2022/08/06
ソビエト連邦の傑作小銃、モシンナガンを再現「S&T M1891/30モシンナガン」
旧ソ連の制式ボルトアクションライフル
日本軍の三八式歩兵銃を筆頭に、モーゼルKar98kやスプリングフィールドM1903、リーエンフィールドNo.1 MkIII* など第一次世界大戦から第二次世界大戦まで活躍したボルトアクションライフルをエアコッキングガンで再現しているS&Tから、待望のM1891/30モシンナガン(以下モシンナガン)が登場した。
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
実銃のモシンナガンはセルゲイ・モシン大佐と、「ナガンM1895リボルバー」でその名を知られるベルギー人の技師エミール・ナガン&レオン・ナガン兄弟によって開発され、帝政ロシア時代の1891年に制式採用された(名称はM1891)。口径は7.62mm×54R、装弾数は5発。そんなソ連の傑作小銃であるモシンナガンをS&Tはエアコッキングガンで再現した。
リアルな外観にエアガン独自のファンクションを搭載
今回S&Tが再現したモデルは、ソビエト連邦時代の1930年に各部を改良を施して採用されたM1891/30と呼ばれるもので、第二次世界大戦におけるソ連軍の主力小銃であった。バリエーションとしてスコープを装着した狙撃銃と、バレルとフォアエンドを短くした騎兵銃があり、映画などの影響から“モシンナガン=狙撃銃”というイメージが強い。
スラリと伸びたフォアエンドや独特な形状のストックは実銃と同じく木製。マガジンは実銃と同じポジションに設けられており、着脱式マガジンの装弾数は37発。シルバー仕上げのボルトの中央付近に設けられたボルトハンドルやレシーバーの形状などリアルに再現。
コッキングストロークは短めで素早く連射できる。チャンバーパッキンはVSR型となっておりチューニングしやすい。三八式歩兵銃と同様、全長は1.2mを超えており、マズル付近まで伸ばされたフォアエンドとあいまっていかにも歩兵銃らしさが漂う。オールドガン好きならコレクションに加えておきたい1挺だ。
S&T
M1891/30モシンナガン エアーコッキングライフルリアルウッド
DATA
- 全長:1,238mm
- 重量:3,400g
- 装弾数:37発
- 価格:¥58,300
- お問い合わせ先:UFC e-mail:wholesale@ufc-web.com
TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2022年9月号 P.24~25をもとに再編集したものです。