トミーテックの1/12銃火器プラキット「LittleArmory(リトルアーモリー)」シリーズに、ドイツの汎用機関銃MG3の進化形、MG3KWS(Kampfwertsteigerung=戦闘能力向上型)がラインアップした。キットは各部に配されたピカティニーレールやショートスコープ、イルミネーターなど、モダナイズされたこの銃の特徴を余すところなく再現している。素性のいいキットなので、作例は各部を丁寧に処理して塗装し、完成時の見映えを追求してみた。

LittleArmory MG3KWSタイプ
※写真のfigmaは別売です。figma原型制作:ドラゴンクラフト
リトルアーモリー公式HPはこちら
リベットの再生
竹串で指している部分のように、消したいパーティングライン上にディテール(今回はリベット)がある場合は、一旦ナイフで削ぎ落としてあとで再生するほうがきれいに仕上がる
刃を新品に交換したデザインナイフでゆっくり削ぎとった後、目印として仕上げても消えない程度の深さにドリル穴をつけてからヤスリでパーティングラインを仕上げる
リベットは「伸ばしランナー(パーツの枠=ランナーを軽く火であぶって伸ばし、細い棒状にしたもの)」を輪切りにすれば自作できる。目印の上にリベットを乗せ、流し込み接着剤で固定
本体(デザートカラー)の塗装
今回はデザートカラーで塗装するので、深みを出すために一度マホガニーで下塗りする。イエロー系は透けやすいので下塗りの色の影響が大きい。色々試してみると面白いだろう
サンドイエローの退色表現として、ピンクブラウンでウォッシングし、カーキでスミ入れをしてみた。グリップなど細かな部分は筆で塗り分けた
使用感を出すために全体をシルバーでドライブラシして仕上げている
ディテールアップ
イルミネーターのレンズ部分はUVレジンでクリアー化するが、今回はドリルですり鉢状になるまで彫ってリフレクターも再現してみる
リフレクター部分をシルバーで塗装後、UVレジンのクリアーを流してレンズを再現
完成
第二次大戦期の傑作機関銃、MG42の発展型として今もなおドイツ連邦軍で現役のラインメタルMG3。その最新改良型がこのMG3KWSだ。バイポッドは開閉2つの状態、キャリングハンドルはポジション違いの2種類のパーツがセットされており、選択できる
ストック下部のモノポッドは可動する。キットは成型色がデザートカラーなので、手軽に楽しみたいなら黒いパーツを塗り分けるだけでもいいだろう
フィードカバーは開けた状態にもできる。50連マガジンから出てくる7.62mm×51弾帯も再現されており、弾頭、リンク、薬莢を塗り分けて雰囲気を出している

製作・文:國谷忠伸/アームズマガジンウェブ編集部
©TOMYTEC
この記事は月刊アームズマガジン2021年2月号 P.228~229より抜粋・再編集したものです。