2020/05/19
B.W.C.「L.A.ヴィッカーズカスタム モデルガン」製品レビュー
ヴィッカーズのこだわりが詰まった伝説のガバカスタム
実銃同様の刻印を再現
ラリー・ヴィッカーズといえば、アメリカ陸軍特殊部隊デルタフォースの元隊員であり、銃器コンサルティングやシューティングインストラクター、最近では自身がプロデュースするユーチューブチャンネルでもお馴染みだ。そして忘れてはならない、優れたガンスミスという顔も持っている。
B.W.Cはそんな彼が作り上げた初期のガバメントカスタムを、タニオ・コバのGM-7モデルガンをベースに再現した。
1990年代当時の主流だったスプリングフィールドの1911A1をベースに作られたこのカスタムを再現すべく、フレーム左側に刻まれた「L.A.VICKERS CUSTOM」の刻印はもちろんスライドのロゴマークなどを忠実に再現。グリップセーフティ周辺のエッジの処理やマグウェル内のスウィープもしっかりと施しデルタオペレーターならではのこだわりが反映されている。
ヴィッカーズ自らがカスタムしたことを表わす「L.A.VICKERS CUSTOM」刻印
フレーム右側の「FI BRAZIL」刻印も再現。これはブラジルでパーツを製造しアメリカで組み立てた当時のスプリングフィールドを象徴している
フレーム後部とサムセーフティ、ビーバーテールがあわさる部分が一体となるようにシェイプ。これもヴィッカーズのこだわりを再現したものだ
ほかにも、スリーホールトリガー、スライドトップやリアに刻まれたセレーション、ハイニーサイトなど今では当たり前となっているカスタムポイントも余さず再現。ヴィッカーズの先見の明がうかがえる興味深いカスタムだ。
DATA
- 全長:223mm
- 全高:148mm
- 全幅:35mm
- 重量:660g
- 装弾数:8発
- 価格:¥118,000(限定20挺)
- お問い合わせ先:B.W.C. TEL03-5828-8848
TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2020年6月号 P.103より抜粋・再編集したものです。