2023/07/13
廃校でサバゲー!? 横須賀市廃校ファスガンイベント取材レポート!
神奈川県横須賀市にて、サバゲーマーのぼんじり氏主催によるファスガン兼撮影会イベント「横須賀廃校撮影会」「横須賀 廃校ファスガンイベント」が同時開催された。
今回もドレスコードや世界観は特に指定されておらず、参加者は各々好きな装備や衣装を身にまとい両イベントに参加した。今回はその模様をお伝えしよう。
この「横須賀廃校」を利用したイベントの実現にあたっては、横須賀市所有の廃墟や使用されていない施設の有効利用というテーマが発端となった。
サバゲーマーであるぼんじり氏と市議会協力のもと、サバゲー/ファスガン(対戦可能な光線銃)/撮影会の3つの案で検討を重ねた結果、サバゲーでは建築物の破損や落ちたBB弾による景観の悪化が想定されるなど施設保全の観点から難しかったため、ファスガンを使用したイベント、そして前回と同じ撮影会が開催された。
ガンアクションのシチュエーションとしても似合う廃墟での撮影会。早速イベントのロケーションと様子をご紹介しよう。
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~ロケーション~
~イベント風景~
今回行なわれたファスガンイベントは時期が夏場であったり、ファスガン初参加の方が多かったためか、軽装の参加者が比較的多く見られた。暑い夏場でも軽装でサバゲーを行なえたり、ゴーグルの曇りを気にせずに済むのはファスガンを含む赤外線サバゲーのメリットだ。
ファスガンはHP(体力)を設定することができるのも大きな特徴の1つだ。今回のルールでは初心者の方は15ポイント、経験者の方は6ポイントとHPを設定してゲームが行なわれた。
初心者の方のほうがHPが多く被弾による痛みもないためか、果敢に前線や突撃を行ない、普段のサバゲーとは異なり、かなりアクティブな戦闘が繰り広げられていた。
ファスガンの射程は長く、気候条件によって変化するが約100mの射撃も可能。エアガンを用いたサバゲーよりも遠距離からの射撃が行なえる。
また、BB弾にも跳弾はあるがファスガンの跳弾はガラスや鏡、白い壁といった所で反射し目に見えないため、どこから狙撃されたか分からないこともある。こういったところで目に見えない緊張感があった。
BB弾が飛ばないということもあり、「ブラインドファイア」や「腰撃ち」といった射撃も今回のルールでは許されていた。こういった安全性の高いシステムがあるからこそ自由な射撃ができるのは新しいサバゲーの姿ならではだろう。
今回のファスガンでは一部の更衣室や行き止まりとなっている4階、立ち入り禁止区域を除いてすべての場所が戦闘区域となっていた。そのため、参加者の車がある中庭や運営のいた昇降口などでも急に戦闘が始まることも少なくない。
参加者の装備は前述したとおり学校というロケーションなのもあり軍装は少なく、銃だけの身軽なスタイルやPMCといった民間装備、スーツといった様々なスタイルが見受けられた。少しだけ紹介しよう。
学校というロケーションから想像できるとおり、長い廊下や4つしかない階段での戦闘が多く発生する。この2カ所をどのように攻略し防衛するかが今回のフィールドでの勝敗を左右した。
~次回開催~
今回と同じ廃校を利用したイベントは11月にまた撮影会とファスガンが行なわれる予定だ。今回ファスガンがすぐに埋まってしまい参加できなかった方や、記事やSNSでの写真を見て気になった方はぜひとも次回は参加してみてはいかがだろうか?
以前とは打って変わり今回は撮影会に加えてファスガンも実施され、以前の撮影会のみとはまた違った雰囲気でイベントは終了した。今回のイベントの盛況さを踏まえて今後もしかしたら横須賀市でもっと別の場所でのファスガンなども行なわれるかもしれない。
今後もこのような廃墟を利用したイベントを実施していく予定とのこと。興味がある方はぜひ参加してみてはいかがだろうか?
TEXT:出雲
SpecialThanks:参加者の皆様
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