2019/12/23
サバゲーマーの間で広がる光剣の世界 ~サバゲ創造のススメ~
カスタムライトセーバーで楽しむ
サバゲのイベントに行くと夕方近くになると光る剣を振るサバゲーマーを見かけるようになった。
光剣は通称「カスタムライトセーバー」と呼ばれるもので、光るだけでなく音も鳴るなど凝ったつくりになっている。そんな光剣について紹介をしていきたい。
製作ハードルは高いがモエガミも自作した光剣を所持している
アニメや映画に出てくる武器が現実に!?
以前、一度だけこちらの連載でこの「カスタムライトセーバー(以降、光剣と呼称)」について紹介をさせていただいたことがあるが、それから月日が経ち、この光剣を持つユーザーがサバゲーマーの間で増えてきた。
夕方以降のフィールドを見ると光剣を使ってチャンバラやセーバーアクションを楽しむ光景を見かけるようになった。要因は、以前に比べて安価で気軽に光剣が入手しやすくなったためだろう。
並べられた光剣。ヒルトと呼ばれる柄の形もさまざまで。起動すると眩しいくらいの幻想的な光が灯る
今回は、購入者が増えたことで喜ばしい反面、ユーザーのみなさんには光剣を楽しむうえで気を付けなければいけないことを、光剣を使ったサバゲイベントを主催している立場として、また、光剣士としても活動している身として、これを機に伝えていきたいと思う。
安全管理をしっかり学び、映画やアニメのようにカッコイイ魅惑の世界を楽しもう♪
楽しむ上でココは気を付けよう!!
使用する電池は「リチウムイオン」と強力な電源を利用している。専用の充電器などは揃え、電池が取り外せる場合はケースなどに入れて保管し、また水に濡れないように管理しよう(適当な管理をすると発火する危険もある)。
ブレードは取り外しができるものがほとんど。頑丈だが、破損がみられる場合は取り換えるようにしよう。
チャンバラをする場合は、目を守るゴーグルを必ず着用しよう。なにかの弾みで当たってしまったら失明の危険性もある。マスクなどもつけるとより安全に楽しむことができる。
基本的にはブレードに当て合って楽しむことが多いが、手に当たってしまうこともあるので手袋などを装備することを推奨したい。
そして何より重要なことだが、イベント会場でカッコイイ姿を見せたくて光剣を振り回したい気持ちはわかる。しかし周りに人がいないか、破壊してしまいそうなものがないか、など周囲の安全を必ず確認しよう。
今回は光剣士仲間のロッテ軍曹氏に協力をいただいた。仲間がいるとより光剣の世界は楽しいものとなる
世界初の光剣サバゲイベントも楽しもう!!
サバゲの楽しみ方は多様化してきており、撃ち合いのサバゲもあれば近接戦闘特化のサバゲイベントもある。近年は「Epic Armoury」の柔らか素材でできたLARP武器と呼ばれる武器を使った近接戦闘イベント「COMBAT LARP」も生まれてきている。
そんな中、この光剣を使った楽しみ方は日本国内でも別ジャンルとして急成長をしてきている。海外ではスポーツとしても定着を見せており、日本にも徐々にその波がきているのかもしれない。
サバゲにおいてエアガンの楽しみ方が発展してきたのは、先代の方々が安全管理についての基準を整えてきてくれたことが大きい。光剣についても、楽しむ上での安全についてひとりひとりがしっかり考えていくと、撃ち合いのサバゲと同じくより楽しいものとして発展していくだろうと私は思う。
光剣を使った3回目となるサバゲイベントが2020年2月23日(日)にF2プラントで開催される! ワクワクドキドキの世界を楽しみたい人はぜひ飛び込んでみよう!!
TEXT:モエガミ
協力:ロッテ軍曹
この記事は月刊アームズマガジン2020年1月号 P.227より抜粋・再編集したものです。