2020/01/13
ストーリーサバゲー!? 「かもサバ」へ行ってきた!!
サバゲー創造のススメ:第23章「かもサバ」
少し変わったサバゲーが開催されると聞き、千葉県にあるサバゲーフィールド「ATHENA」へカメラを片手に向かった。降りしきる雨の中、ぞくぞくと集まってきた参加者たちの熱意と、主催者の熱意とがあいまってワクワクが止まらないイベントであった。
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開催日:12月07日
開催地:ATHENA
主催:姫守刀也
イラスト:白梅
参加人数:25名
物語の世界の住人になって楽しむサバゲー
「かもサバ」とは、ストーリーサバゲーという物語に沿ってゲームが進行していくサバゲー。天候はあいにくの雨模様であったが、参加者は20人を超え、思い思いにゲームを楽しんでいた。
主催の姫守氏。常にマップの状況を見つつ、運営協力メンバーと無線でやり取りをしていた
机に広げられた世界観マップ。ここまで準備するとはスゴイ!!
物語がしっかりと進行するように、主催である姫守氏のもと大きく印刷された世界観を模したマップ上の盤面が変わっていく。参加にあたっては装備や服装の縛りはないが、コスト制というオリジナルシステムが導入されており、偵察兵、突撃兵、強襲兵、衛生兵など好きな兵科になってゲームに参加するようになっていた。兵科ごとで、ハンドガンのみが使用できたり、フルオートが許可されたりとさまざまであった。
開催地となるサバゲーフィールド「ATHENA」。大きな城が特徴的
ゲーム開始前に運営協力メンバーより説明を改めて受ける
考え抜かれた設定資料と小道具たち!!
参加して最初に感じたのは、雨の中にも関わらず集まってきた参加者たちの熱意と主催者の「かもサバ」にかける情熱だった。入念に準備された設定資料とイベントの世界観をたしかなものにするための小道具の数々。主催を支える運営陣の、イベントをさらに面白くしようという意気込みを強く感じた。
細かく世界観が書き込まれた設定資料。読むことでより物語に入り込むことができる
参加者ひとりひとりに配られた腕章。希望する兵科が記載されており、役割が決定される
兵科ごとに割り当てられた装備で相手との戦闘が各所で行なわれた
拠点を確保するためのカラーボール。拠点ごとにカゴが置かれ、一定の数が入ると拠点が確保される
降りしきる雨の中、カラーボールを片手に拠点を確保するため前進する参加者
さまざまなスタイルの参加者が和気あいあいと参加していた
どんなイベントでも自分の利益ばかりを考えるイベントは長くは続かない。「かもサバ」は今回で3回目を迎え、楽しめる場を参加者と一緒につくっていこうという想いが伝わってきた。
イベント終わりには行ける人たちで露天風呂に向かう光景なども見ていて温かみを感じた。サバゲーの未来はまだまだ明るい。
雨の中にも関わらず集まった参加者たち! 一体感がすごい!!
TEXT:モエガミ
この記事は月刊アームズマガジン2020年2月号 P.236より抜粋・再編集したものです。