エアガン

2019/11/27

ハンドガンの構え方【基本編】ホルスタードロウ

車やオートバイと同様に、銃にも正しい撃ち方が求められる。正しい構え方・撃ち方を行なわないと的に当たらないばかりか、他人に危害を加えてしまう恐れがある。しかし、おもちゃであるエアガンは実銃と違って威力も弱く、気軽に撃てるがゆえに、構え方・撃ち方に関して意外と自己流の方も多いのではないだろうか。ここでは実銃に即したハンドガンの構え方(基本編)を数回にわたって解説しよう。第7回目はホルスタードロウだ。

 

第1回「ハンドガンの構え方【基本編】グリップの握り方」はこちら

第2回「ハンドガンの構え方【基本編】トリガーの引き方」はこちら

第3回「ハンドガンの構え方【基本編】サイティングの仕方」はこちら

第4回「ハンドガンの構え方【基本編】シューティングフォーム」はこちら
第5回「ハンドガンの構え方【基本編】シューティングポジション」はこちら

第6回「ハンドガンの構え方【基本編】アドミンロード」はこちら

 


 

ハンドガンに欠かせないアイテムであるホルスター。ここではもっとも一般的なOWB(アウトサイド・ウエスト・バンド)のオープントップタイプでロック機構のないホルスターを身体の横(3時~4時)方向に装着し、両手を下げたナチュラルスタンバイ姿勢からのドロウを解説する。

 

 

 

まず利き手で銃のグリップを握る。ここでグリップをしっかり握っておくことが重要だ。利き手ではないほうの手(サポートハンド)は胸の前あたりに持ってくる。頭や上体は動かさずに、視線はターゲットに向けておく。

 

 

 

グリップを握ったらホルスターから銃を抜く。銃をまっすぐ持ち上げて、銃をホルスターからしっかり抜き出す(クリアする)ことが大切だ。ロック機構が付いているホルスターはこの段階でロックを解除することが多い。上体や足、頭は動かさずに、腕だけの動作で抜くようにする。また、トリガーに指がかからないように注意する。

 

 

 

ホルスターから銃を抜き出したら、サポートハンドを添えて学生の頃に習った「前にならえ」のような感じで脇をなるべく開けずに、銃を前に突き出すような感じで腕を伸ばして構え始める。しつこいようだが上体や足、頭は動かさないこと。サムセーフティのあるガバメント系はここでセーフティをオフにする。ダブルアクションオートはトリガーに指をかけ始めて徐々にトリガーを引いていく。

 

 

 

視線の高さに銃を持ってきてシュート。ここまでの間にグリップを完了しておくことが重要だ。また、視線の高さに来るまでの間にトリガーに指をかけても問題ないが、ガバメント系やグロックなどのストライカー式オートは暴発する恐れがあるので、慣れるまでは視線の高さに来るまでトリガーに指をかけないようにしよう。

 

ホルスターに銃を戻す(リホルスター)際、ホルスター内部と接触することによりスライドが下がってしまうことがないようにスライド後部を親指で押さえながら銃をホルスターに戻そう。

 

 

トリガーに指をかけてしまうと暴発して怪我する可能性がある。トリガーフィンガー(人差し指)を意識的に真っ直ぐ伸ばしてホルスターから抜く、ホルスターに戻すようにしよう。

 

 ホルスタードロウをスムーズに行なうには、ホルスターそのもののクオリティもさることながら、意外と重要なのがベルトのチョイスだ。ホルスター側のベルトループの幅にあったものを選択し、厚みとコシがあり、ドロウするたびにホルスターがずれたり動いたりせず、しっかり保持・固定するものが望ましい。一定のポジションにホルスターをセッティングする/キープすることを心がけよう。

 

次回のハンドガンの構え方【基本編】では、マガジンチェンジについて紹介していく。更新は12月4日(水)を予定しているので、ぜひ読んで欲しい。

 

TEXT:毛野ブースカ

撮影協力:ビレッジ2

 

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