2019/01/19
KSC P230ヘビーウエイト 【2019年2月号掲載】
ベーシックモデルをHWでリニューアル
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
中型オートの定番モデル
SIGのP230は、1977年、警察用として開発された中型拳銃。コンパクトなサイズながら、一般的な中型拳銃用の.380 ACP(9mm×17、9mmクルツとも)弾よりも威力のある9mm×18ポリス弾を撃てるように設計されている。日本の警察でも日本仕様モデルが採用されており、知名度も人気も高い。ダブルアクション機構が搭載され、独立した手動安全装置は装備していない。その代わりフレームのデコッキングレバーで安全にハンマーをダウンできる。1980年代の代表的中型拳銃だが、現在でも映画などで時々見かける。1996年には改良型のP232が登場した。
ドイツ統一後を示すMADE IN GERMANYの刻印がある
スライド右にはSIGARMSと9mm kurzの刻印
射撃性能だけでなくリアルさも追求
様々なP230/P232を作っているKSCが今回リリースするのは、1990年のドイツ統一後に作られたMADE IN GERMANYと刻印のあるモデル。社名もSIGARMSになっている。いわばベーシックなモデルだが、待望のヘビーウエイト化だ。もちろんこれまでにアップデートされた要素はすべて取り込まれている。また標準装備されるマガジンは、実際にプレス加工で作られたケースを外装したプレミアムマガジン。サイズ感を超えた重厚なブローバック作動と、モデルガンのように細部までこだわったリアルさが楽しめる1挺だ。
まるで動きそうな別部品のエキストラクター。赤いインジケーターが印象的
プレスのスチールケースを外装したプレミアムマガジンを標準装備
DATA
- 全 長:169mm
- 全 高:122mm
- 全 幅:34mm
- 重 量:500g
- 装弾数:12発
- 価 格:¥18,360
- 商品のお問い合わせ先:KSC
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:青宮鑑
HAIR&MAKE UP:西田聡子
撮影協力:サバゲフィールドF2 プラント
この記事は2019年2月号 P.76より抜粋・再編集したものです。