2019/06/16
毛野ブースカが語る #ガンとミリタリーのある生活
アームズマガジンで編集ライターを長らく務めている毛野ブースカ。生粋のシューターであり「いつも心にタクティカル」をモットーとする彼の銃や装備へのこだわりとは?
BOOSKA's EQUIPMENT
プレートキャリアとベルトキットを着用したフル装備状態。コンバットシャツ、コンバットパンツともにCLAW GEAR、メカニックスウェア・オリジナル0.5mmグローブ(コバート)、Notchタクティカルキャップチョイス。装備はマルチカムやTAN系で統一している。ベルトキットのポーチ類はプレートキャリアに干渉せず、屈んだ時に邪魔にならないように身体の前面には装着しない
「私が装備を選んだり、セッティングするうえで基準となるのが『実弾射撃に耐えられるどうか』だ。タクトレをするために渡米することが多い私にとって、エアガンを撃つ時も実弾射撃を意識したガンハンドリングを行なっている。そうなるとホルスターやマガジンポーチ、ベルトなどは必然的に実銃用に作られたものを選ぶことになる。間違った装備を選んでしまった結果、レンジで銃を落としてしまったり、事故が起きてしまっては大変だからだ。実弾射撃に耐えられるということは、置き換えればエアガンを使ったシューティングマッチやサバゲでも充分機能し、安心してプレイできる」
ベルトキットはオードナンスのタクティカルガンファイターベルトをベースに、サファリランドのユニバーサルベルトループ(ミドル)+グロック19ライト付き用7377 7TSALS ホルスター、ハイスピードギアのTACOマグ、ダイレクトアクションのダンプポーチ、ラプタータクティカルのスモールユーティリティポーチ、Eleven10のリジッドTQポーチを装着
プレートキャリアはLBXタクティカルとコスタルーダスがコラボしたARMATUSプレートキャリア(マルチカム)、フェローコンセプトのキャリーエラスティックカマーバンド、マガジンポーチはR=EQUALのM4 用CLAMS MGPOUCHとブルーフォースギアのTen-Speedダブルピストルマグポーチの組み合わせ
VOLK TACTICAL GEARのポロシャツとロングスリーブTシャツ、5.11 タクティカルのQUEST PANT、腰回りはレイブンコンシールメントシステムズ(RCS)のCOPIAコンボマグポーチとPERUNホルスター、ブレードテックのウルティメイトキャリーベルトを組み合わせたインストラクタースタイル
コンシールドキャリー部門でシューティングマッチに参加する時は、VOLK TACTICAL GEARのTACストレッチシャツ、5.11タクティカルのディフェンダーフレックスストレートジーン、インサイドホルスターというコバートスタイルで挑む
コバートキャリースタイルに欠かせないのがインサイド(IWB)ホルスターだ。特にRCS のインサイドホルスター(グロック用)は秘匿性を保ちつつ快適にキャリーできてドロウしやすく、ベルトループの種類が豊富で角度がセッティングしやすい。いつの間にか全種類を揃えてしまった
「『シューティングマッチでコンマ何秒の勝負についていけるか』もシューターである私にとって重要な基準。特にホルスターやベルト、マガジンポーチへのこだわりはハンパない。しっかり銃を保持しつつドロウしやすく、身体に装着した時にズレがなく常に同じ位置にセットされている。手を伸ばせばそこに銃やマガジンがある…これが理想だ」
ホルスターにコダワリを持つ私はカイデックスホルスターを中心に数十個は持っている。最近のお気に入りはサファリランドの7377 7TSALS ホルスター(左)とRCS のPERUN ホルスター(右)。どちらもグロック19ライト付き用。サファリランドとRCSのホルスターは特殊部隊などでバトルプルーフされており、買って損はない
「また、エアガンをたくさん持っているイメージがあるようだが、エアガンはあくまで道具であり、見た目よりも性能重視。シューティングマッチやタクトレで使えるものしか持っていない。これは装備にも当てはまる。モットーとする『いつも心にタクティカル』は伊達ではないのだ」
プライマリーウェポンは自らチューンしたKRYTACのTRIDENT Mk2 SPR-M(コンバットグレー)にノーベルアームズのSURE HIT 1824IR HIDE7 SSTP、シュアファイアのM600DFスカウトライト、PTSのセンチュリオンアームズM-LOK CMR 13.5インチ、ブルーフォースギアのヴィッカーズスリングを装備
セカンダリーウェポンは長らく東京マルイ・シグザウエルP226Rを使っていたが、最近ではケイホビーのアサルトフレームに換装した東京マルイ・グロック19にシュアファイアのXC-1Bを装着したものを使っている
毛野ブースカ PROFILE
アームズマガジンの編集ライター。エアガンシューティング歴30年。シューティングマッチの入賞経験多数。IDPAナショナルズ参戦、シグザウエルアカデミーやラリー・ヴィッカーズのタクティカルトレーニングを受けるなど実弾射撃経験も豊富。
TEXT:アームズマガジン編集部
この記事は月刊アームズマガジン2019年7月号 P.42~43より抜粋・再編集したものです。