装備

2025/06/19

中東の衣装であるカミースを身にまといサバゲをしよう「第6回 カミースサバゲー」

 

第6回 カミースサバゲー

 シャワール・カミースをかっこよく魅せるサバイバルゲームイベント 

 

 

人気のサバイバルゲームイベントは雨雲も常連!?

 

 「カミースサバゲー」は、サバゲーマーならば誰もが知っているであろう装備系イベント。カミースと言えばの代名詞ともなっているイベントは、実は、6回開催した中で晴れたのは1回のみ。雨雲の参加率も高いことでも知られる。


 そんなカミースサバゲー、始まりは2018年にアロハサバゲの主催者だった御射口(ミシャグジ)氏の「今度はカミースオンリーのサバゲイベントをやろう」という何気ない一言だった。アロハサバゲ主催者の「不用意な発言」からスタートしたこのイベントは、全国から多くの参加者が集う一大イベントになっている。


 今回は、先日開催された第6回カミースサバゲーの模様を参加者のスタイリングを中心にご紹介しよう。

 

主催のドンキーさんは、カミースサバゲー以外のゲームやイベントでも必ずカミースを着用するほどの愛好家。カミースのスタイリングに興味がある方は、ぜひ参考にしてほしいカミースユーザーだ

 

沖縄キッチンカーの店主のケンさんもカミースを着て出店。普段からサバゲーパラダイスに出店しているのでフィールドのユーザーには馴染みのお店。今回は角煮丼と沖縄そばが販売され、肌寒い日に参加者たちを体の中から温めてくれた

 

 

間口は広く、奥深い “カミース” がテーマのイベント

 

 

 カミースサバゲーのテーマは「中東の衣装であるカミースを身にまといサバゲをしよう」。ただし敷居が高くならないよう、カミースについては上のシャツのみの着用で良く、一般販売されているものであればノーマルでもいいし、ベルクロカスタムも使用可能、装備類については、着用しなくてもよいというレギュレーションを設けている。要するに、カミースさえ着用していれば参加できる。

 

 ゲーム内容も基本的にはシンプルなフラッグ戦がメイン。今回のイベントでは、午後からは発煙筒も焚いたゲームも行われた。雨と発煙筒の相乗効果で、写真のようなまるで映画のワンシーンのような雰囲気のあるゲームとなった。

 

今回は全国から約50人の参加者が集まった。セーフティ内で行われた開会式では主催のドンキーさんの挨拶、サバゲーパラダイスの管理人であるハンセンさんよりレギュレーションの説明が行なわれた。午前に2ゲーム行ない、昼休みと集合写真撮影の後、午後には7ゲームを行なった

 

半分以上がリピーター、さらに1/3は全6回に参加しているという“熱い”参加者が多いのもこのイベントの特徴。天気は雨で、午後から小降りという生憎の天気だったが、過去にも大雨を経験していることもあり、カミースの下にカッパを着るという手慣れた対策をする参加者もいた。このイベントの風物詩と言わんばかりに、雨も楽しみながら各自がゲームに参加している姿が印象的だった

 

カミースサバゲーでは、免許不要の特小無線(特定小電力トランシーバー)が使用されている。スタッフは各チームスタート地点での開始の合図や状況確認に、参加者は同じチームでゲーム中の戦況を情報交換するために使える。自分の無線機を持ち込むと、よりゲームを楽しむこともできる。導入する際は、悪天候でも使える防水性能が高いメジャーな無線機メーカーの特小無線がおススメ。ハンドマイクやヘッドセットなど対応するアクセサリーも豊富だ

 

世界2大アサルトライフルであるAR15とAKのカスタムモデルを手にした参加者たち。参加者のセンスの良さもあるが、カミースはそのどちらもかっこよく使えるスタイリングであることがわかる

 

ウェポンマウントライトの光で視界を確保してハンドガンで敵陣に強襲する参加者。雨天で暗くなった空の下、日中のゲームでは使うことがないウェポンマウントライトが活躍していた

 

全ゲームセミオート限定ながらLMG /分隊支援火器は依託射撃でのみフルオート可能(9発までの指切り)なので、味方のフラッグ奪取行動や敵の進軍への防衛に対して大活躍していた

 

閉会式のあとは抽選会が開催された。サバゲーパラダイスの番号付きマーカーで抽選が行なわれ、協賛各社から提供された豪華賞品が幸運な参加者に手渡された。そして主催者自らが「何が優勝なのかがわからないが毎度出している賞品」と語る恒例の優勝トロフィーやネタ商品も授与された

 

協賛品
・サバパラステッカー
・明日香縫製雑貨店(シャルワールカミース、オペレーターズカミース、CIAカミース)
・優勝トロフィー(ネタ賞品)

 

「カミースサバゲーに本当に優勝というカテゴリーがあるならば、大雨というイベントとしては厳しいフィールドコンディションでも、ひたすら楽しく集まった仲間たちと楽しめた参加者たちだったと言えるでしょう。開催ごとに参加するリピーターがいるのがその証拠だと思います」とイベントを振り返る主催のドンキーさん

 

 カミース・スタイリング PICKUP 

 

協賛メーカーである明日香縫製雑貨店のスタッフさんによるシャワール・カミースの由来であるシャツとパンツを合せた正統派カミーススタイリングから、本家と同じようなゆったりしたデザインのボトムやチノパンやジーンズなどのアパレルボトムを組み合わせたユーザーまで幅広いスタイリングが見られた

 

カミースシャツに合せるボトムとしてBDUパンツを着用するユーザーが多いが、定番のミリタリーパターンだけでなくハンティングやファッション系迷彩柄もあるため、自分の個性が出しやすくなっている

 

着こなしの自由度の高い “カミース” スタイリングでサバゲーをより楽しもう!!

 

 

 シャワール・カミース(Shalwar kameez)はインドやパキスタン、アフガニスタンなどで着用される民族衣装で、ゆったりした上下のデザイン以外は、裾の長さや襟元のデザインや刺繍の有無など様々なモデルが存在している。


 紛争地域で活動をする戦闘員の中には、迷彩柄のカミースを着ている者もいる。もし個性的なカミースに興味が出たならば、様々なカミースを製造販売する明日香縫製雑貨店で入手可能。次回のカミースサバゲー開催時には、この記事を参考に是非参加してみてもらいたい。

 

 

TEXT:Ghost(Ghost in the Dark)
PHOTO:サバゲーパラダイス(X:@Saba_Para

日付:2025年3月16日(日)
主催:ドンキー(X:@Don_Don_Don_key
場所:サバゲーパラダイス(千葉県山武市大木470-1)

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年7月号に掲載されたものです。

 

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