エアガン

2021/05/06

米海兵隊の最新スナイパーライフル「Mk13 Mod.7」【スナイパーライフル PICK UP】

 

アメリカ海兵隊が制式採用した最新のスナイパーライフルを再現

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン

 

 アメリカ海兵隊が2018年から新たに制式採用したのがMk13 Mod.7だ。M40シリーズでは一貫してレミントンショートアクションレシーバー+7.62mm×51弾のコンビネーションだったが、このモデルではレミントンロングアクションレシーバー+.300ウインチェスターマグナム弾となり、有効射程は1,300mとなっている。
 スコープはナイトフォース製、ストックはキーモッドハンドガードに折り畳み仕様のアキュラシーインターナショナル製AICSを採用している。独自のスタイルを貫いてきたアメリカ海兵隊がこのライフルを採用したことは大きな話題となった。

 台湾のエアガンメーカーArchwickはこのモデルをエアコッキングガン化。実銃から正確にトレースし、アキュラシーインターナショナルとの正式契約により特徴的なストックをフォルム、機能ともに忠実に再現している。

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
Mk13 Mod.7のアイコンとなっているAICSはアキュラシーインターナショナルとの正式契約により形状、機能に至るまで忠実に再現されている

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
ストックは本体左側に折りたたまれる。この状態でもボルト操作は可能だ

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
ボルトハンドルは大型化・ストレートタイプとなり素早く正確なボルト操作が得られる。マニュアルセーフティは従来と同じ

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
レシーバー左側には銃名(MK13)と口径(.300ウインマグ)の刻印が誇らしげに刻まれている

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
実銃の特徴である独特なテーパー加工が施されたマットシルバー仕上げのブルバレルを忠実に再現

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
14mm逆ネジ仕様のマズルには4プロングタイプのSFタイプフラッシュハイダーが付属している。フラッシュハイダーには同社のSF SOCOM762-RCタイプサプレッサー(ブラック、TANともに税込¥19,250)が装着できる

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
最新型のAICSを象徴するキーモッドレールシステムとレールシステム先端まで延びたトップレール

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
レールシステム下部に付属するハンドガードを外すとVSR-10シリーズに準拠しているボックスマガジン(装弾数50発)が現れる。リアルさを損ねない巧みなアイデアだ

 

 内部パーツはVSR-10シリーズと互換性を多数持たせており、レシーバー、アウターバレル、チャンバー、シリンダーなどに主要パーツはCNC削り出し。インナーバレルとホップパッキンは東京マルイ規格(VSR-10&GBB)となっている。トリガーシステムは前倒れシア式を採用し、キレのあるトリガープルを実現。ボックスタイプのマガジンはハンドガード内に収納し、外観を崩さないように工夫が凝らされている。

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
ロングアクションレシーバーやツイスト状のフルートが入ったシリンダーなどCNC切削から再現されている

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
実物はバックストラップが交換できる左右対称のピストルグリップ。トリガーやシアは耐摩耗性に優れる焼結金属製

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
ボルトをコッキングしたところ。内部パーツの多くはVSR-10に準拠しておりチューニングしやすくなっている

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン
デタッチャブルマガジンはダミーながら再現されている

 

Archwick Mk13 Mod.7 エアコッキングガン

 

 写真のスタンダードタイプに加えてバレル長が短いMk13-Cも用意されている。まさに最新式のボルトアクションライフルの特徴を凝縮したモデルだ。

 


 

Archwick
Mk13 Mod.7 エアコッキングガン

 

DATA

  • 全長:990mm/1,235mm(ストック展開時)
  • 重量:4,200g
  • 装弾数:50発
  • 価格:税込¥93,500
  • お問い合わせ先:G.A.W.

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年5月号 P.36~37より抜粋・再編集したものです。

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