エアガン

2025/06/25

手軽にスナイパー気分を味わえるL96スタイルのスナイパーライフル「AGM AW338エアコッキングライフル」

 

最新スナイパーライフル実射テスト!

 

エアコッキング式のスナイパーライフルといえば実射性能が選択基準の重要なポイントとなる。毛野ブースカと風見れんがガチで実射テストを行なった。果たしてその結果はいかに!?

 

手軽にスナイパー気分を味わえるL96スタイルのスナイパーライフル

 

 

 

 AW338はイギリスのアキュラシーインターナショナルが製造するスナイパーライフルでイギリス軍ではL115A3の名前で制式採用されている。アキュラシーインターナショナルの代表作と言えばL96A1であり、L96A1は固定ストックだが、AW338は折り畳みストックを採用している。

 

.338ラプアマグナム弾を使用するためサイドポートタイプの大型マズルブレーキが装着されている

 

リーズナブルなモデルながらフルートバレルが再現されている。樹脂製でありながら実射テストではしっかり命中精度が出ていることが確認できた

 

ホップアップの調整はバレル左側のレバーをスライドして行なう。0.20gのBB弾を使用した場合、強ポジションでちょうどよかった

 

やや湾曲した形状のトリガーは遊びが少なく、引き切りが手前にあるトリガーフィーリングとなっている

 

樹脂製のバイポッドが標準装備されている。伸縮機能はオミットされており、折りたたみ機能のみとなっている

 

 多くの方がイメージするスナイパーと言えば、かっこよくプローンポジションからスナイピングする姿だろう。このモデルにはバイポットが標準装備されているため、手軽にスナイパースタイルを楽しむことができる。スコープマウントベースも備わっており、好みのライフルスコープを搭載することができる。ストック下部のモノポットも可動するので、スナイパーライフルとしての機能も充分備わっている。

 

シリンダーは金属製。この価格帯でありながらシリンダーは作りがしっかりしており、上下のブレが少ない弾道であったことから初速が安定している証拠だ

 

レシーバー上面には20mm規格のスコープマウントベースが装備されている。剛性は確保されているので大きめのライフルスコープでも充分対応できる

 

フォールディングストックは左側に折り畳むことができる。ストックを折り畳んだ状態でもボルトは操作できる

 

マガジンはマガジン底部のロックレバーをつまみながら引き出す。フォアエンド下面にはアクセサリーレールが追加されている

 

樹脂製の軽量なマガジンの装弾数は24発。マガジンを挿入する向きが刻印されているため間違って装填しにくい

 

 シリンダーを除いたパーツは樹脂製のため見た目とは裏腹に非常に軽い。樹脂製パーツが多いため剛性面に少々不安があるものの、高い命中精度を発揮していることからサバゲで問題なく運用可能だ。AGMのエアガンはリーズナブルな価格設定のため、エアガンで遊ぶ楽しさを手軽に体験することができるのが魅力。エアガンに興味を持ち出したユーザーが、エアガンがどんなものなのかを体験してみるのにちょうどいい製品である。

 

 

実射テスト内容

 

東京マルイ VSR-ONE ゴールドエディション

 

 今回の実射テストは、サバイバルゲームフィールド「yaNex」内にあるシューティングレンジの20mと30mに設置された頭部サイズのメタルターゲット(写真内の各距離とも矢印のターゲット)に、銃をテーブルにレストした状態で毛野ブースカと風見れんがそれぞれ10発中何発ヒットしかを計測。0.20g弾を適正ホップアップ状態でセッティング後、実射テストを実施した。

 

20m&30mでのヒット数(10発発射)

  毛野ブースカ 風見れん
20m 8

10

30m 1 5

 

リーズナブルで樹脂製パーツが多用されていることからどれだけの結果が得られるのか不安だったが、20mは全弾命中。30mも5発命中させることができた。サバゲでもヒットをとれる実力があることが確認できた

 

見た目より軽いので取り回しやすくボディ剛性はしっかり確保されている。チープ感は拭えないものの銃のポテンシャルは高く、チューニング次第ではさらに命中精度を向上させられるのではないだろうか

 

 


 

AGM
AW338エアコッキングライフル

 

DATA

  • 全長:1,190mm(ストック折り畳み時980mm)
  • 重量:2,140g(バイポッド含む)
  • 装弾数:24発
  • 価格:ブラック、オリーブドラブともに¥14,850
  • お問い合わせ先:UFC
  • e-mail:wholesale@ufc-web.com

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:風見れん/アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力:yaNex

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年6月号に掲載されたものです。

 

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