エアガン

2025/06/19

スナイパーライフルの定番モデルをフェイクウッドで再現「AGM M700エアコッキングライフル」

 

最新スナイパーライフル実射テスト!

 

エアコッキング式のスナイパーライフルといえば実射性能が選択基準の重要なポイントとなる。毛野ブースカと風見れんがガチで実射テストを行なった。果たしてその結果はいかに!?

 

フェイクウッドストックが装備された元祖スナイパーライフル

 

 

 

 レミントンM700と言えばスナイパーライフルの定番モデルであり、タクティカルユースからハンティングまで幅広く使用されている。AGMがモチーフにしたオーソドックスな木製ストック付きのM700は、最新のアメリカ系兵隊で使用されているM40A7などと比較すると古臭さは感じてしまうが、ブルバレルにライフルストックのフォルムはみんながイメージするスナイパーライフルそのものである。

 

シリンダーはシルバー仕上げでオールドスクールなボルトアクション式スナイパーライフルの雰囲気が十分に伝わってくる

 

レシーバーはM700をモチーフにしたものになっているが、20mm規格のスコープマウントベースはモダンな中央が窪んだデザインのものが採用されている

 

トリガーは金属製でシアが落ちるタイミングが分かりやすく命中精度向上に一役買っている

 

ホップアップ調整はバレル左側の調整レバーを用いて行う。今回の実射テストでは0.20gのBB弾を使用してLOWポジションで実射した

 

リアルなブルバレルが再現されており7.62mm×51弾を使用するボルトアクションライフルらしいマズルクラウンとなっている

 

グリップはオーソドックスなモンテカルロタイプ。この価格帯でありながら木目の質感がリアルに再現されている

 

 もちろんライフルスコープを装着するためのマウントベースは標準装備されており、非常にコスパのいいモデルである。リーズナブルな価格設定ながら作りはしっかりとしており、レシーバーは金属製でおもちゃっぽさを感じさせない仕上がりになっている。スナイパーライフルというと少し敷居が高いように感じられてしまうかもしれないが、エアコッキング式は最もプリミティブな発射方式であるため、あとはターゲットさえ用意できればいつでも遊ぶことができる。

 

セーフティレバーには各ポジションの刻印があり、Fがfireで発射可能状態を意味し、Sがsafetyで安全状態を意味している

 

フォアエンド先端にはスリングスイベルがレイアウトされており、ツーポイントスリングを取り付けることができる。また、下面にはスイベルスタッドも装着されている

 

ストック下部にはスリングスイベルが取り付けられている。後端部分のバットプレートは滑りにくいラバー製となっている

 

ストックの下部にマガジンを挿入して弾を送り込む方式が採用されている。マガジン前方の円筒形のボタンを押し込むことでロックが外れてマガジンを取り出すことができる

 

マガジンの装弾数は30発。半透性のスモークブラック樹脂のため残弾数が目視で確認できる

 

 エアガンはサバゲを行なうだけが楽しみ方ではない。プリンキングでも充分楽しむことができる。ライトユーザーが満足できるということはサバゲーマーやお座敷シューターが購入してももちろん楽しむことができる。リーズナブルな価格設定なので撃って楽しみたい方はもちろんカスタムガンのベースとしても最適だ。

 

 

実射テスト内容

 

東京マルイ VSR-ONE ゴールドエディション

 

 今回の実射テストは、サバイバルゲームフィールド「yaNex」内にあるシューティングレンジの20mと30mに設置された頭部サイズのメタルターゲット(写真内の各距離とも矢印のターゲット)に、銃をテーブルにレストした状態で毛野ブースカと風見れんがそれぞれ10発中何発ヒットしかを計測。0.20g弾を適正ホップアップ状態でセッティング後、実射テストを実施した。

 

20m&30mでのヒット数(10発発射)

  毛野ブースカ 風見れん
20m 8 9
30m 2 2

 

リーズナブルな価格設定のエアコッキングガンながら必要にして充分な実射性能が得られた。軽量で扱いやすく入門機種としても最適だ

 

手軽に遊べるライト層向けのエアガンであるため、他のサバゲ向けエアガンとガチンコ勝負は少し土俵が悪いと感じているものの、20mの距離であれば充分狙って命中させることができた

 

 


 

AGM
M700エアコッキングライフル

 

DATA

  • 全長:1,075mm
  • 重量:1,820g
  • 装弾数:30発
  • 価格:ブラック、フェイクウッドともに¥16,500
  • お問い合わせ先:UFC 
  • e-mail:wholesale@ufc-web.com

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:風見れん/アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力:yaNex

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年6月号に掲載されたものです。

 

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