2020/12/21
リトルアーモリー 「モンタギューパラトルーパー キットVer.」を作ろう!
「モンタギューパラトルーパー プラモ版」を架空警察仕様で製作
トミーテックの1/12銃火器プラキット「LittleArmory(リトルアーモリー)」シリーズに、折畳式タクティカルマウンテンバイク「パラトルーパー」のキットバージョンがラインアップする。これは以前発売された完成品モデルを組み立てキット化したもので、自分で塗装して付属のデカールを貼ることで、好きな仕様を再現できるというものだ。そこで、今月は組み立てのポイントを解説していこう。
LittleArmory モンタギューパラトルーパー キットVer.
- 発売元:トミーテック
- 価格:¥3,200(2021年3月予定)
※写真の「figma 豊崎恵那」は別売です。figma原型制作:ドラゴンクラフト
「モンタギューパラトルーパー キットVer.」のキット一式
ホイールの製作
スポークのパーティングラインはナイフでカンナがけして処理すると比較的楽。バリがある場合は慎重に切り取ろう。自信のある人は金属線に置き換えるとよい
ホイール左右は「タミヤセメント(流し込みタイプ)速乾」か瞬間接着剤を使用して接着。少しずつ隙間ができないようにクリップなどできっちり圧着しておくと、後でリムの整形が楽になる
フロントフォークの製作
フロントフォークのインナーチューブは目立つのでパーティングラインは削り落とそう。削ったところが平面にならないように注意
フロントフォークのインナーチューブには市販のメッキ調フィルム(ここではハセガワ「ミラーフィニッシュ」を使用)を貼る。貼る部分の寸法をノギスで測って、直角と平行に注意しつつ切り出す
フィルムを貼り付けた部分がアクセントになっている。なお、一部に本来継ぎ目がない部分があったので処理しておいた
パイピング部の開口処理
キットにはブレーキワイヤー(0.5mm)と洋白線(0.3mm)が付属し、リアルなパイピングができる。フレームや各レバー等のワイヤーの通る部分はドリルで開口しておこう。フレームのロッドが通る部分はロッドをひっかける窪みを掘る感じに加工する
キャリアの加工
キャリアの上面は本来一枚板なので継ぎ目は埋めておこう
作例は瞬間接着剤で埋め、乾燥後にヤスリで均している。薄いプラ板を上から貼る方が早くてきれいかも
完成!
作例では白く塗装し、付属の水転写デカールを貼って架空警察仕様に仕上げてみた。各部のパイピングにより、精密感が出ている。なお、キットはパーツ選択によりパラトルーパーの通常版とPRO版のどちらも再現できる
リアブレーキワイヤーは、市販のエッチング製ケーブルタイで固定し、ディテールアップ
キットVer.では新規パーツとしてガンラックが付属。ハンドルに装着し、アサルトライフルなどを掛けられる
製作・文:國谷忠伸/アームズマガジンウェブ編集部
©TOMYTEC
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この記事は月刊アームズマガジン2021年1月号 P.220~221より抜粋・再編集したものです。