2019/02/25
【新製品紹介】B.W.C. ボランド9mmメジャー
あの伝説的カスタムガバメントがダミーカートモデルガンで蘇る!!
まさにアーティスティックなカスタム
カスタムガバメントが広く浸透しつつあった1980年代、ビル・ウィルソン、スティーブ・ナストフ、ポール・リーベンバーグといった著名ガンスミスが活躍していた中、異彩を放っていたのがジム・ボランドだ。ボランドのカスタムはイチロー・ナガタ氏によって日本で紹介され、中でもコンバットマガジン誌でレポートされた「9mmメジャー」は強烈なインパクトを放っていた。当時のIPSCで規定されていたメジャークラスのパワーファクターにあわせるために強装した9mmメジャー弾と、これに対応するためにデザインされたコンペンセイターや、ハンドメイドの金属製グリップパネル、サムガードなど、今の常識では考えられないほど細部に至るまで徹底的に作り込まれていた。
上下にラインが入ったガンブルー仕上げのスライドには実銃同様の刻印やボランドのトレードマークが再現されている
9mmメジャー弾用にデザインされた「ダブルD」タイプのコンペンセイター。リコイルスプリングガイドはフルレングスタイプ
ボランドが「マッドフラップ」と呼んでいたというサムガードは取り外し可能。グリップセーフティの形状も独特だ
マグウェルが左右に付属した細かなチェッカリング入りグリップパネルは実銃と同じく金属製
9mmメジャー専用ダミーカート付き
B.W.C.はボランドの傑作である9mmメジャーをダミーカート仕様のモデルガンで完全再現。フレームの基となったタニオ・コバのGM7.5で使用したパーツはシャーシ関連のみという、ほぼすべてのパーツが新規で作られている。9mmメジャーに対するB.W.C.のこだわりはハンパではない。特にグリップパネルは実銃と同じく金属製で、左右のサムガードは分離できる。マガジンはMGC製の.38スーパー用アウターケースのみ使用。さらにリアルに再現された9mmメジャー弾が10発付属する。表面はB.W.C.お得意のガンブルー仕上げとなっている。完全限定20挺となっているので、欲しい方は早めに手に入れよう。
160グレインの弾頭を9mmパラベラム弾用ケースにロードした9mmメジャー弾を再現。通常の9mmパラベラム弾より弾頭が長くなっている
貴重なMGC製の.38スーパー用アウターケースを利用したマガジン。マガジンバンパーはチックマコーミック製
DATA
- 全 長:258mm
- 全 高:150mm
- 全 幅:40mm
- 重 量:958g
- 装弾数:8発
- 価 格¥386,640(20挺完全限定)
- お問い合わせ先:B.W.C.
TEL03-5828-8848
TEXT:毛野ブースカ
この記事は2019年3月号 P.91より抜粋・再編集したものです。