エアガン

2023/03/04

スモルトリボルバーのスクエアバット版をガスガンで「タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット HW Ver.3ガスガン」

 

PPCカスタムの名手が生んだハイブリッドリボルバー「スモルト」

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン

 

 1970年代から80年代にかけて月刊Gun誌などを中心に紹介され、日本で広く知られるようになったPPC(ポリス・ピストル・コンバット)マッチ。現在でも警察関係者を中心に全米大会が開催されている。PPCマッチは使用する銃によってクラス分けされており、日本で人気のある「PPCカスタム」はカスタムできる範囲が広いオープンクラスリボルバークラスの銃である。それに対してほぼ市販状態の6インチバレルのリボルバーを使うクラスはディスティングイシュットクラスと呼ばれていた。

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン

 

 そこで使われた銃のひとつにスミス&ウェッソンのKフレームにコルトパイソンのバレルを組み合わせた「スモルト(SMOLT)」(日本ではスマイソンと呼ばれることが多い)と呼ばれるリボルバーがあった。特にPPCカスタムで名を馳せたビル・デイビスが作ったスモルトは人気を博した。

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン
実銃は精度が高いとされるコルトバイソンのバレルは、射撃時の跳ね上がりを抑えるフルラグと、陽炎を防止するベンチレーテッドリブが付いているのが特徴

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン
コルトに比べてメリハリのあるトリガープルが特徴のS&Wアクション。Kフレーム右側のアドレスは実銃同様となっている

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン
S&Wのモノグラムはフレーム左側、シリンダーラッチ下部に施されている

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン
前面にグルーブが入ったワイドトリガーはターゲットシューティング向けとされている

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン
指かけ部分が広げられたワイドハンマーはシングルアクション時のハンマーコックがしやすい

 

クラシカルな雰囲気が味わえるスクエアバット仕様をラインアップ

 

 この両銃のいいとこ取りをしたハイブリッドリボルバー・スモルトをタナカはペガサス式ガスガンで再現。前作ではラウンドバットフレームをベースに製作されていたのに対して、今回リリースされるモデルはスクエアバットフレームをベースに製作。さらにワイドハンマーとワイドトリガー、オーバーサイズグリップ、レッドインサート付きフロントサイトを装着。往年のリボルバーらしいオールドスクールなフォルムとなっている。

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン
スクエアバットフレームにオーバーサイズグリップというクラシカルな組み合わせ

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン
安定した実射性能を生み出すVer.3仕様のシリンダーをスイングアウトさせたところ

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン
前作のフロントサイトではインサートなしだったが、このモデルはレッドインサート付きとなった

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン
ブレードにホワイトラインが入ったリアサイトは実銃同様に上下左右の微調整が可能

 

 さらに最新のVer.3仕様なので、リアルな刻印と、気温に左右されにくい手応えのある実射性能が得られる。リボルバーマニアなら手に入れておきたい1挺だ。

 

タナカ スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン

 


 

タナカ
スモルトリボルバー 4インチスクエアバット ヘビーウエイトVer.3ガスガン

 

DATA

  • 全長:291mm
  • 全高:150mm
  • 全幅:36mm
  • 重量:800g
  • 装弾数:12発
  • 価格:¥32,780(2023年3月中旬発売予定)
  • お問い合わせ先:タナカ

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
MODEL:芽衣(Mei)

PHOTO:須田壱
MAKE UP:伊達美紀

撮影協力:バトルシティ

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年4月号 P.90~91に掲載されたものです。

 

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