エアガン

2020/11/12

エラン「コルトMkⅣシリーズ70 .38スーパーモデル」製品レビュー

 

.38スーパー弾仕様のシリーズ70をリアルに再現

 

エラン「コルトMkⅣシリーズ70 .38スーパーモデル」製品レビュー

 

 1980年初頭から後半にかけてスチールチャレンジやIPSCといった現在でも人気のあるアクションシューティングにおいてシェアを広めたのが、コンペンセイターが付いた.38スーパー弾仕様のガバメントカスタムだ。もともとは.45ACP弾が主流だったのだが、マズルジャンプを抑制するコンペンセイターの効果を最大限発揮しつつ、IPSCのパワーファクターをクリアできるのが.38スーパー弾だったのだ。

 そこでベースガンとして選ばれたのが、シリーズ80から装備されたAFPBが備わっていない.38スーパー弾仕様のコルトマークⅣシリーズ70だった。今回エランが再現したのはこのモデルだ。実銃は生産数が少ないうえにカスタムガンのベースとして多用されたため、オリジナルの状態で現存している数は少ないという。そういった意味からも希少なモデルだ。

 

エラン「コルトMkⅣシリーズ70 .38スーパーモデル」製品レビュー

 

 全体のフォルムはお馴染みの.45ACP弾仕様のシリーズ70と変わらないが、.38スーパー弾仕様のバレルとバレルブッシング、専用の刻印が施されたスライドとチャンバーカバー、サイドポリッシュされていないトリガーが特徴。

 

エラン「コルトMkⅣシリーズ70 .38スーパーモデル」製品レビュー

スライド左側の口径表示は「.38 SUPER AUTO CALIBER」と刻まれている

 

エラン「コルトMkⅣシリーズ70 .38スーパーモデル」製品レビュー

サムセーフティやスパーハンマー、グリップセーフティは.45ACP弾仕様と同じ

 

 さらにマガジンも左右にリブが設けられた専用マガジンとなっており、エランはこうした特徴を抜かりなく再現。すでにリリースされている.38スーパー弾仕様のコルトコンバットコマンダーとカートリッジやマガジンは共用できる。グリップはコルトのメダリオン付きフルチェッカリングが付属。今までシリーズ70を手に入れてきた方にはぜひとも手に入れていただきたい1挺だ。

 

エラン「コルトMkⅣシリーズ70 .38スーパーモデル」製品レビュー

チャンバーカバーの刻印も.38スーパー弾仕様へと変更されている

 

エラン「コルトMkⅣシリーズ70 .38スーパーモデル」製品レビュー

リアルなだけではなく機能性も確保された.38スーパー弾仕様のマガジン。装弾数は9発

 

エラン「コルトMkⅣシリーズ70 .38スーパーモデル」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:220mm
  • 全高:135mm
  • 全幅:33mm
  • 重量:980g
  • 装弾数:9発
  • 価格:¥198,000
  • お問い合わせ先:エラン

 

TEXT:アームズマガジンウェブ編集部

 


 

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この記事は月刊アームズマガジン2020年12月号 P.92より抜粋・再編集したものです。

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