2020/05/02
東京マルイ「次世代電動ガン AKストーム」製品レビュー
AK47を独自にアレンジした新世代モダナイズドAKカスタム
モダナイズドAKのトレンドが東京マルイにも波及
2000年代半ばから、クレブスカスタムやAKビルダー・ライフルダイナミクスなどのカスタムがアメリカを中心として登場し始めると、本国ロシアでもAK-12などを生み出すなどの大きな影響を与えてきたモダナイズドAKカスタム。そのトレンドはトイガン界にも伝播し、東京マルイが次世代電動ガンAK47を独自アレンジすることになる。それがこのAKストームだ。
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
一見しただけではAK47がベースとは思えないほどスタイリッシュにまとまった外見は、取り回しやすさを重視してクリンコフのようなSBR(ショートバレルライフル)スタイルを導入。スリムなアンダーレール付きハンドガードは両側にM-LOKスロットを設けることで拡張性を確保、シンボリックなタンジェントサイトに代えてマイクロプロサイトなどをマウントできるリアサイト付きマウントベースがチョイスされている。
両側面に軽量化を兼ねたM-LOKスロットが3つ付属したアンダーレール付きオリジナルハンドガード
特筆すべきは豊富なアクセサリーだ。画像のM-LOKスロットカバーのほか、3サイズのM-LOKレール、2タイプのハンドストップがすべて標準装備
ハンドストップとレールカバーの装着例。ハンドストップはホールド感を高めるだけではなく、常に同じ位置をホールドするためのインデックスポイント(=ホールドする位置の目安)としても活用できる
別売のマイクロプロサイトが搭載できるリアサイト付きマウントベース。換装すればマイクロプロサイトをより低く搭載できるバックアップサイト付き専用マウントベースも付属する
MTR16で採用されたストックを採用
モダナイズドAKカスタムで重要なポイントのひとつはストックの換装だろう。今回は同社のガスブローバックガンMTR16のストックが採用されており、軽量化されたストックチューブは機能性だけではなく見た目にもカッコいい。
MTR16に採用されたミニマリストストックは、ストック後端下部のエクステンションが前後反転させられる
エクステンションを反転させると、しっかり肩付けしたい場合に適しているコンケイブ(凹)タイプになる
次世代電動ガンならではのリコイルショックはもちろん、トップクラスの実射性能はサバゲからシューティングまで幅広く対応できる
MTR16同様、あたかも実銃の存在するかのようなスタイルと高いユーザビリティを実現したAKストーム。新たなプライマリーウェポン候補になるのは間違いない。
DATA
- 全長:715mm/790mm(ストック展開時)
- 全高:205mm
- 全幅:67mm
- 重量:2,985g
- 装弾数:90発
- 価格:¥52,800
- お問い合わせ先:東京マルイ
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2020年6月号 P.82~83より抜粋・再編集したものです。