
- お問い合わせ先:UFC
TEXT:モロ☆
この記事は2019年4月号 P.62より抜粋・再編集したものです。