2021/09/06
第一次世界大戦を戦い抜いた米軍傑作小銃「スプリングフィールドM1903」
長きに渡って使われたアメリカ軍の傑作小銃
アメリカ軍においてボルトアクションライフルが制式採用された期間はとても短い。その短い歴史の中でも輝かしい功績を残したのがスプリングフィールドM1903である。
モーゼル式ボルトアクションを手本に新型弾薬.30-06弾を組み合わせたボルトアクションライフルとして理想的な組み合わせでアメリカ軍は最初の世界大戦を戦い抜いた。またスプリングフィールドM1903の先見性は他国が限定的に採用していたカービンモデルをいち早く採用したことでもある。第二次世界大戦の頃には後継のM1ガーランドが採用されたが、後方部隊や同盟国への武器援助として数多くが使われ、連合軍の勝利に貢献している。
希少なM1903をエアコッキングで細部までリアルに再現
スプリングフィールドM1903のトイガンは実はそれほど多く製品化されていない。今回ご紹介するS&Tは数多くの米軍モデルをラインアップしているメーカーで、M1903ライフルも発売してくれている。外観は特徴をよく捉えており、特にモーゼルの特許に触れないようにするために取り入れたボルトハンドル後端のコッキングピース部など細部にわたって再現されている。また木製ストックのおかげで強く握ったりシッカリ構えても剛性が高く命中精度に影響を与えない作りになっている。
ボルトの動きも滑らかでショートストロークと相まって操作性は高い。有名ながらも再現されることが少ないS&TのM1903はヒストリカルゲーマーには欠かせないだろう。
S&T
スプリングフィールドM1903 エアーコッキングライフルリアルウッド
DATA
- 全長:1,110mm
- 重量:2,740g
- 装弾数:25発
- 価格:¥46,200
- お問い合わせ先:UFC e-mail:wholesale@ufc-web.com
TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2021年10月号 P.120より抜粋・再編集したものです。