実銃

2021/12/31

2021年最も注目を集めたエアガン&実銃ランキング

 

2021年、Arms MAGAZINE WEBで注目を集めた銃は?

 

 2021年が終わりを迎える冬。今年もさまざまなエアガンがリリースされた。また月刊アームズマガジンではさまざまな実銃を紹介、WEBでもその一部をご覧いただいてきた。ではその中で一番読まれたエアガン&実銃の記事は何だろうか? 今回はそのBEST5をそれぞれ公開しよう。

 


 

エアガン BEST 5

 

 2021年はさまざまなエアガンがリリースされ、話題を呼んだ製品も数多く見られた。では今年どのエアガンの記事が多く読まれたのだろうか? それを5位から順番にお見せしよう。

 


 

第5位

DOUBLE BELL

M607タイプ CAR-15 SMG電動ガン

 

 ベトナム戦争時代に登場したコルトM16には制式採用にならずに終わったカービン/マイクロカービンサイズのプロトモデルが複数存在する。もっとも有名なのがXM177だが、M16をそのままダウンサイジングしたかのようなスタイルのコルトCAR-15 SMGモデル607も知られている。ダブルベルはこれらの中からモデル607を電動ガンで再現した。時代を感じさせるディテールにも注目のエアガンだ。

 

詳しい記事はこちら

 

 

DOUBLE BELL M607タイプ CAR-15 SMG電動ガン

 


 

第4位

S&T

M249 PARA SPORTLINE AEG

 

 毛野ブースカが人気モデルやロングセラーのエアガン、モデルガンの特徴を探るコーナー「トイガン・マスターピース・ファイル」は本誌でも人気の記事の1つだ。その第1回で紹介した「S&T M249 PARA SPORTLINE AEG」が4位にランクイン。

 スポーツラインとは、日本で定着しつつあるエアガンのジャンルの1つだ。主に海外メーカーを中心にリリースされており、軽量な強化樹脂製ボディを採用、上位機種に比べて機能をオミットするなどしているが、比較的入手しやすい価格設定で初心者向けのエントリーモデルである。以前はそれこそスポーツラインといえば「安かろう悪かろう」的な製品が多かったが、最近では電子トリガーやFETが標準装備されているなど上位機種並みのスペックを持つ製品が多くなり、各社とも力を入れてラインアップの拡充を図っている。
 そんなスポーツライン系の電動ガンとして発売以来人気が衰えることがない製品が、S&TからリリースされているM249パラスポーツライン電動ガンだ。これまでは外観通りの重量感で使い回すにはかなりの体力が必要であり、LMGを使いたくでも使いにくい傾向があった。だが、このモデルの登場でそのハードルがぐっと下がったのである。詳しくは以下の記事をご覧いただきたい。

 

詳しい記事はこちら

 

 

S&T M249 PARA SPORTLINE AEG

 


 

第3位

ウエスタンアームズ

コルトスネークマッチ1911 ガスブローバックガン

 

 ウエスタンアームズが古くから作り続けている人気モデルの1つで、名作ステルスゲームで主人公が使用する銃がモチーフとなっているスネークマッチが第3位にランクイン。作中ではM1911A1をベースにカスタマイズされたものを入手した主人公が、その完成度の高さに惚れ込んだとされており、隠密工作用としてサイレンサー装着できるバレルに換装されているのが特徴的だ。さらにCQCを得意とする主人公が握ったナイフの柄と干渉するグリップ前方部分を削ったというナイフフィットシェイプも再現。そのほか設定された仕様を忠実に機械加工を駆使して再現している。

 

詳しい記事はこちら

 

 

ウエスタンアームズ コルトスネークマッチ1911 ガスブローバックガン

 


 

第2位

東京マルイ

2022年新製品

 

 2021年11月12日に「東京マルイ公式ch」にて配信された「マルフェスONLINEパート7」では注目の新製品が発表された。アームズマガジン編集部は東京マルイに取材し、その新製品をレポートさせていただいた。その記事はどれも多く読まれていたため、今回はその4製品をまとめて紹介する。

 紹介されたのは固定スライドタイプ・コンパクトキャリーガスガンシリーズの「LCPⅡ」「CURVE」、VSR-10シリーズの「VSR-ONE」、そして次世代電動ガンの「URG-I 11.5インチショートバレル」だ。どれも2022年の発売が楽しみだ。ぜひ詳細をチェックしていただければ幸いだ。

 

 

 


 

第1位

東京マルイ

SAIGA 12-K ガスブローバックショットガン

 

 2021年のArms MAGAZINE WEBで最も注目されたエアガンは東京マルイの「SAIGA 12-K ガスブローバックショットガン」だ。東京マルイ初となるガスブローバックショットガンであり、SAIGA 12-Kをモデルにしたエアガンの登場に多くの人が湧いた。知名度はあるもののエアガン化、しかもガスブローバックガンとして再現されるのは初めてだ。東京マルイはサイガを再現するにあたり専用ブローバックエンジンを開発。独自のノズル&チャンバー機構を採用することで、ガスブローバックで3発同時発射を実現。同社のガスブローバックガンAKMと同様、マガジン内にガスが残っていても作動が停止する「オートストップ機構」を搭載。ホップアップは固定式となっており拡散型ではなくストレート弾道型が採用されている。ボックスマガジンの装弾数は54発。ガスタンク背面にはガスの温度調整に便利な「温度測定シール」が貼付されている。発売時期は未定だが、恐らく2022年に発売と予想される。非常に楽しみである。

 

詳しい記事はこちら

 

東京マルイ SAIGA 12-K ガスブローバックショットガン

 


 

実銃 BEST 5

 

 アームズマガジン編集部はさまざまな海外ライターに協力いただき、現地から実銃のレポートを届けていただいている。最新の銃の情報もあれば、実銃のテクニックなど掲載されたレポートはさまざまだ。そのうちの一部をArms MAGAZINE WEBで掲載してさせていただいている。今回はその読まれた記事を上位から5つ順番にお見せしよう。

 


 

第5位

WALTHER PDP

 

 ドイツの老舗銃器メーカー・ワルサーが最新ハンドガンとして、法執行機関L E向けにポリマーフレーム/ストライカーファイアハンドガン「PDP(Performance.Duty.Pistol.)」をリリースする。それを海外ライターの櫻井氏はワルサーに取材してレポート。それを月刊アームズマガジン2021年7月号に掲載していただいた。ぜひワルサーの新しい名銃を今一度ご覧いただければ幸いだ。

 

詳しい記事はこちら

 

Photos:Carl Walther GmbH/櫻井朋成
Special Thanks to
Carl Walther GmbH:https://carl-walther.com/defense​​​​​​

 


 

第4位

STACCATO C2

 

 USPSAなど競技銃の世界では一世を風靡したSTIの2011モデルが、ここ数年で9mm×19の法執行機関Law Enforcement向けモデルに変貌した。昨年には社名を“STACCATOスタカート”に変え、STACCATO 2011シリーズは急速にLEの間で浸透しつつある。海外ライターのHiro Soga氏はそれを取材。月刊アームズマガジン2021年6月号に掲載していただいた。

 STACCATO 2011はU.S.マーシャルのSOG(Special Operations Group)の過酷なテストを経た結果、ソフトなリコイル、多弾倉マガジン、精度、撃ちやすさ、そして信頼性が従来のスプリングフィールド製1911を大きく上回る評価を得たのである。その実力は詳しいレポートに掲載されているので、ぜひチェックしていただきたい。

 

詳しいレポートはこちら

 

Photos:Hiro Soga

 


 

第3位

BUSHMASTER ACR 11.5in

 

 マグプルが開発したアサルトライフルMASADAは、多様な弾薬に対応したマルチキャリバーデザインで、しかも工具不要で簡単にバレルチェンジできるのが特徴だ。その量産モデルはACR(Adaptive Combat Rifle)と名を変え、民間向けセミオートモデルをブッシュマスターが、軍・法執行機関向けフルオートモデルをレミントンが生産している。その銃を分解・試射する機会に恵まれた櫻井氏は実射レポートも併せてその様子を月刊アームズマガジン2021年5月号でお見せしてくれた。

 

詳しいレポートはこちら

 

Photos:櫻井朋成( Tomonari SAKURAI)
Special Thanks :Armurerie FMR Unique 

 


 

第2位

アメリカ在住ライターが選ぶ自衛用銃器

 

 2020年5月のジョージ・フロイド事件に端を発し、全米都市部で「BブラックLライブMマタープロテスト」の嵐が吹き荒れた。プロテスター(抗議する人)のほとんどは平和的なデモ活動に終始したが、一部の急進的なグループや騒ぎに乗じた犯罪者たちが暴徒化して略奪を繰り返すなど、一時は州兵までもが出動するアメリカ史上最大のプロテスト運動にエスカレートしてしまった。それに即したHiro Soga氏が自身の経験を踏まえ、自衛用武器に適したものを月刊アームズマガジン2021年3月号で解説した。

 

詳しいレポートはこちら

 

Photos: Hiro Soga

 


 

第1位

HAENEL CR223

 

 第1位に輝いたのはドイツ連邦軍の新小銃トライアルを勝ち抜いたハーネルMK556のセミオート版「HAENEL CR223」を紹介した櫻井氏のレポートだ。ドイツ製の最新AR15クローンであり、ドイツ製品ならではの高品質と、フィーリングのよさがレポートから伺える。ぜひこのレポートもご覧いただければ幸いだ。

 

詳しいレポートはこちら

 

HAENEL CR223
Photos: 櫻井朋成(Tomonari SAKURAI)
Special Thanks to
EDELWISS ADVENTURES:https://www.edelweiss.world/
GIS Tactical:http://www.gistactical.com/

 


 

 2021年さまざまなレポートをお届けしたが、それらは銃に関わるたくさんの人たちのご協力があってこそである。この場を借りてお礼を申し上げたい。

 2022年も魅力的な銃のレポートをお届けする予定なので、今後もお付き合いいただければ幸いだ。

 

TEXT:アームズマガジン編集部

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