2019/09/30
E&C「M4 13.5インチSMR MK16 URG-I ブラック&DE」製品レビュー
次期米軍特殊部隊のM4 SOPMODが電動ガンで早くも登場
●米軍採用をもぎ取った注目のメーカー
近年もっとも話題になったURG-I (Upper Receiver Group Improved) は、現行の米軍特殊部隊に支給されているM4A1を延命させるために開発された新型アッパーだ。現在採用されているBlock2アッパーの後継にあたる存在で、非公式に「SOPMOD Block3」と呼ばれている。URG-Iの最大の特徴は、M-LOK仕様のガイズリーのレールシステムだろう。
▲DEカラー
ガイズリーは米軍特殊部隊に高品質のトリガーを提供するメーカーだったが、デルタフォース向けにHK416用レールを納入して以来、銃器業界で名を馳せるようになった。もしSMR MK16(Block3)が完成すれば、米軍がピカティニーレール以外のインターフェイスを公式に認めたことになる。そういう意味でURG-Iは注目を集めるプログラムなのだ。
●これが最新のSOPMODだ
E&Cはメディア等に登場して話題となるライフルをいち早くリリースしているメーカーだ。今回ご紹介するM4SOPMOD Block3もその特徴が余すことなく再現され、リアルな刻印と的確なパーツチョイスで再現されている。
最新のSMR MK16ハンドガードは14.5インチバレルに最適な13.5インチの長さのものだ。刻印に至るまで細部に渡って再現されている
コンプリートモデルの利点としてレシーバーとハンドガードのトップレールには段差が出ないことが挙げられる。このフラットにするのが意外と難しいのだ
ハイダーはシュアファイアタイプでサイトはナイツタイプとBlock3で要求されたスペックが再現されている
ガイズリー・スーパーチャージングハンドルはアンビタイプ。プロにもっとも信頼されているチャージングハンドルであり、URG-1では外せないパーツの1つだ
剛性が高いメタル製レシーバーの刻印はCOLTタイプとなっておりシャープで深くモールドされている
レシーバーエンドにはスリングアダプタープレートがチョイスされている。CQDタイプは特殊部隊ご愛用の定番アイテムだ
ミリタリーで特に特殊部隊のスタンダードストックとなったクレーンストックがチョイスされている。シボの具合など、よく再現されている
一番気になるであろうガイズリーSMR MK16はカラー、質感ともに上質な仕上がりで満足いくものだ。カラーもトライアル中にSNSで流出したブラックとDEの2色が用意されている。今までなら高くついた最新M4が非常にリーズナブルな価格で手に入れられる至極の1挺だ。
▲ブラックカラー
DATA
- 全長:828mm/908mm(ストック伸張時)
- 重量:2,585g
- 装弾数:300発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:キンワ
e-mail:sales@kinwa-co.jp
TEXT:IRON SIGHT
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:本上みらの
HAIR&MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:東京サバゲパーク
この記事は月刊アームズマガジン2019年11月号 P.87より抜粋・再編集したものです。