2018/09/06
G&Gアーマメント L85 ETUシリーズ 製品レビュー 【2018年10月号掲載】
G&Gアーマメント
L85 ETUシリーズ
L85A1 ETU
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
L85 AFV ETU
純イギリス国産のアサルトライフル
イギリス軍が1985年に制式採用した自動小銃で、イギリス軍の陸・海・空軍すべてに採用されたが、初期モデルはジャムや故障などの問題が続出したことで悪評が付いてしまった。数々の改良を経て現在では、現役ブルパップアサルトライフルとしては平均的な性能を有するまでになっており、多くの外国製の銃を採用しているイギリス軍の中でも設計、生産ともに純国産の数少ないライフルとして、近年もA3タイプの更新が決まり、まだまだ現役で使われるようだ。SMGからLMGまでバリエーション展開も可能な設計となっており、実際すべてのバリエーションが採用されている。ま
た民間への販売は一切行なわれておらず、これぞ軍用銃といったイメージから根強いファンも多い。
A1タイプにはODカラーの握りやすいハンドガードが付けられている
AFVのフロント極限まで切り詰められたベリーショートタイプ
A1ではシンプルな円筒形だが、A2ではカートディフレクターも兼ねた型状に変更されている
実銃でも問題になった勝手に押されてしまうマガジンキャッチも完全再現。マガジンを落とさないように注意が必要だ
ETUを標準装備
今回紹介するG&GアーマメントのL85は、スタンダード電動ガンとして発売されていたもののバージョンアップ版だ。電子トリガー(ETU)が組み込まれたことで、ピストンが同じ位置でコックされ、トリガーを引くたびにボルトが確実に閉鎖される。トリガースイッチの変更に伴いトリガースプリングも変更されたようで、ブルバッグ特有のガク引きがなく滑らかなトリガーフィーリングになったのが印象的だ。もちろんETUが付いたことでフルオートと3点バーストの切り替えもOK。オリジナルのメカボックスのため電子ユニットの取付けが難しい機種だっただけに最初から標準で装備されているのは嬉しい変更だ。しかも今回はベーシックなL85 A1、車載用のコンパクトモデルL85 AFVが同時に発売。英軍ファンならコイツは見逃せない1挺だろう。
SUSATサイトは内部のレティクルまで完全再現された堅牢な作りの3倍固定スコープ。上面にはバックアップサイトも装備されている
キャリングハンドルは金属製で重い本体を支えるだけの十分な強度がある
DATA
- 全長:785mm/ 585mm
- 重量:3,780g/ 3,150g
- 装弾数:450発
- 平均値 88.2m/s(0.78J)※気温27℃ 東京マルイ0.20g弾使用
- 集弾性 120mm(20m)
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:G&Gアーマメント
*データは前がL85A1、後がL85 AFV
初速(m/s) | |
1発目 |
88.1 |
2発目 |
90.8 |
3発目 | 87.5 |
4発目 | 88.5 |
5発目 |
86.8 |
6発目 | 88.7 |
7発目 | 86.9 |
8発目 | 87.8 |
9発目 | 88.7 |
10発目 | 88.5 |
TEXT:IRON SIGHT
この記事は2018年10月号 P.84~85より抜粋・再編集したものです。