エアガン

2022/06/01

赤外線で敵を撃つ!! 最新のサバゲーデバイス「B2i」の魅力

 

サバゲー×赤外線=未知の体験

 

 科学技術は日進月歩であり、新たに開発された技術は日々の生活を豊かにし、また娯楽にも反映されて人々を楽しませてくれる。それはサバイバルゲームにおいても例外ではない。今回紹介するB2iは赤外線を利用したサバゲーデバイスであり、当たっても痛くないのが特徴だ。その魅力をたっぷりとお伝えしよう。

 

 


 

B2iとは?

 

 エアガンを使用するサバイバルゲームはリアルなシューティングが楽しめる一面、当たり判定が自己申告であること、また、使用できる施設に限りがあることから、エンターテイメントとしては様々な制限が存在する。

 そこでそのサバゲーに赤外線を取り入れることで、別の魅力を引き出そうと進みだしたのが、サバイバルゲーム赤外線化プロジェクト「B2i」だ。サバイバルゲームの中に技術を取り入れ、FPSゲームのような魅力も生み出す新感覚のデバイスになっている。

 

仕組みとしては単純だ。B2iの送信機をエアガンに取り付ける

 

送信機をつけた状態で、受信機を撃つ。すると受信機が赤く発光し電子音が鳴る。これがいわゆる「ヒットを取られた」状態だ

 

 BB弾を使わないため、ゴーグルやマスクをつける必要はない。また赤外線はBB弾に比べて遠くまで届き、弾道は常に真っ直ぐだ。今までにないサバイバルゲームの楽しみ方をすることができる。その性能については、詳しく検証したレポートがあるのでそちらを参考にしていただきたい。

 

『B2i』性能の徹底検証レポートはこちら

 

 では、赤外線×サバゲーを楽しむための、B2のデバイスについて紹介させていただこう。

 

B-i0001

B2i STANDARD

 

 

  • サイズ:約38mm×38mm×200mm
  • 重量:約190g
  • 有効射程:~120m (使用環境により変化)
  • 命中径:Φ30cm~Φ50cm (最長射程での照射範囲)
  • バッテリー : 8.4Vニッケル水素電池、もしくは7.4Vリチウムポリマー電池に対応

 

 エアソフトガンに取り付けるだけで簡単に赤外線銃化できるサプレッサー型の赤外線送信機。14mm逆ネジ仕様で、着脱も簡単になっている。射程距離は天候に左右するものの、およそ100m先まで赤外線を届ける出力を有している。BB弾は込めず、セミオートオンリーで使用する。

 

カバーを取り外すと中から本体を取り出せる

 

カバーを外すとバッテリースペースが

 

小型のモデルなら本体に収納可能だ。付属の延長コードを使えば大型のバッテリーをエアガン本体に外付けすることも可能

 

バッテリースペースの上にはダイアル。これで照準の調整を行なえる

 

B-i0002

B2i MAIN RECEIVER

 

 

  • サイズ:約45mm×75mm×36mm
  • 重量:約42g
  • バッテリー:リチウムポリマー電池(約100mAh)を内蔵

 

 頭部へ装着して使用するB2i専用の赤外線受信機。付属のゴムバンドを使用して頭部へ装着できる。また対応するマウントを介してヘルメットなどに装着も可能。軽量なので、頭部に装着してゲームを行なっても違和感が少ない。付属のコードで充電できる。

 

B-i0003

B2i SUB RECEIVER

 

 

  • サイズ:
    [ユニット1個] 約30mm×45mm×22mm
    [ケーブル] 全長約925mm
  • 重量:約56g

 

 3つの赤外線受信機から構成されるB2i専用の赤外線受信機の拡張ユニット。B2i MAIN RECEIVERと接続して頭部へ装着することで、前方だけではなく左右と後ろ方向からの被弾を検知することができる。付属のマジックテープで固定することもできるが、ヘルメットのレールにも装着することができる。

 

主機と子機を付属のヘッドバンドに装備するとこのようになる。ヘッドランプのような見た目なので幅広い装備に違和感なくフィットしそうだ

 

ヘルメットにも対応可能。こちらの方が装着時に違和感はない

 

B-i0004

B2i CARRYING CASE

 

 

  • サイズ : 約280mm×170mm×50mm
  • 重量 : 約270g

 

 ここまで紹介したデバイスを全て収納できる専用ケース。ベルトやカラビナも取り付けられているので、様々な持ち運び方が可能。表面はベルクロ仕様であり、内部は収納部の他にメッシュポケットがあり、バッテリーなどを収納できる。

 

ぴったり収納でき、がたつく心配はない。安全にB2iデバイスを運搬できるツールだ

 

B-i0005B2i

SMART PHONE CASE

 

 

  • サイズ:約475mm×175mm
  • 重量:約92g

 

 B2iデバイスはそれぞれBluetoothが内蔵されており、スマートフォンの専用アプリケーションを介することでさまざまな楽しみ方ができる。その際、ゲーム中にスマートフォンを持ち運ぶのに便利なのが、このケースだ。ベルクロ付きバンドで腕にしっかり固定でき、コイルチェーンがあるため、脱落の心配もない。スマホは最大のサイズで、iPhone12 Pro Maxを収納できる。

 

収納部とバンドはベルクロで固定。収納部だけをベルクロで装備に固定することもできる

 

バンドはベルクロで腕のサイズに応じて調整可能。裏面には滑り止め仕様だ

 

B-i0008

4.8 CAP SET

 

 

  • 黄:4mmの穴
  • 赤:8mmの穴

 

 B-i0001 B2i STANDARDの先端部に取り付けられるアダプター。これを使用することで赤外線の出力を制限できる。フィールド環境に合わせたり、ハンデを付ける際にも使用することが可能。黄色を装着すると有効射程約40~50m、赤を装着すると有効射程約70~80m程度になる。

 

ぴったりはまってがたつく心配もない

 

B-i0007

B2i SHOOTER

 

 

 B2i専用のシューティングデバイス。B-i0001 B2i STANDARDを装着することで赤外線銃に早変わりする。ハンドガード下部、レシーバー上部にはピカティニー規格のレールがあり、各種デバイスを装着可能。グリップは小さめに設計しているので、手が小さな方でも持ちやすい。重量は約270g、B-i0001 B2i STANDARDを装着すると460gであり、ハンドガンの約半分の重量で取り回しやすい。まさに赤外線銃に相応しいデバイスだろう。こちらの製品は2022年7月発売予定だ。

 

デバイスの取り付け方は簡単。ハンドガードを外してから

 

B-i0001 B2i STANDARDを付属のOリングと共に装着するだけ

 

使用例。ちなみにハンドガード下にはアダプターがあり、そこに受信機(B-i0002 B2i MAIN RECEIVER)も装着できる

 


 

B2iの魅力

 

 B2iは赤外線をサバゲーに取り入れることで今までにない魅力を演出しているが、その他にも大きな魅力として未成年も使用できることが挙げられる。未成年への販売・未成年の所持が禁止されている玩具は商業施設などの建物では使用が禁止されている場所も多く、そのため専用の施設や屋外のサバゲーフィールドで遊ぶしかなかった。

 だが、B2iは赤外線を利用した玩具なので、利用制限がエアガンと比べてハードルが低い。今後はもしかしたら、デパートなどの一角に赤外線サバゲーを楽しむことができるスペースができるかもしれないのだ。

 B2iはさらなる普及に向けて、現在もアプリケーションの開発、アップグレードを続けている。また5月29日(日)にはB2i公式が初めて主催で行なった貸切イベント、BARTYが開催された。その模様は月刊アームズマガジン2022年8月号で掲載するので、もしよろしければそちらもご確認いただければ幸いだ。

 

軽装でも楽しめるB2i

 

もちろん重装備でも楽しめるB2i

 

笑顔あふれるB2iイベントは、月刊アームズマガジン2022年8月号をチェック!!

 

 進歩した技術を取り入れ、歩み続けるB2i。インドア、アウトドア問わずフィールドで利用する場所も増えており、今後目にする機会は増えていくだろう。今後注目すべきエンターテイメントの一つといえよう。

 

TEXT:珈琲

 

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