2023/03/07
【実銃動画】SIG SAUERが手掛けるコンパクト1911「SIG SAUER P238」
コンパクト1911×SIG SAUER
優れたハンドガンプラットフォームとしてアメリカでは絶大な人気を博している1911には、これをミニチュア化させたモデルが多数存在する。SIG SAUER P238はその中でもトップクラスの性能を持つ製品のひとつだ。今回はこのハンドガンをご紹介、さらに実射動画もご覧にいれよう。
SIG SAUER P238
2004年にSIGはGranite Series Railの頭文字をとりGSRと呼称する独特なデザインのスライドを持つ1911を発表した。
カスタム1911に用いられるスライド、フレームとして高い人気と信頼を得ていたCaspian Arms(キャスピアンアームズ)と手を結び、組み上げられたアクセサリー
レイル付きの1911は、P220シリーズのスライドの意匠を受け継ぎ、元となったオリジナル1911よりも角ばりSIGらしさが演出された。
GSR の名が語るようにフレーム一体型のピカティニーレイルを備え、また大型の外装式エキストラクターを備えているなど特徴を持つが、それ以外は1911の設計そのものであった。
しかしキャスピアン製パーツの擦り合わせに時間を要し、生産性は大変悪く、この事が主要パーツの自社製造の道を早めていった。GSRはレボリューションシリーズと名を変えてレイル無しフレームや、トラディショナルと呼ぶ従来型スライド付き、コンパクトサイズや.45ACP以外の口径、特殊仕上げのモデルなどバリエーションの展開が加速していった。同社は現在、単に1911シリーズと呼称を改めて、GSR系スライドと通常スライドからなる各種モデルを提供している。
2009年のSHOT SHOWにてSIGはさらなる1911系の新製品を発表する。それがサブコンパクトモデルの要望に応え、コルトムスタングのコンセプトに強い影響を受けた新型.380ACPオート、P238であった。通常サイトの他にSIGLITEナイトサイト付きも選べるステンレス製スライドはSIGの温めてきたGSR系のデザインを受け継ぎSIG1911の小型版そのものの外観であった。
※月刊ガンプロフェッショナルズ2023年3月号より
実射動画
他にも月刊ガンプロフェッショナルズでは様々な実銃レポートを掲載している。気になる方はぜひ月刊誌をチェックしていただきたい。
TEXT:ガンプロフェッショナルズ編集部
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