2019/09/04
アクションアーミー「AAC T11ロング&T11ショート」製品レビュー
最新モジュラーストックを装備したモダンライフル
▲AAC T11ロング
▲AAC T11ショート
●2018年もっとも話題になったスナイパーライフル
アクションアーミーが昨年リリースしたAAC T10はヒット商品になった。人気の秘密はレミントンM700用カスタムストック「JAE-700」模したオリジナルストックやボルトハンドルなど、通常は別売となるようなカスタムパーツが標準装備されたところだ。内部機構を今やボルトアクションライフルのスタンダードとなったVSR-10シリーズを踏襲したことでサードパーティーのカスタムパーツやカスタムレピシが流用できることから初心者から上級者まで幅広く支持されている。
●より良く進化させたボルトアクションライフル
T11シリーズはT10よりも自由な発想で拡張性を高めたスナイパーライフルだ。T10に比べて格段に重量が軽くなり、またバランスも良くなり使いやすさが向上している。
スクエアデザインになったレシーバーにはカスタムボルトハンドルとトップレイルを標準装備
ストック前部にはショートレイルを装着するためのアッタチメントポイントが設けられている
T11Sに装備されるフィンガーストップはバリゲード委託射撃にも流用可能なデザインだ
トリガー前にあるマガジンはダミーで本来のマガジンはさらに前に埋め込むように装着される
ストックはベーシックなスタイルになったが、レールアタッチメントポイントは必要な場所にシッカリと付けられている。対するAAC T11ショートはさらにアグレッシブルなショートバレル/ストックレス仕様となっている。グリップ部を中心にモジュラー化がされているので、ロングバレル+ストックレスやショートバレル+ストック付きなどに変換可能。内部機構はT10に準じているのでノーマルはモチロンだが、カスタムベースとしても最適だ。
T11にはスナイピングに欠かせないラバーバットプレートが付いたフィクスドストックをチョイス
T11Sはソードオフスタイルながらグリップデザインが工夫され、どちらも構えやすくなっている
グリップ部は簡単に分解も可能でグリップやストックの組み換えも可能なようにオプションも別売されている
DATA
- 全長:1,086mm/873mm
- 重量:2,162g/1,765g
- 装弾数:50発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:プラウダ
※データは前がT11ロング、後がT11ショート
TEXT:IRON SIGHT
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:東城咲耶子
HAIR&MAKE UP:則めぐみ
撮影協力:F2 プラント
この記事は月刊アームズマガジン2019年10月号 P.97より抜粋・再編集したものです。