実銃

2022/02/23

【実銃】注目のグレネードランチャー「RMGL403」の威力を確かめる

 

一般人は所持できないグレネードランチャーの実射

 

 FERFRANS製のグレネードランチャー「RMGL403」は米陸軍で現用されているM203の40%の重量であり、アンダーバレル(M4の銃身下に装着可能)、スタンドアローン(単体での使用が可能)の双方に適応。特殊部隊や法執行機関も注目するグレネードランチャーだ。今回はその実射レポートを公開しよう。

 

FERFRANS RMGL403についてはこちら

 


 

モデルのイケダ氏

 

 通常、グレネードランチャーは一般人が所持することができないが、ファーフランスの厚意で、プラクティスラウンド(訓練弾)とはいえプライベートレンジで撃たせてもらえるという幸運を得た。このプラクティスラウンドというのは、チョークラウンドとも呼ばれるもので、着弾するとオレンジ色の粉が舞って着弾点を教えてくれるというものだ。

 

LOADING

 

バレルラッチを押して、前方にスライドさせる

 

発射後のケースはエキストラクターに引かれて自然落下するので、次弾をロードする

 

チャンバーに収まった状態

 

ティルトバックし、引き戻せば発射準備完了

 

SHOOTING IMPRESSION

 

 250ヤード(約229m)ほど先の山の中腹に地面の露出した部分があったので、サイトをアジャストしながら狙っていく。はじめはファーフランスの10.5インチバレルM4に装着した状態で撃っていたが、サイティングが難しいのでスタンドアローン仕様に変更して、アイアンサイトを使って撃つことにする。

 この10m×50mほどの岩肌を狙って3人交代で撃っていくのだが、これが意外と難しい。ブッシュや下草のある場所に着弾しても、オレンジの煙は見えないので、外れたことはすぐにわかってしまう。3人で20発ほどは撃ったであろうか、とうとう今回モデルを務めてくれたイケダさんが見事にヒットしてくれた。

 

発射の瞬間。マズルの先に弾頭が見える

 

狙うは250ヤード先の山の中腹。当てるのは難しい

 

ヒット! 青丸内にオレンジの煙が見えるだろうか。250ヤードほどはあるので、ずいぶん遠くに見える

 

 ちなみにファーフランスのM4モデルもまた優秀であり、フルオートでの撃ちやすさは画期的ともいえる。そこにグレネードランチャーまで加わるのである。こうなればもう無敵なので、有事の際にはファーフランスに逃げ込もう、なんて考えてしまうのであった。この素晴らしいグレネードランチャーは月刊アームズマガジン2022年2月号でさらに詳しく掲載している。そちらもぜひチェックしていただきたい。

 

TEXT & PHOTO:Hiro Soga

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年2月号 P.210~217をもとに再編集したものです。

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