エアガン

2023/02/16

名高いハイキャパシティオートの魅力が満載「KSC Cz75ファーストバージョン ABSガスブローバックガン」

 

傑作オートの希少な初期型をリアルに再現

 

KSC Cz75ファーストバージョン ABSガスブローバックガン

 

 チェコスロバキアのオートマチックピストルCz75は「ワンダーナイン」と呼ばれるダブルアクション&シングルアクション、9mmパラベラム弾を使用するハイキャパシティオートの代名詞的存在だ。とくに初期型は旧共産圏の国らしくコストを考慮せず品質重視で製造されたため世界にその評判が広がった。日本にも熱狂的なファンが多く、早くから数々のトイガンメーカーが製品化してきた由緒ある傑作オートである。

 

リアリティと作動性を両立。KSCらしいコダワリが凝縮した1挺

 

 実銃のCz75は後に量産性向上を目的に素材を変更したため、初期型のスライド形状では強度を確保することが難しくなりスライド先端の絞り形状の変更を余儀なくされた。変更前の前期型を「ファースト(1st)バージョン」、後期型を「セカンド(2nd)バージョン」と呼んで区別されており、コレクターの間ではファーストバージョンが高値で取引されている。

 

KSC Cz75ファーストバージョン ABSガスブローバックガン

 

 KSCは前期型・後期型どちらもトイガン化している。今回取り上げるのは前期型、ファーストバージョンのABS樹脂モデルだ。直線と曲線が絶妙に混ざり合ったスマートでアナログテイストなフォルムはもちろん、トリガーガードの付け根まで削り込まれたハイグリップをNCマシンを用いて樹脂成型ラインを排除してリアルに再現。スムーズなダブルアクションに加えてCz75の特徴であるコックアンドロックも可能だ。

 

KSC Cz75ファーストバージョン ABSガスブローバックガン
フレームとスライド前部の大胆なカットが特徴的なファーストバージョン。後期型で変更されてしまったこの部分をガスブローバックガンで忠実に再現している

 

KSC Cz75ファーストバージョン ABSガスブローバックガン
トリガーはシングル/ダブルアクション。実銃同様にコックアンドロックが可能

 

KSC Cz75ファーストバージョン ABSガスブローバックガン
フィールドストリップしたところ。リコイルスプリングはフラットタイプが採用されている

 

KSC Cz75ファーストバージョン ABSガスブローバックガン
ダイキャスト製のマガジンの装弾数は23発

 

 内部にはフルサイズ15mm内径のシステム7エンジンを搭載。手首にビシッとくるシャープなブローバックが体感でき、新型ラバーチャンバーにより高い命中精度を生み出している。

 

KSC Cz75ファーストバージョン ABSガスブローバックガン
システム7エンジンによる9mmオートらしいスピーディーなブローバックは圧巻

 

 実銃では希少価値がますます高まるCz75ファーストバージョンだがトイガンなら今も手軽に手中に収めることができる。名高い傑作オートの魅力を存分に味わってほしい1挺だ。

 

KSC Cz75ファーストバージョン ABSガスブローバックガン

 


 

KSC
Cz75ファーストバージョン ABSガスブローバックガン

 

DATA

  • 全長:206mm
  • 全高:149mm
  • 全幅:36mm
  • 重量:715g
  • 装弾数:23発
  • 価格:¥23,100
  • お問い合わせ先:KSC

 

TEXT:アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年2月号 P.101をもとに再編集したものです。

 

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