エアガン

2021/11/13

ブルパップのニュー・スタンダード!「G&Gアーマメント F2000」

 

 連日紹介しているブルパップエアガン。今回紹介するのはベルギー・FNハースタル社が誇る新世代ブルパップ、F2000だ。実銃ではただでさえ未来的なフォルムにふんだんに最新・独自の技術を盛り込んだ、まさに「ブルパップライフルのロールスロイス」(?)と言っていい高性能銃だ。それでは、エアガンになっても色あせない、その魅力をレビューしていこう。

 


 

G&Gアーマメント
FN F2000

 

ブルパップ ロールスロイス
FN F2000 DST

 

SF
FN F2000タクティカル BK

 

DATA
全長:710mm
重量:3,350g/3,305g(F2000タクティカル)
装弾数:450発 
価格:オープン
お問い合わせ先:ホワイトハウス

 

 FNのF2000は同社のP90をベースに5.56mm×45弾とSTANAGマガジンが使用できるように開発されたアサルトライフルである。セーフティ/セレクターなどの操作系はP90を継承しながら薬莢を本体右側前方に排莢するユニークなシステムを搭載。薬莢が詰まるトラブルなどに対処するために本体中央上部にハッチ(インスペクションポート)が設けられている。マガジンはストック下部に装填する。スコープが標準装備されたモデルはいかにもブルパップライフルらしいスタイルだ。
 G&GアーマメントのF2000はFNとの正式契約によるオフィシャルライセンスドモデルである。内部にはETU/MOSFETが装備され、セミロックやスイッチ焼けが回避されトリガーフィーリングも格段に改善された。ブルパップ特有のウエイトバランスとP90譲りのデザインで非常に構えやすく、グリップフィーリングも良好だ。1.5倍率のスコープが内蔵されたF2000と、フラットトップレシーバーのタクティカルの2タイプから選択できる。

 

コッキングハンドルはステアーAUGのようにレシーバー左側に設けられている。写真は後退させてロックしたところ

 

F2000 DSTの1.5倍の固定倍率スコープを覗いたところ。サークルとT字を組み合わせたシンプルなレティクルはハッキリとしていて使いやすい

 

エジェクションポートはコッキングハンドルとは反対側の右側前方にある。写真はダストカバーを開けたところ

 

レシーバー後部のインスペクションポートを開けるとホップダイヤルにアクセスできる

 

正式ライセンスをもとに入れられたFNハースタルのロゴがモールドで再現されている

 

F2000タクティカルにはピカティニースペックのマウントベースとアイアンサイトが付属。各種光学機器が搭載可能だ

 

FN F2000のここがブルパップポイント!

  • P90譲りの操作性と未来的なフォルム
  • 1.5倍率のスコープを標準装備
  • M4/M16系マガジンが共用できる

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年11月号 P.39より加筆・再編集したものです。

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