2020/04/22
ZSRTの世界観を探る【Web先行版】
ゾンビグリーンが鮮やかな架空LE「ZSRT」をご存知だろうか。
D CRAFT WORKSの林氏が提唱した架空LEコンセプトであり、今では5社(2020年4月現在)が名乗りをあげ、世界観を構築している。今回は、中心的な役割を果たしているD CRAFT WORKSの林氏、VOLK TACTICAL GEARの高橋氏、LayLaxの野村氏に話を聞き、その魅力に迫る。
レポート本編は、「月刊アームズマガジン6月号」(4月27日発売)にて掲載されるが、ここではウェブ版をどうぞ!!
左からVOLK TACTICAL GEARの高橋氏、D CRAFT WORKSの林氏、LayLaxの野村氏
ーまずはその起源を教えてください。
林)始まりは「銃」ですよね。ゾンビグリーンのセラコートから始まって、その銃に併せてパッチも並べようってことで、それに合わせて作ったのが始まりですね。こんなに広げようって考えはなかった(笑)。
野)そのセラコートは当社で行いました。クライタックオーナーズミーティングに出店される際に、林さんのSRBにゾンビグリーンの塗装をさせてもらって。それを出店の時に飾ってもらったんですよ。あれは2年くらい前でしたっけ?
林)それくらいですね。
ーそこにVOLK TACTICAL GEARさんが参入されるんですね。どういうきっかけだったんですか?
高)広めようぜ、ただそれだけですね。時が来た、それだけだ、みたいな(笑)。カッコいいから、どうせならみんな巻き込んでやろうと。イベントとかできたらいいねって、林さんも言ってたんですよ。ほんならそれもうグイグイ広げようと。それには商品いるよねってことで、いろんな商品を自分らが着たいから、欲しいから作るみたいなところからですね。 その世界観を取りまとめるのが林さんですね。
VOLKから販売されているKRYTACカスタム。細部にまで渡って拘ったカスタムで、ゾンビグリーン仕上げのピン類やロゴマークにまで手が入れられている
ー現状で集まってる企業さんも、バランスがいいですよね。今後、こういうところが参入するといいな、できたらいいなといったことはありますか?
高)欲しかったショットガン作っちゃったからねぇ。ショットガンはもういらねぇなっていうね(笑)
林)エアガン業界じゃなくてもいいと思うんですよね。どっかの業界の人がエアガンが好きで。
野)APIOさんがいるじゃないですか。
一同)おおお〜
高)APIOさん、ジムニー造ってるもんね。ZSRTの。
林)そうだ、APIOさんがいたわ。異業種の方が入ってくると面白いですよね。
高)特化した方が入ってくると面白いですよね。これしかできない!みたいな方が入ってくるとね。
林)車とかバイク業界、カワサキとかね(笑)。カワサキに勤めてたりサバゲ好きなバイク屋さんがいて、それで目につけば「おお!」ってなるかもしれないですしね。
インタビュー時に展開されていたZSRTのアイテム。アパレル以外が画像に揃っている。KRYTACコンプリートカスタムやパッチ、ドレスアップステッカーとかなり幅広い
「リアル」を知る林氏がデザインを手掛けたパッチ。実際にあってもおかしくない秀逸なデザインにも、バックストーリーが存在するのだ
VOLKの高橋氏によるZSRTオペレーター。鮮やかな色彩が新鮮だが、リアルな装備品との親和性も高い
【アームズマガジンウェブ編集部レビュー】
今や業界の多くが注目するコンセプト「ZSRT」。ゾンビ対策チームという名も示唆に富んでいるが、ビビットなカラーを用いた表現は、今まで極端な色しか存在しなかった中で扱いやすい存在ともいえるだろう。既存のサバイバルゲーマーとの親和性も高いこのコンセプトは、今後幅広く受け入れられることだろう。
Text & Photos: モロ☆
編集部レビュー:アームズマガジンウェブ編集部
この記事の全容は
月刊アームズマガジン2020年6月号(4月27日発売)をチェック!!