2019/02/24
【新製品紹介】Arcturus AKB-15
超進化形AK?大幅にモダナイズされた強烈なシルエットが刺激的!
まさかの実在モデルを再現!
一見するとMASADAのようなこのAKB-15だが、グリップ周りやマガジンをみるとそのままAK系である。非常に特徴的なシルエットを持つこのモデルは、スロベニアのAREX社が製造しているれっきとしたAKファミリーの一員なのである。フロントまで到達した非常に長いトップカバーとM-LOK規格のハンドガードを有するフロント周り、そして特徴的なストックを採用したリアエンド。それらと対をなすようなAKそのもののレシーバーが興味深い。世には様々なモダナイズの手法があるが、これほど合理的かつ大胆なモデルはなかなかお目に掛かれない。
トップレールがフロントエンドからリアエンドまで伸ばされているので、光学照準器も選ばない
ストック部とバレル基部にあるピンを抜くと、トップカバーを外すことができる。少々大げさだが、これが高い剛性感の一助となっているのだ
AK系の印象を覆すフロント周り。ただただカバーしているだけでなく、機能的な裏付けに基づいたデザインだ。サイドはM-LOK規格となっている
ハンドガードの基部にあるブランドロゴ上にあるピンが、トップカバーをロックしているピンだ。嵌合は精緻で、ガタツキなど存在しない
このモデルのシルエットを印象づけるストック。MASADAそのもののストックをこのAKB-15は採用しているのだ
折りたたみも可能なのがこのストックの特徴だが、グリップする手やセレクターに干渉してしまうので、持ち運びやすさを重視した仕様であろう
特徴的なセレクターとボルトがAKファミリーであることを物語る。シルエットはAKから脱却しているが、インターフェイスは踏襲している
レシーバー左面は非常にアッサリとしている。良く見ればレシーバーはAKそのものだが、レシーバーカバーの印象がより強烈なのである
インターフェイスはAK系を踏襲
見た目通りのガッシリとした印象は、アルミ製のトップカバーやハンドガードに起因する。触ったフィーリングもよく、また拡張性も高い。トップカバーは2本のピンによって本体に結合されており、バッテリーを脱着する際は必ず外す必要がある。ストックもトップカバーと一体になっているので少々大げさな印象だが、操作そのものはそれほど難しくはない。ファイアリングに関するインターフェイスはAK系そのものなので、使用に関して戸惑うようなことはないだろう。それ以上に、延長されたトップカバーによるサイトシステムとの親和性は、多くのAKファンにとって福音になるに違いない。ガッチリと本体と嵌合されるのでガタつくこともなく、ハードな使用にも耐えうる剛性を達成しているのだ。AK系カスタムの中でも最先端といえるこのスタイルが持つ説得力は、オーナーにこそ味わう権利があるのだ。
グリップはMOEタイプのグリップをチョイス。スムースながらもしっかりとしたグリッピングが可能なデザインとなっている
同梱されているサイトはMBUSタイプサイト。フロント側で上下調整も可能で、バックアップ用途だけではもったいないほどだ
AK系ではなじみあるポジションにバッテリーが収まる。この部分だけ見れば、比較的オーソドックスなAK系に属することが分かるだろう
DATA
- 全 長:890mm/940mm(ストック展開・伸張時)
- 重 量:3,800g
- 装弾数:500発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:エアソフト97
TEXT:モロ☆
この記事は2019年3月号 P.76~77より抜粋・再編集したものです。