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2020/04/16

ハマポリの統一感〜架空LEの高純度撮影会潜入〜【Web版】

 

 イラストレーターのyoh氏が発案した「ハマポリ」は、そのイメージイラストとともに瞬く間に受け入れられ、「架空LE」という言葉を生み出し認知された。今回行われた撮影会は、架空LEの開拓者たるハマポリの「純度」を高める撮影であった。

 レポート本編は、「月刊アームズマガジン6月号」(4月27日発売)にて掲載されるが、ここではウェブ速報版をどうぞ!!

 


 

 

 イラストレーターのyoh氏が手掛けた一枚のイラスト。そこに描かれた男性はプレートキャリアを纏い、カマーバンドにはラジオ(無線機)とハンドカフが収納され、背面には「横浜市警察」の文字が。携えるのは89式小銃である。2015年に提唱された「ハマポリ」のコンセプトともいえるイラストに、ハマポリの要素が表現されているのだ。日本にしかない89式小銃を携えるのは国内にある法執行機関、かつ大火力を必要とされる部隊であり、一般的な警察官では対処しきれない事案に対応するための存在であることは、アメリカなどのLEと共通するプレートキャリアからも推察することができる。そして、こうした設定を生かしたコミックもyoh氏自らが生み出されることによって、その世界観をより強固なものにしていったのだ。まずは設定やシチュエーションからスタートしたものが、肉付けされていって世界を構築し、共感を呼んだ。

 

今回撮影の舞台となった九龍戦闘市街区。セーフティエリアは天井も高く、インドアフィールドとしては開放的な雰囲気だ

 

 FBIスワットを彷彿とさせるレンジャーグリーンの上下とプレートキャリア、国産プライマリーウェポンにサファリランドの6004ホルスターに収まるサイドアームをSWATは装備。私服組はレイドジャケットにバッジを携行することで身分を明かす。海外のLEを見事に日本に溶け込ませたそのスタイルにブレはない。そのスタイルを再確認すべく、またさらに深めるべく開催されたのが今回の撮影会だ。撮影会そのものは複数回行われているが、今回はプロの俳優を呼んでの撮影となった。彼らはエキストラとして配されることで、より深い世界観の構築を狙ったものである。場所は、これもまた独特の世界観が好評の「九龍戦闘市街区」が選ばれ、まさにハマポリの舞台にふさわしい環境が整っているのである。

 

人々の間をかき分けて現場へと向かうハマポリSWAT。こういった写真は、エキストラの面々がいなければ不可能だ

 

独特の雰囲気と効果的な照明の配置がなされた九龍戦闘市街区は、非常に「映える」写真が撮れる。ちょっとした風景を切り抜くだけでもこの通り

 

この悪役感!プロの俳優の方々がエキストラとして参加したおかげで、世界観がより深まったといえる。それらしい小道具の数々も

 

【アームズマガジンウェブ編集部レビュー】

 何度か「ハマポリ」は取材させて頂いているが、その強固な世界観には憧憬の念すら抱く。今回の撮影では、専任のカメラマンも参加することによってクオリティの高い撮影が行われていた。また、会場となった九龍戦闘市街区の雰囲気もまたマッチしており、様々なシチュエーションにマッチした撮影が可能だろう。

 

Text & Photos: モロ☆

撮影協力:九龍戦闘市街区銀プロダクション

編集部レビュー:アームズマガジンウェブ編集部

 


この記事の全容は

月刊アームズマガジン2020年6月号(4月27日発売)をチェック!!

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