2025/06/22
無骨なデザインとカラーリングが特徴のロシア製ライフルを再現「S&T SV-98エアーコッキングスナイパーライフルリアルウッド」
最新スナイパーライフル実射テスト！
エアコッキング式のスナイパーライフルといえば実射性能が選択基準の重要なポイントとなる。毛野ブースカと風見れんがガチで実射テストを行なった。果たしてその結果はいかに!?
ロシアらしい無骨なデザインとカラーリングが施されたスナイパーライフル
ロシアのSV-98という聞きなれないスナイパーライフルを紹介したい。ロシアにはAKシリーズを製造していイズマッシュというメーカーがある。そこでは有名なドラグノフSVDが製造されている。ドラグノフSVDはボルトアクションに比べて連射性能は優れているが射撃精度は劣っている。そこでイズマッシュはより精度を重視したボルトアクションライフルを開発、誕生したのがSV-98なのである。
SV-98には一見するとAKシリーズやドラグノフSVDらしいデザインは承継されていないように見えるが、木製の合板を使用したストックはAKMと同じ製法で製造されている。カラーリングも実銃に近いグリーンで塗られており、ロシア製の雰囲気がどことなく漂う。ビジュアル的に最も目を奪われるのが、キャリングハンドルである。金属の棒を曲げただけのシンプルな形状で、無骨というか、機能美というべきか。どちらにせよ使えればそれでいい、というロシアらしさが前面に押し出された潔いデザインである。
ラバーが施されたグリップや、チークピースとバットプレートは体格に応じて調整が可能。独特なビジュアルのキャリングハンドルと強烈な印象を与えるカラーリングのストックはサバゲフィールドに持ち込むと話題になること間違いなし。実射性能も高くメインウェポンとして充分に使える。
実射テスト内容
今回の実射テストは、サバイバルゲームフィールド「yaNex」内にあるシューティングレンジの20mと30mに設置された頭部サイズのメタルターゲット（写真内の各距離とも矢印のターゲット）に、銃をテーブルにレストした状態で毛野ブースカと風見れんがそれぞれ10発中何発ヒットしかを計測。0.20g弾を適正ホップアップ状態でセッティング後、実射テストを実施した。
20m＆30mでのヒット数（10発発射）
| 毛野ブースカ | 風見れん | |
| 20m | 10発 | 9発 |
| 30m | 3発 | 5発 |
S&T
SV-98 エアーコッキングスナイパーライフルリアルウッド
DATA
- 全長：1,195mm
- 重量：4,880g
- 装弾数：45発
- 価格：￥61,600
- お問い合わせ先：UFC
- e-mail：wholesale@ufc-web.com
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT：風見れん／アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力：yaNex
この記事は月刊アームズマガジン2025年6月号に掲載されたものです。
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