2021/05/27
実銃メーカー〈BCM〉公式電動ガン「BCM MCMR11.5インチ」
トレンドメーカー、BCMのオフィシャルライセンスドモデル
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
数多く存在するM4カービンクローンメーカーの中でも常に話題を提供しているのがBCM(ブラボー・カンパニー・マニュファクチャリング)だ。2003年に創業したBCMはイラン・アフガニスタン戦争で活動するPMCオペレーターを中心に話題を集めて徐々に規模を拡大。現在ではUSボーダーパトロールや国土安全保障省、いくつかの合衆国政府機関で制式採用されており、アメリカ陸軍特殊部隊グリーンベレーもアッパーレシーバーグループを購入、使用しているユニットもあるという。
また軍・法執行機関のみならず、ラリー・ヴィッカーズやトラビス・ヘイリー、パット・マクナマラ、マイク・グローバーなど元特殊部隊出身の著名インストラクターたちが愛用するなど、まさに今をときめくM4カービンのトレンドメーカーなのだ。そんなBCMの公式電動ガンが日本で先行発売されることが決定した。
第1弾として発売されるのは、同社のM-LOKハンドガード「MCMR(M-LOK COMPATIBLE MODULAR RAIL SYSTEM)」と11.5インチバレルが組み合わされた同社の定番モデル。公式モデルなので各部に実銃同様のロゴが施されている。BCMといえば銃本体やレールシステムだけではなくアクセサリーも有名で、このモデルにも様々なアクセサリーが標準装備されている。これだけでもマニアにとっては堪らない。
内部にはVFC製電動ガンの最上位機種に採用されている電子トリガーシステム「Virgo」を搭載。3点射バーストやプリコックなど各種設定ができる。チャンバーパッキンやインナーバレルは高精度で定評のあるメイプルリーフ製がチョイスされている。
実際に構えてみると、11.5インチバレルとMCMRのコンビネーションは絶妙で、軽量なボディと相まって取り回しやすく良好な前後バランスをもたらしてくれる。実物と同じ形状・アングルのグリップやストックは構えやすく、実銃を思わせるフィーリングが体感できる。実射性能も非常に良好だ。
そして何よりも各部に施された「BCM」のロゴがシューターの気持ちを昂らせてくれる。BCM公式のエアガンやアクセサリーを心待ちにしていた方も多いはず。
さらに6月以降にはBCM AIRからBCM MCMR 11.5インチ電動ガンの他にエアガン向けアクセサリーが順次発売予定だ。コンペンセイターやハンドガード、バーチカルグリップ、ストックなど、いずれも実銃用と同じ形状とロゴが再現されている。BCMのアクセサリーが欲しかった方もこの機会に手に入れよう。
BCM AIR
BCM MCMR11.5インチ電動ガン
DATA
- 全長:730mm/810mm(ストック伸長時)
- 重量:2,254g
- 装弾数:120発
- 価格:¥60,500
- お問い合わせ先:ライラクス
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2021年7月号 P.22~25より抜粋・再編集したものです。