同人誌から商業誌まで大集結!!「防衛&ミリタリーブックバザール」取材レポート!!

 

防衛や軍事に関する書籍が大集合

 

 2021年9月26日、防衛省が所在する市ヶ谷にて、記念すべき第1回目の「防衛&ミリタリーブックバザール」が開催された。防衛や軍事をテーマとした書籍が同人誌、商業誌問わずに集結し、大いににぎわっていた。今後も期待される話題のイベントをお届けしよう。

 

開催日:2021年9月26日

開催地:AP市ヶ谷

主催:臼井総理

WEB:https://hanmoto1.wixsite.com/bouei

Twitter:@bouei_bazzar

 

 

本の「総火演」

 

 防衛&ミリタリーブックバザールはライター兼編集者である臼井総理氏が主催する書籍即売会のイベントである。防衛、ミリタリーを題材とする物品の即売会は多々存在するが、今回の趣旨はあくまで「書籍」がメインとなっており、同人誌、商業誌問わず、さまざまな書籍が会場に集結。まさに本の「総火演」となった。

 

臼井総理氏が編集に携わっている「MAMOR」は日本唯一の防衛省オフィシャルマガジンだ。今回のイベントでは手に入れづらくなってしまったバックナンバーまで揃えられていた

 

各種米軍マニュアルの日本語翻訳版を販売するすてんがん工廠はオリジナルの軍服で参戦。その佇まいは凛としており、気迫が充分に伝わってくる。もちろん本もかなり突っ込んだ詳しい内容だ

 

書籍だけでなく、Tシャツや帽子、CDまでも集結していた。こちらのブースのHONGO BASEでは防衛省・自衛隊向けの記念品を並べていた

 

本誌で協力いただいているカメラマン、武若雅哉氏もイベントに参加。自衛隊の写真集を販売していた。熱海における災害救助の様子を取材した写真集もあり、非常に見応えがある書籍となっている

 

ブースの一角では自衛隊東京地方協力本部も出展。担当者も在席し、自衛隊の魅力を伝えていた

 

元F-15パイロット
前川宗氏参戦!!

 

 イベントの見どころは即売会だけでない。元F-15パイロットの前川宗氏と軍事フォトジャーナリストの菊池雅之氏によるトークショーが行なわれた。前川氏は現役時代、戦闘機パイロット界のスペシャリストとして最前線で活躍した方であり、菊池氏も自衛隊を数多く取材して本誌にそのレポートを届けてくれている。違う角度から防衛を見つめる2人の貴重な対談を聞くことができた。

 

前川宗氏は2019年に航空自衛隊を退職。現在は自衛官時代とは違った形での社会貢献を志し、不動産ビジネスに携わっている

 

前川氏と菊池氏のトークショー。充分な距離を取りながら2人は対談し、現場でしか見られない貴重な話を語ってくれた

 

まとめ

 

 イベントを盛り上げるべく取材に赴いたスタッフも自腹で各ブースの商品を購入。興味深い同人誌だけでなく、素敵なグッズも手にすることができた。防衛やミリタリーに興味がある方にはオススメのイベントなので、ぜひWEBサイトや公式Twitterをチェックしよう。次回の開催をお見逃しなく。

 

 

TEXT&PHOTO:珈琲

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年11月号 P.133より加筆・再編集したものです。

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