2018/12/14
リトルアーモリー figma「照安鞠亜」M82A1CQタイプ限定版をカスタマイズ 【2019年1月号掲載】
figma 照安鞠亜のM82A1CQタイプ限定版をカスタマイズ!
トミーテックの1/12銃火器模型「LittleArmory(リトルアーモリー)」との組み合わせを楽しめるアクションフィギュア第3弾「figma 照安鞠亜」が先頃発売された。この製品に付属する「M82A1CQタイプ限定版」のキットを、せっかくなので実銃写真を参考に仕上げてみた。
figma 照安鞠亜
●発売元/トミーテック
●価格/ ¥7,452
製品は狙撃に特化した指定防衛校「都立零葉高校」の生徒でアンチマテリアルライフルの射手、照安鞠亜をfigma化。ふゆの春秋氏の描くイラストの雰囲気がよく再現されている。
M82A1CQタイプ限定版のカスタマイズ作例。ブラックもいいが、ゴールド+FDEのカラーリングも鞠亜によくマッチしている。
作例の参考にしたバレットM82A3の写真(撮影/SHIN)。バレットのカタログによればM82のブラウン系のカラーはFDEとバーントブロンズがラインアップされている。写真のアッパーレシーバーはカスタムペイント(シャンパンゴールド?)のようで、FDEとの組み合わせとして再現してみた。ただ後で気付いたが、写真をよく見るとロアやバレルがメタリックカラーのようにも見えるので、実はバーントブロンズのモデルだったのかもしれない。
CQタイプは市街戦向けに取り回しを良くするため20インチバレルを装備。キットは通常のマズルブレーキに加え、大型のQDLサプレッサーも再現している。作例ではスコープのレンズ部をくりぬき、ウェーブのH・アイズ1[クリア](3.5mm)を入れてディテールアップ。
12.7mm×99カートリッジも付属している。作例では弾頭を米軍狙撃兵が使用しているM1022(対人用、グレーの弾頭)とMk 211 HEIAP(多目的弾、先端が緑と白の弾頭)で塗り分けてみた。
作例ではバレル基部に真鍮線を仕込んで交換できるよう改修し、付属パーツでフルサイズの29インチバレル仕様にもできるようにした。
もうひとつディテールアップとして、バイポッド基部のピンを0.3mmシンチュウ線+1mmプラ棒で再現してみた。
M82A1CQタイプ塗装レシピ
【基本塗装】
- アッパーレシーバー等の明るい金色=チタンゴールド(タミヤアクリル)+シルバー(Mr.カラー)
- ロアレシーバー、バレル等=ダークアース(Mr.カラー)+黄土色(Mr.カラー)
- マガジン=レシーバー下部色+マホガニー(Mr.カラー)
- M1022弾頭=アイアン(Mr.メタルカラー)を塗装後、綿棒で磨き。
- Mk 211弾頭=つや消し白(Mr.カラー)を全体に塗装後、蛍光グリーン(ガイアカラーエナメル)を塗装。その後のフラットホワイト(タミヤエナメル)で先端を塗ってグリーンを線状にトリミングする。
【ウェザリング】
※タミヤエナメルと専用溶剤を使用
- レシーバー=ダークアースで全体をウォッシング、フラットブラックでスミ入れ。
- バレル=ハイダー接合部を中心にフラットブラックでウォッシング。
- マガジン=全体をフラットブラックでウォッシング。
※エナメル溶剤はプラを侵すので、ウォッシングの際は少量付けてすぐ拭き取るように心がけたい。
製品にはアイウェア着用状態のフェイスパーツと、伏射用の台座なども付属し、狙撃シーンを雰囲気たっぷりに再現できる。
製作・文/國谷忠伸
リトルアーモリー公式HPはこちら
(c)2013 TOMYTEC
この記事は2019年1月号 P.216~217より抜粋・再編集したものです。