装備

2026/02/24

GEAR PHOTO:FICTION WARRIOR IS BACK

 

FICTION WARRIOR IS BACK

 

 

 

About FICTION WARRIOR

 

 

 x115x Taylor(以下115テイラー)は、メイドインジャパンのブランドとして日本人に合うサイズ感とデザインを提案、月刊アームズマガジンの表紙衣装などでもご協力を頂いているタクティカルギアメーカーだ。そんな115テイラーが主催する装備系イベント「FICTION WARRIOR(フィクションウォリアー)」が久しぶりに開催された。115テイラーが推奨する「フィクションウォリアー」は、軍特殊部隊や法執行機関職員のスタイリングを研究し、そこに採用されていないカモフラージュパターンや装備などを取り入れることで、架空系スタイルにリアルさを持たせる装備系スタイリングだ。そのため従来の装備系イベントとは異なり、自分で設定や状況を考え、それに即した個性的なスタイリングがドレスコードとなっている。自分で考察した設定だからこそできる細部にこだわって作りこまれたスタイリングで参加して楽しむイベントだ。

 

 

 全国から集まったフィクションウォリアーたちは、敵味方に分かれてゲームを行ない、休憩やスタート地点への移動の際には談笑が絶えなかった。さらにゲーム終了後には115テイラーの製品がもらえるイベントがあり、最後まで笑顔と交流が絶えない装備系イベントであった。

 

 

 

FICTION WARRIOR Styling

 

 

 115テイラーのデザイナーであるアノニマスさんのスタイリング。特に目を引くのは、MIRA safety TAPRと同社ブロワーの組み合わせたガスマスクセットである。115テイラーのフラッグシップのプレートキャリアであるXP10 PLATE CARRIER Ver2.0に115テイラーのHANGER POUCH+1MAGや同社のポーチを装着。背面にはブロワーを115テイラーの専用ポーチに収納したブロワーのみを装着。マスクをつなぐケーブルを含めワンオフ品が多数装着されている。考え抜いて作られた試作品を実際にゲームで使用してより良きものを量産する姿勢が、多くのファンを獲得する製品の源ともいえる。

 

中東地域の民族衣装であるシャワールカミーズは、軍の特殊部隊や武装勢力などのリアルスタイリングから創作系スタイリングまで幅広く活用されるアイテムだ。中東の民族衣装なので、実物は派手な色や刺繍が施された場合もあるので、ゲームには使いにくいこともあるが、明日香縫製をはじめとした国内メーカーが製造販売しており入手も容易で、カラーバリエーションも豊富である。シャツのカミーズの特徴的なデザインを生かして、カモフラージュパターンやデザインの凝ったパンツなどを合せて個性的なスタイリングをするプレイヤ—が多い

 

115テイラーのXP10 PLATE CARRIER Ver2.0やP15 PLATE CARRIERを中心に各種ポーチや小物をタイガーストライプで揃えたチームの方々。タイガーストライプは1960年代から70年代のベトナム戦争で特殊部隊などに使われたが、日本の植生においても迷彩効果が高く、現在もミリタリーだけでなくファッション界隈でも用いられている人気のカモフラージュパターンだ。最近の装備メーカーは、マルチカム系やグリーン系、タンカラー系以外のカモフラージュパターンや色の装備品も製造販売することが多くなってきたので、個性的なセットアップが容易になった印象がある

 

このチームのメンバーは5.11 TACTICAL のRAPID ASSAULT SHIRTレンジャーグリーンとStryke Pantカーキの上下にマルチカムのプレートキャリアや各種装備を着用し、DBALレーザー、シュアファイアウェポンマウントライト、エイムポイントT2を装着したBCMのMCMR 11.5インチを手にしている。支給品を想像させる統一された銃器や装備に個人裁量で選択ができる追加アクセサリーや装備を着装したスタイリングは、報道写真で見たアメリカ大統領警護チームのようにもみえる。報道写真や動画などの実際の活動する部隊からイメージを膨らませるのも、設定を設けたスタイリングをする上での重要だといえる

 

ポーランド特別軍のスタイリングをした参加者たち。実際に存在する軍組織のスタイリングだが、仮想の作戦を想定して参加している。ポーランド特別軍は、2007年に特殊歩兵コマンドの傘下としてJWグロム、JWフォルモザ、JWコマンドなどのポーランド三軍の特殊部隊やコマンドを統合した組織だ。全身を黒のタクティカルスーツに身を包みAVONプロテクションのFM12マスクにAN/PVS-21ナイトビジョンの姿は、ゲームの世界に出てくるキャラクターのように個性的だ。M14を手にしたマークスマン隊員は、色褪せたポーランド軍迷彩のパンテラ迷彩のコンバットスモックにマルチカムブラックのハットとブラックのパンツで、仲間と調和のとれたスタイリングになっている

 

アーティストのアルマ01さんがデザインしたAEM01 Tactical Hoodieというコンバットシャツにフードが付いたタクティカルコンバットシャツをベースにセットアップしている。ブルーグレーとブラックの組み合わせたコンバットシャツなので、マルチカムのパンツやジーンズなど幅広いアイテムとも相性がよいので、いろいろなセットアップが可能だ

 

ナチュラルギアのパンツ以外にもハーフギリー、チェストリグ、個性的なレールハンドガードが付いたカスタムSCAR-Hライフルもハンティングカモフラージュを取り入れている。ウェアがさらに個性的で、青いデジタル迷彩が特徴のアメリカ海軍のNWU(Navy Working Uniform)タイプ1をカーキカラーでペイントしているのだ

 

特徴的な迷彩柄のウェアとAOR-1パターン装備のスタイリング。このプレイヤーが着用しているベースボールキャップとウェア上下の特徴的な迷彩柄は、アーカンソー州を本拠地とする、ハンティングアパレルメーカーNatural Gea(r ナチュラルギア)の『オリジナルナチュラル』だ。自然の背景に溶け込む迷彩柄としてハンターはもちろんアメリカ海軍特殊部隊でも使用実績があるカモフラージュパターンでもある

 

ハーフギリーと称される上半身や頭部、肩と上腕部を覆うタイプの偽装装備は、上半身の輪郭を崩すので、敵から目視されにくくなる。上半身だけの偽装なので、ゲームで必要な動きが支障なく行なえるので、多くのプレイヤーが試行錯誤した形で運用している

 

ハマポリで有名なyohさんも参加していたが、ハマポリスタイルではなく地下足袋とTシャツを羽織ったスタイルは日本らしさを取り入れつつも個性的なスタイリングだ。地下足袋は、足音が立ちにくいことで古参サバゲーマーに愛用する方もいる。Tシャツを羽織るスタイルは、新しい偽装のやり方として興味深い

 

A-TACS FGカモのパンツ、胸部にロシア国旗を貼ったプレートキャリア、ベルトキット、ヘルメットカバーとA-TACS LEカモのシャツにカスタムAKを手にした特殊部隊スタイリング

 

AR15メーカーで有名なLWRCIが開発したサブマシンガンであるSMG-45とロシア軍などで使われる山岳部隊用戦闘服であるゴルカを組み合わせたスタイリング

 

マルチカムブラックのウェア上下にA-TACS AU (Arid Urban)カモのプレートキャリアとベルトキットに、A-TACS AU (Arid Urban)カモのカラートーンに似た色でペイントされたカスタムAKで戦うスタイリング


 A-TACSカモは、ロシアを含めた多くの国の部隊で使われている。ロシアのアクションシューティングゲームのスタイリングや世界観を模したイベントもあるが、それを可能にするゲームのリアリティとカッコよさのおかげで、そこからインスピレーションを得てスタイリングしているプレイヤーも増えている。映画やドラマ、アニメのような映像だけでなくゲームのキャラクターからもフィクションウォリアーのタイリングは生み出せるのだ

 

フード付きのアウターは、M-51パーカースタイルのナイトデザートカモパーカーをベースにカスタムしたものだ。デザートナイトカモフラージュは、アメリカ軍が冷戦時代のソ連軍が用いるNVG(暗視装置)に対抗するために開発した2色のグリッド(縦横に並ぶ線)の迷彩パターンだ。1980年代に支給され、1991年の湾岸戦争で実戦投入された。人気のカモフラパターンであるためLBTなどの装備メーカーもナイトデザートカモのコーデュラ生地を用いた製品を販売している

 

参加者は自分の想定したスタイリングテーマに即したエアガンを使用しており、定番のAR系以外にも115テイラーが販売する次世代電動ガンMP5用アクセサリーを装着したMP5を使う参加者も多くいた。迷彩効果を高めるようなペイントや実銃のようなサプレッサーの焼けを再現するなど細かなカスタムを施したプレイヤーが多数いた

 

 フィクションウォリアーは、装備系ゲームスタイルのひとつとして定着している。
 カッコいいフィクションウォリアーのスタイリングを作るにはどうすればいいのか。まず『楽しむこと』が重要である。フィクションウォリアーは、現実世界と並行する自分だけの世界を闘うキャラクターである。イメージしたスタイリングに即してアイテムを足し算や引き算をしてハズしアイテムなどを加えつつ、自分がカッコよいと思うギアやウェア、ガンなどを選ぶために自分の世界観や所属、属性を想像し、どんなミッションをこなすつもりで銃と装備を選んだのかなど、ゲームのキャラクターを作るように考えてみよう。参加した装備系イベントや今回の取材記事など他の人たちのカッコいいスタイリングをたくさん見て、どうしてその人たちがかっこいいのか、どうやったら自分に落とし込めるのか研究してみる。そうやって創意工夫して作り上げたフィクションウォリアースタイリングで、ぜひゲームやイベントに参加してみましょう!

 

 

TEXT:Ghost(Ghost in the Dark)
PHOTO:x115x Taylor

開催日:2025年11月16日(日)
主 催:x115x Taylor(X:@x115xtaylor
開催地:サバイバルゲームフィールド サバゲーパラダイス
 (千葉県山武市大木470-1)(X:@Saba_Para
 http://survivalgameparadise.com

 

この記事は月刊アームズマガジン2026年3月号に掲載されたものです。

 

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