2022/06/24
編集部おすすめ!サバゲーマー向けFPSをまとめてみた
サバゲーマーの諸君! 雨が降ったらガスブロ、寒ければ電動、さらに過酷な状況ならエアコキと、あの手この手で意地でもサバゲーをするサバゲーフリークの諸君!
どんなに悪天候でも、または遠方の人とでも遊べるFPSゲームというものをご存知だろうか。え、知らない人はいない? …確かにそうかもしれない。
だが、サバゲー好きに向いているFPSゲームについて考えたことがあるだろうか。
フィールドで会う人は、恐らく大多数の人がFPS経験者だろう。今からFPSゲームを始めるとして、一体どのゲームにどんな特徴があるのか、なかなか今さら聞きづらい。でも流行遅れだと思われるのは絶対に嫌だ…! あとどうせやるなら好みのゲームにしたい!!
そんなワガママなあなたに、編集部よりサバゲーマー視点で著名なFPS/TPSゲームを紹介しようと思う。ここで紹介しているもの以外にも名作FPS/TPSゲームは存在するが、あくまでも筆者の独断と偏見によるものなので、その辺はお許しいただきたい。
Apex Legends
配信元:エレクトロニック・アーツ
© 2022 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Respawn, the Respawn logo, and Apex Legends are trademarks of Electronic Arts Inc.
サバゲーマーreview
銃のリアルさ★★☆☆☆
ストーリー性★★☆☆☆
サバゲーテク★★★★☆
FPSゲームをやっていなくても知ってる人も多い『APEX』。2019年より配信され、PCやPS4&PS5、Xbox oneやスイッチなど多岐に渡るプラットフォームが対応しているのが魅力。
ゲーム内容は、3人1チームとなり最大20チームでのオンライン対戦ができるバトルロイヤル形式がメインとなっている。フィールドは徐々に小さくなり、生き残った1チームが勝利となる仕組みだ。友達とタッグを組むのも良し、マッチングで知らない人と即席タッグを組むのも良し。サバゲー的にはスリーマンセルを組んで遊ぶことも可能だろう。
実装されている武器は近未来な形の架空銃が多いものの、実銃を元ネタにしているものも数多くあるため、サバゲーマー的には「これはP90っぽい…!」などニンマリしてしまうこと間違いなしだ。
また昨年に3vs3で遊べるアリーナモードが追加され、さらに盛り上がりを増している様子。ぜひプレイしてみてほしい。
バトルフィールド2042
配信元:エレクトロニック・アーツ
©2022 Electronic Arts Inc. EA , the EA logo, the DICE logo, Ripple Effect Studios and Battlefield are trademarks of Electronic Arts Inc. いかなる武器、乗り物、装備の製造者も、このゲームと提携、このゲームを後援、または協賛するものではありません。
サバゲーマーreview
銃のリアルさ★★★☆☆
ストーリー性★☆☆☆☆
サバゲーテク★★★☆☆
バトルフィールド、通称BFは、2002年の『バトルフィールド1942』から13作続くシリーズものだ。ここでは昨年発表された最新作『バトルフィールド 2042』についてレビューしていこう。
前作『バトルフィールドⅤ』では第二次世界大戦を舞台としたストーリーだったが、今作は近未来の戦争を舞台としている。PC、PS4&PS5、Xbox Series Xなどマルチプラットフォームで展開している今作の特徴は、何といっても最大128人同時対戦(PC、PS5、Xbox Series X )というシリーズ最大のボリュームで展開するオンライン対戦だろう。大人数対戦が売りのBFシリーズだが、今作では今まで以上にド派手な戦闘が展開される。戦場のグラフィックも非常にリアルに表現されており、高い没入感を演出してくれている。
使用可能な銃器は実在のものが多いが、中でもSIG MCXがM4カービンの後継として「M5A3」の名前で登場したり、SCAR-Hに専用のグレネードランチャーが標準装備されていたりと、近未来を舞台にしている今作ならではのミリタリー要素にサバゲーマーならニヤリとしてしまうはず。
リリース後からコンスタントにアップデートが行なわれており、今後も注目の1作となっている。
レインボーシックス シージ
発売元:Ubisoft
© 2015 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Tom Clancy’s, Rainbow Six, The Soldier Icon, Ubisoft and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries. Microsoft, the Xbox Sphere mark, the Series X logo, Series S logo, Series X|S logo, Xbox One, Xbox Series X, Xbox Series S, and Xbox Series X|S are trademarks of the Microsoft group of companies. “PlayStation LOGO”, “PlayStation”, “PS5 LOGO” and “PS4 LOGO” are registered trademarks or trademarks of Sony Interactive Entertainment Inc.
サバゲーマーreview
銃のリアルさ★★★★☆
ストーリー性★☆☆☆☆
サバゲーテク★★★★☆
『レインボーシックス』シリーズはトム・クランシーの同名小説を原作とするFPSシリーズ。プレイヤーは多国籍特殊部隊「レインボー」の指揮官となり、対テロ任務を遂行していく。作風はリアルさを重視しており、頭部への被弾で即死するなど全体的にシビアだが、そうした歯ごたえのある難易度が人気のシリーズでもある。登場する銃器は実銃がほとんどで、カスタムパーツも実銃に即している。王道のM4やMP5などはもちろん、中にはサバゲーマーやミリタリーマニアも思わず食いついてしまうような非常にマニアックなモデルも登場している。
『レインボーシックス シージ』(PC、PS4/5、Xbox one/Series X)はシリーズ内でもオンライン対戦に重点を置いた作品となっており、プレイヤーは各5人ずつのチームに分かれ、施設に突入し制圧を目指す攻撃側と施設内にトラップを設置し迎え撃つ防衛側を交互にプレイしていく。リアルながらスピーディなゲーム展開が話題を呼び、発売から6年が経った今でもeスポーツで人気の作品となっている。
登場するオペレーター(キャラクター)達は各国特殊部隊からレインボー部隊に引き抜かれた設定であり、オペレーター選択画面ではイギリス陸軍のSASやアメリカ海軍のNavy SEALs、日本警察のSATなど実在の特殊部隊の名前がずらりと並ぶ。装備も各オペレーターの出身部隊に準じており、SASはL85、SEALsはSCAR-Hを使用するなど非常に「わかっている」チョイスがなされている。再現装備の資料にも持ってこいだ。ほかにも、カバーから体を傾けて覗き込む「リーン」や裏取りルートからの進攻など、サバゲーでも役立つテクニックが多く見られる。逆に、サバゲーで慣らした猛者たちは『シージ』の戦場でも活躍できるかも……!?
また、今年1月にリリースされた最新作『レインボーシックス エクストラクション』(PC、PS4/5、Xbox one/Series X)では『レインボーシックス シージ』の世界観を引き継ぎつつ、従来作とは打って変わってレインボー部隊とエイリアンの戦いを描いたSF色の強い作品となっている。こちらはオンラインでの3人協力プレイがメインとなっているため、友達を誘って遊んでみてはいかがだろうか。
Halo
発売元:マイクロソフト
© Microsoft 2022
サバゲーマーreview
銃のリアルさ★★★☆☆
ストーリー性★★★★★
サバゲーテク★★☆☆☆
『Halo』シリーズは西暦2500年代を舞台に、地球に侵攻してきた異星人連合「コヴナント」と人類の激しい戦いを描くFPSだ。プレイヤーはパワードスーツを纏う強化兵士・スパルタンの「マスターチーフ」を操作し、コヴナントとの戦いに身を投じていくこととなる。開発元である米国では非常に高い人気を誇り、マスターチーフも国民的キャラクターとして親しまれている。そうした人気を裏付けるように、『Halo』以前の戦いを描く『Halo:Reach』やリアルタイムストラテジー『Halo Wars』などのスピンオフも多数発売されている。
現代から数世紀未来の物語であるため、登場する銃器ももちろん架空のものだ。しかし、その銃器のデザインが非常にリアルであることはサバゲーマー的にも見逃せない。各所にFN F2000のような特徴を持つブルパップ式のアサルトライフルやバレット M82を正統進化させたような印象のスナイパーライフルなど、登場する銃にはどことなく現代銃器の系譜を感じる。また、強化兵士スパルタンが装着する「ミョルニル アーマー」は非常にミリタリー感あふれるデザインとなっており、これをモチーフに実際にアーマー装備を製作するサバゲーマーも多い。SF装備に挑戦したいサバゲーマーなら遊んでみて損はないシリーズだ。
最新作である『Halo Infinite』(PC、Xbox One/Series X|S、クラウド(Xbox Game Pass Ultimateへの加入が必要))は環状惑星「ゼータ ヘイロー」を舞台に、マスターチーフと新たな敵「バニッシュド」の戦いが描かれる。キャンペーンモードではシリーズ初となるオープンワールド要素が採用され、敵の要塞に単身潜入するか、友軍を集めて正面から突入するかなど自由な探索・攻略が楽しめる。
もう一つの目玉であるマルチプレイヤーでは、多種多様な武器を使い様々なルールで遊ぶことができる。Xbox One/Series X|S版とPC版およびクラウド版を遊んでいるプレイヤー同士でマッチングできるクロスプラットフォーム ゲーミングにも対応しているので、違うハードで遊んでいる友達と一緒に戦うことができるのも魅力の一つだ。しかもマルチプレイヤーは基本無料で遊ぶことができ、さらに話題のサブスクサービス「Xbox Game Pass」に登録すればキャンペーンモードもプレイできるので、今までシリーズに触れてこなかった方にも是非遊んでみてほしい。
コールオブデューティ
発売元:ソニー・インタラクティブエンターテイメント
© 2022 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION、CALL OF DUTY、CALL OF DUTY VANGUARD、CALL OF DUTY BLACK OPS、CALL OF DUTY WARZONE、WARZONEはActivision Publishing, Inc.の商標です。その他の商標や製品名はその所有者に帰属します。
サバゲーマーreview
銃のリアルさ★★★☆☆
ストーリー性★★★★★
サバゲーテク★★★☆☆
『コールオブデューティ』(CoD)シリーズは2003年に発売された1作目を皮切りに、毎年新作がリリースされている超大作FPSシリーズだ。
作品ごとに様々な年代をテーマとしているのが特徴のひとつで、過去は第二次世界大戦から未来は宇宙戦争まで、幅広い世界観で展開されている。そうした舞台で描かれるキャンペーンモードはいずれの作品でも映画さながらのストーリーが好評を博している。
シリーズ最新作である『コールオブデューティ ヴァンガード』(PC、PS4/5、Xbox one/Series X)では第二次世界大戦を舞台にしたストーリーが展開され、連合国の多国籍特殊部隊・「ヴァンガード」の活躍が複数の視点から描かれている。実際の二次大戦で使われた銃器が使用でき、ドイツの重戦車・ティーガーや急降下爆撃機・スツーカが強敵として立ちはだかるなど、ツボを押さえた展開は二次大戦好きならテンションが上がること間違いなしだ。
もちろん従来作同様マルチプレイにも力が入れられており、キャンペーンでも使用可能な二次大戦で活躍した各国の銃を様々なパーツを用いて自分好みにカスタマイズできる。まるで現代のパーツでモダナイズ(近代化)したようなカスタムも可能であり、サバゲーマーのカスタム意欲も刺激されるのではなかろうか。ゲーム内でのカスタムをヒントにエアガンをカスタマイズしてみるのも面白いだろう。
ファークライ
発売元:Ubisoft
© 2020 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Far Cry, Ubisoft and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.
サバゲーマーreview
銃のリアルさ★★★☆☆
ストーリー性★★★★★
サバゲーテク★★★☆☆
『Far Cry』(以下、ファークライと表記)シリーズはUBIが販売しているオープンワールド型FPSゲームだ。シナリオ進行と関係なくワールド内を自由に探索できる高い自由度と狩猟や乗り物集めといった豊富なやりこみ要素が魅力であり、シリーズ累計売り上げ2000万本以上を記録している大ヒットタイトルである。シリーズを通して基本的にゲリラ戦を行なうゲームシステムを踏襲しており、独裁者率いる正規軍やカルト教団、海賊といった敵対勢力の拠点を制圧し、占拠された地区を解放していくというのが大まかなゲームの流れとなっている。
M1911やM4系アサルトライフルといったスタンダードな銃器の他にTEC-9やマカロフといったマニアックなものやアーチェリーなどの特殊武器も登場。プレイヤーがどのような武器と戦法を選択して拠点を制圧するのか、プレイスタイルの縛りなどは一切存在しないため、心ゆくまで「自分らしい」戦いを楽しめる。敵の拠点も人工物が乱立する工場や見晴らしの良い山岳地帯の防衛陣地だったりと種類が豊富であり、偵察を行ないどこから攻めるかと侵入ポイントを見定める楽しみもある。状況分析や立ち回りなどの要素も多く、サバイバルゲーマーのスキルアップにも役立つゲームといえるだろう。
メタルギア ソリッド
発売元:KONAMI
©Konami Digital Entertainment
サバゲーマーreview
銃のリアルさ★★★★☆
ストーリー性★★★★★
サバゲーテク★★☆☆☆
最後にFPSではないものの、多くのファンを持つ名作ステルスアクションゲーム『メタルギア ソリッド』(MGS)シリーズを紹介しよう。
今まで紹介してきた作品はいずれも海外メーカーによって作られたいわゆる「洋ゲー」であるが、本シリーズは日本企業であるKONAMIによって製作された「和ゲー」である。日本製ではあるものの、ハリウッド映画顔負けの重厚なストーリーや個性豊かなキャラクター、奥深いゲームシステムによって他の洋ゲーにも劣らぬ高い人気を誇っている。
ステルスアクションというだけあって、「敵を倒す」のではなく「敵に見つからないよう進む」ゲーム内容が最大の特徴だ。空のマガジンを投げて敵の注意をそらしたり、ロッカーや段ボール箱(!)の中に隠れて敵をやり過ごしたりと、ありとあらゆる手段で敵を欺き進んでいくゲーム設計は斬新かつ奥が深く、その後発売される多くのFPSにも影響を与えた。
サバゲーマーにオススメしたい要素として、『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』と『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』以外の作品では実銃が登場しており、装備・カスタマイズ画面では作り込まれた3Dモデリングと読み応えのある解説を堪能することができる。他にもムービーシーンでは、モーションキャプチャーを用いてリアルな戦闘テクニックを再現しているなど、ミリタリーマニアも納得の要素が多数存在する。むしろ、このゲームがきっかけでミリタリー好きになったというゲーマーも多いのではないだろうか。いずれにせよ、ゲーマー・サバゲーマーどちらも遊んで損はない、それどころか遊ばなければ損をするほどの超名作であることは間違いない。
いかがだっただろうか。
なるべく簡単に、かつサバゲーマー視点でご紹介させていただいたので、さらに詳しい情報などは各ゲーム公式サイトにてチェックしてもらえれば有難い。
また、「FPS好きだけどエアガンを持っていない」「エアガンを買いたいけど何を買ったらいいのか分からない」「手入れなどのハードルが…」という方にお薦めなのが、弊社より出版しているFPSがもっと楽しくなる!銃器の基本だ。
この書籍では銃器の種類や各部の名称、サバゲーに必要な装備や構え方を紹介しているほか、FPSゲームに出てくる銃の元ネタになったと推測される銃を多数掲載している。これからサバゲーをはじめたい人、FPS好きな人にはぜひお手に取っていただきたい。