エアガン

2018/08/21

EMG Falkor AR-15 BLITZ SBR ゴールド 製品レビュー 【2018年8月号掲載】

EMG

Falkor AR-15 BLITZ SBR ゴールド

 

※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください

 

Falkor Defense公認のSBRが電動ガンに!

 

Falkor Defenseとは、アメリカ モンタナ州に構えるAR系ライフルの製造メーカーだ。CNCで切削されたパーツで構成された銃は非常に精度が高く、製品ラインアップもスナイパーライフルのようなロングバレルのものからARピストルまであり、デザインも斬新なものが少なくない。

 

EMGが再現したのはFalkor DefenseのBLITZ SBRだ。バレルが短いこともあり、アメリカではピストルとして民間に販売されている。この銃の最大の特徴はマズルブレーキだろう。ブラストキャップマズルブレーキと名づけられたこのデバイスは、短銃身ARに最適化されたものだ。短銃身のARピストルのマズルフラッシュはとてつもなくデカイ。これがデバイスの前方にある十字部に当たることで、リコイルを激減させる効果があるのだそうだ。エアガンではこの恩恵にあずかることはできないが、外観は非常によく再現されている。マガジンハウジングは拡張され、マグキャッチは小型化されているのも特徴。ハウジングは広ければ素早いマグチェンジがしやすい。これはエアガンでも体感できる。一方、マグキャッチは大型のほうがいいと言う向きもあるかもしれない。しかし実際には小型でも操作性に問題はなく、むしろ誤操作しにくいという観点では有利にはたらく。マグキャッチやセレクターはアンビというのも大きなメリット。そしてM-LOKのハンドガードは少し太めに作られている。これは手の大きな人にとって、細いハンドガードでは握りづらいこともあるからだろう。しかし軽量かつ大きな拡張性という点においては他の銃に引けをとらない。

 

ここではゴールド仕様を紹介したが、EMGでは他にもブラック、グレーが用意されている。リアルさを求める方には、この銃をお薦めしたい。

 

マズルにはなにやら見慣れないデザインのデバイスが付いている。これはFalkor Defenseが独自に生み出した「ブラストキャップマズルブレーキ」と呼ばれるものだ。短銃身ARに装着することでリコイルを激減させる効果を持っている。ただしエアガンではその効果を実感することはできない

 

マガジンハウジングは大きく広げられており、素早いマグチェンジを可能にする

 

ボタン類やセレクターはすべてアンビになっている。マグキャッチは小型だが操作性はよく、むしろ誤操作しにくいデザインになっている

 

ハンドガードにはメーカー名やロゴがレーザー刻印で入れられている

 

エジェクションポートカバーにはメーカー名と口径が刻印されている。ボルトカバーはシルバーだ

 

DATA

 

  • 全長:753mm / 840mm(ストック伸張時)
  • 重量:2,608g
  • 装弾数:450発
  • 平均値…81.4m/s(0.66J)
  • 集弾性:100mm(20m)
  • 価格:¥58,800(税別)
  • お問い合わせ先:UFC

 

 

初速(m/s)
1発目

81.0

2発目

81.4
3発目 82.4
4発目 82.5

5発目

81.1
6発目 80.7
7発目 81.3
8発目 81.7
9発目 81.3
10発目 80.8

 

TEXT:毛野ブースカ

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