2026/01/08
「ROBSON Trinity」発売記念企画!ハンター・五十川英明と、ナイフ作家・島田英承によるインプレッション【ナイフダイジェスト・アームズマガジン版】
人類最古の道具とも言われる刃物。その中でも、実用性と収集性が並び立つアイテムである「ナイフ」にフォーカスして、最新情報をお届けしよう
TOPIC
発売記念企画
12月26日発売!!「ROBSON Trinity」。人気を受け前倒しで販売スタート!!ハンター・五十川英明と、ナイフ作家・島田英承によるインプレッション
モキナイフ、山秀、そしてHOBBY JAPANが手を組んで送り出す三位一体のコラボナイフ、ROBSON Trinity。
10月の発表以来、大きな反響を呼び、予約も数多くいただいている。好評を受け、モキナイフが動いた。
制作を前倒しにしたのである。その結果、2026年1月中旬を予定していた販売開始を、’25年12月26日からに前倒しできることとなった!
ということで今回は記事も、モキナイフが以前からROBSONシリーズのフィールドテストを依頼していたハンター、五十川英明さんによる「ハンティングフィールドでの使用感」をご紹介したい。
さらに、同シリーズのデザインに大きく影響を与えたカスタムナイフ作家、島田英承さんによる「プロ作家から見たインプレッション」も、併せてお届けしよう!!
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「初心者からプロまで、様々な要求に高いレベルで応える1本」(五十川英明)
「ひとことでいえば、大変優れているナイフです」
そう語るのは、五十川英明さん。岐阜県関市に在住のハンターとして、モキナイフの“ROBSON”シリーズをフィールドで使ってきた上での結論だという。
「今年(2025年)の7月頃から、関市の要請を受ける形で、シカとイノシシの有害鳥獣駆除活動を行ってきました。捕獲した頭数は10月末の時点で26頭。ほぼすべての個体でROBSONを使用して解体しました」
五十川さんは、セレクトナイフショップ「BARCO」の経営も行っている。ナイフや刃物に対する知識も、学び続けているからこそプロダクトとしてのクオリティの高さも実感できる。
「使いやすさには理由があります。研ぎの角度を鋭角にしているから切れが鋭いこと。ブレードに錆びに強い素材を使っているから防錆のメンテンスに手間を取られないこと。そして、硬度が高いので切れ味が持続すること。実際、フィールドで使い始めてから研ぎ直しをしていませんが、使い心地の良さは変わらず、高い性能を維持しています。いずれもナイフファクトリーとしての知見を活かした処理だと思います」
その言葉にモキナイフの代表取締役、櫻井哲平さんも、安堵の表情を浮かべる。
「良い結果が出て、一同喜んでいます。五十川さんには、ROBSONはじめ我々のアウトドアナイフをフィールドテストしていただいています。しっかり使用した上でのフィードバックは製品づくりにも良い影響を与えてくれていることは間違いありません」
五十川さんは、獲物の止め刺しと血抜き、さらに解体までをROBSONで1本で行ってみて、どの工程でも十分に使えるという確証も得たという。
「いわゆる『使い倒した』上で言えるのは、ハンティングからブッシュクラフトまで、アウトドアでの様々な用途に安心して使える1本であること。まさに『初心者から上級者まで、その要求に高いレベルで応えてくれるナイフ』だと思います」
そう語る五十川さん。最後に“ROBSON Trinity”の魅力について教えてくれた。
「深い緑のハンドルがフィールドでひときわ映えるから、持つ楽しみも十分に味わえる。アウトドアでの時間をより楽しいものにしたい方々に心からお勧めできる1本です」
グリーンジュートマイカルタが、日本の自然にひときわ映える。持つ楽しみも味わえる1本だ 写真:五十川英明
「ファクトリーの技術力と応用力の高さを感じさせる1本」(島田英承)
「これは良いナイフだ」
“ROBSON Trinity”の持ち心地をしばし確かめてから、島田英承さんはひとこと、そう言った。
島田さんは言わずと知れた国内外で高く評価を受けてきているナイフ作家である。世界を見渡しても、彼ほどの『用と美』を兼ね備えた作品を生み出す作家はどれほどいるだろうか。
すでにレジェンドの域に入りながらも挑戦をやめない作家は、少し前に、モキナイフとのコラボを行った。
WAZAMONOというブランドでアウトドアナイフ『山猫Jr.』を企画した際に製造をモキナイフに託したのである。国内有数のナイフファクトリーならではの品質の高さも大きく寄与した結果、プロジェクトは成功を収めた。
「その際の、島田さんのアイデアが生かされているんですよ」
櫻井哲平さんがそう語るように“ROBSON Trinity”には山猫Jr.で得た知見が生かされている。
ハンドル部分の鋼材がハンドル材よりもわずかにはみ出ており、さらにセレーションが入っているのだ。いずれも「山猫Jr.」で島田さんの提案で行ったデザインと加工である。
「バトニングなどの際に木材を打ち付けてもハンドル材にダメージを与えないようにすると同時に、握った際に滑りにくくする効果も生み出します。アウトドアナイフとしてしっかり使えるモデルにしたい、という島田さんの考えを実現すべく、私たちも製造の部分で全力を出させていただいたんです。その際のノウハウを今回も活かしたつもりです」
そう振り返る櫻井さんのコメントを伝えると、島田さんも大きく頷いた。
「山猫Jr.の時は、もう少しクリアランスを設けたんだけど、“ROBSON Trinity”では鋼材のはみ出しもギリギリに抑えて、スマートな印象を出している。ファクトリーとして、この処理をここまでの精度でできることは、本当にすごい。技術力と応用力の高さを感じさせる」
島田さんはさらにハンドルのジュートマイカルタの立体整形にも言及する。
「この握り心地の良さは特筆に値すると思う。アウトドアである程度タフに使うことを想定して、細部にまで工夫を凝らしている。モキナイフの良さが凝縮されたようなモデルだし、アウトドア用の相棒が欲しいという方にもおすすめできる1本だね」
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手仕事の部分を多く残した「日本のものづくり」ならではの細やかな心遣いが随所に感じ取れる。気鋭のハンターと、日本を代表するカスタムナイフ作家が、それぞれの視点からお墨付きを与える“ROBSON Trinity”。
ぜひ手に取ってその使い心地を試してもらいたい。
ROBSON Trinity(限定モデル)
販売開始!!「ROBSON Trinity」を購入するには
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- モキナイフでは販売いたしません。
- 2025年12月26日から発売開始(予約分はそれより早く発送される可能性があります)。
- 予定数に達した時点で販売終了となります。
- 以下に記載の連絡先に問い合わせ、もしくはURLから通販サイトで詳細を確かめてください。
ホビージャパン
HOBBY THE PEOPLE (通販のみ)
https://hobbythepeople.shop/items/6906bbad4f6263df9018a003
*山秀で購入するモデルはブレードの表側(MOKIのロゴが入る側)に"Yamahide"、裏側(ROBSONのロゴが入る側)に"Hobby JAPAN"のロゴが入ります。
REPORT
MOA EXPO / KNIFE & LIFE SHOW in 台湾
台湾にある台北市で、2025年11月末に「MOA EXPO(以下MOA)」と、「KNIFE& LIFE SHOW( 以下KLS)」が開催された。
MOAでは台湾のナイフ作家たちをはじめとする刃物も展示販売された。目玉として参加したKIKU KNIVESは大人気。2日目に開催された松田菊男さんの講演会には熱心なファンが集った。
KLSは23回目を迎えるナイフショー。日本のナイフ作家たちも多数参加することで知られる。今回も原幸治、島田英承、市川志郎(敬称略)、岡安鋼材などが参加し、大賑わいとなった。(写真はすべて渡辺干年)
MOA EXPO
KNIFE & LIFE SHOW
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And more!!
●価格:¥16,500(税込) 写真:五十川英明
問い合わせ:BARCO https://www.instagram.com/barco_rosso/
●ブレード長:120mm、ブレード材:VG XEOS、価格:¥68,000(税込)
問い合わせ:
山下刃物店 https://yamashita.ocnk.net/
アウトドアクラブ https://www.odclub.net/
イエローナイフ アウトドアショップ https://ablaze-corp.shop/
構成:服部夏生(刃物専門編集者)
この記事は月刊アームズマガジン2026年2月号に掲載されたものです。
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