2025/12/24
フィールドを駆ける! サバイバルゲームの装備を研究しよう!!「篝火狐鳴」
SURVIVAL GAMERS LABORATORY
![]()
篝火狐鳴
サバゲーマーを取材し、注目の装備を研究するコーナー「サバゲーマーラボラトリー」。今回ピックアップするサバゲーマーは、たけのこ。
たけのこは、和のデザインを主として神話や妖怪などをモチーフに、京都の西陣織生地に刺繍をしたパッチやグッズのメーカーであるこっくり工房のデザイナーだ。
10年のサバイバルゲーム歴の中で競技系も含めさまざまなゲームに参加した経験を持つ。現在は、自衛隊装備系イベントなどに参加しながらイベントを主催もするサバイバルゲーマーとして活躍している。
今回は、彼女のそんな装備を研究し、その魅力を今回はお伝えしていこう。
SURVIVAL GAMER:たけのこ
![]()
![]()
CONCEPT:和装ミリタリー
今回のスタイリングイメージは、和装ミリタリー。
「和装とミリタリーを融合ができれば」という思いから「日本において、現代に至るまで和服が一般的な服装のままだったら、自衛隊装備はこんな感じだったのでは」という想定のもとに作り上げたスタイリングだ。
たけのこさんは、2020年にこっくり工房がスタートしたタイミングで、迷彩着物をベースにした和装ミリタリーのスタイリングを始めたという。和装ミリタリースタイリングは、こっくり工房のブランドイメージを伝えるミューズのような役目をしているといえる。
自動小銃と装備品
![]()
![]()
数ある和装ミリタリースタイリングの中から、今回は陸上自衛隊の新旧2種類の装備と和装袴装備を組み合わせている。腰回りの装備は、弾帯ベルトを使用しているが、それが帯の代わりになり、帯の上に重ねて装備可能だという。
架空スタイリングだが、実際に使っていたらと想定、実用性を考えて装備を組んでいる。自衛隊括りのゲームイベントなどで着用するための新旧のリアルな自衛隊スタイリングも行なっている。
![]()
![]()
ヘッドギア
陸上自衛隊の戦闘ヘルメットであり現在は旧式となった66式鉄帽は、当時使っていたセッティングに近いスタイルを想定している。一方、陸上自衛隊88式鉄帽は、顎紐やハンモックを、89式小銃の官品3点スリングレプリカといった自衛隊系レプリカアイテムを販売する「ちょんまげインプ(X ID:@gc8wrx_ra)」のアイテムに変更している。
自衛隊系スタイリングの場合、個人メーカーによる精度の高いレプリカアイテムが、再現度を増すための必須なアイテムになっている。
![]()
アーマーとベルトキット
旧装備のベルトキットには、旧式の弾帯(ピストルベルト)にサスペンダーを組み合わせて、弾帯に弾納(ライフルマガジンポーチ)、水筒覆いに覆われた水筒などを装着している。防護マスクケース2型と旧型の救急品袋が装備のポイントとなっている。
背面に装備したエンピ(携帯用スコップ)がお気に入りだという。
自衛官は、エンピを単独で背負えるように通したゴムひも、通称「カンタロウ」を自作して運用していたそうだが、それに倣って自転車のゴムチューブを使って背負う紐部分を自作して使っているとのことだ。
現行装備品については、弾納1本用と2本用の各2個装着の一般的な腰回りのセットアップだが、縁が迷彩のテープを使っているものを取り入れている。胸部は、弓道で使う胸当てにベルクロを縫い付けて、パッチベースに改造したもの。アクセントとして、こっくり工房の西陣織パッチを付けてスタイリングの装備として使用している。
アサルトライフル
S&T製64式小銃(写真奥)は、外装を知人で、64式小銃の外装リアル化や「#猫の手ウェザリング」で知られる Cat SP(X ID:@CatSP11)によって加工された本格的なウェザリング仕様になっている。細部のこだわりとして、マガジンの装着角度を実物のような角度に修正できる 南蛮堂(X ID:@nanbandou)のマガジンキャッチインナーを使っている。
東京マルイ製89式小銃(写真手前)は、陸上自衛隊第一空挺団へのリスペクトで折曲銃床式を使用している。負い紐は、ちょんまげインプ製品の3点スリングを装着。このスリングは、実物に似せることにこだわるメーカーの代表製品として、多くの自衛隊スタイルユーザーに愛用されている。
![]()
![]()
ピックアップアイテム:迷彩着物
世界観が確立された、ハイクオリティな装備をつくり出していくたけのこさん。中でも迷彩着物は、プロフェッショナルに仕立てを頼んでいるのだという。
「和裁士さんにお願いして生地から仕立てていただきました。陸自のほうはリップストップ生地を使用しているのもこだわりポイントです。
この他、海自と空自もあるので、戦隊もののように陸海空(プラス旧)の着物が揃います。さらに、タイガー迷彩、ミッチェル迷彩、チョコチップ迷彩での着物など、種類が増え続けています。
ウェザリング加工、顎紐や負い紐など、趣味でやっている自作装備の割合が多いのですが、こっくり工房のパッチも、もともと好きで作りたい、からスタートしたもの。だからこそ、自分で作り上げたい、より良いものをつくりたい、という熱量と高い技量を併せ持った周りの方々から、いつも刺激をいただいています」。
![]()
![]()
「着物は老若男女全世代に似合う、心を揺さぶる服だなと思っております。サバゲやミリタリーを趣味として長く楽しみたい。年老いてからもカッコよく着こなせるように、という想いを込めた迷彩着物です。私にとっては着物でしたが、ぜひ皆様との熱い想いのこもった装備で遊べる事を楽しみにしております。
タクティカルな和装で集って遊びたい人は、ぜひコトサバというイベントもよろしくお願いします。」
と語るたけのこさん。
今後も多くのユーザースタイリングをご紹介していくのでお楽しみに!
TEXT:Ghost(Ghost in the Dark)
MODEL:たけのこ(X ID:@take4take2)
PHOTO:顎門(アギト)(X ID:@dookiegreenday3)
SPECIAL THANKS:
こっくり工房(X ID:@kokkuri_ws)
Military Field GERONIMO(千葉県千葉市多部田町801-2)
この記事は月刊アームズマガジン2026年1月号に掲載されたものです。
※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

