エアガン

2025/05/12

ベースガンが存在しない完全なオリジナルモデル「APS UAR 501X BK電動ガン」

 

コンパクトさが際立つAPSオリジナルブルパップライフル

 

 近年トレンドになっているメーカーオリジナルモデルは実銃を忠実に再現したものではないが、M4カービンやAKシリーズなどデザインの元となるベースガンが存在する。しかし、ここで紹介するAPSのUAR 501Xはベースガンが存在しない完全なAPSのオリジナルモデルだ。このモデルの特徴はブルパップスタイルを取り入れていることだ。ブルパップスタイルはある程度のバレル長を確保しつつコンパクトにできるメリットがある。APSはギアボックスをグリップより後方(ストック内)にレイアウトすることで全長640mmというサブマシンガン並みのサイズを実現。外装パーツに強化樹脂を採用することで高い剛性と軽量化を両立させている。

 

 

 ブルパップスタイルは一般的なアサルトライフルに比べてコントロールレバー類、特にセレクターレバーやマガジンキャッチが使いにくいイメージがある。そこでAPSはトリガー近くにアンビタイプのセレクターレバーとマガジンキャッチをレイアウト。マガジンキャッチはマガジンハウジング前方にも設けられている。内部にはAPSオリジナルの「Ver.3-EdgeⅢ(8mmベアリング、MOSFET搭載、ラピッドトリガーシステム)」ギアボックス、フルスチールラックギアピストン、ハイトルクパフォーマンスモーター(ショートタイプ)が組み込まれている。

 

 

14mm逆ネジ仕様のマズルにはAPSオリジナルのフラッシュハイダーが組み込まれている

 

レシーバー前方の左右下にはピカティニースペックのアクセサリーレールが装着されている

 

レシーバー上面にはマウントベースが設けられておりフォールディングタイプのバックアップサイトを標準装備

 

トリガー近くにセレクターレバーとマガジンキャッチをレイアウト。セレクターレバーのポジションは上からセーフ、フルオート、セミオートというAK方式を導入

 

トリガー近くに加えてマガジンハウジング前部にもマガジンキャッチが設けられている

 

ダミーボルトを後退させるとスライド式のホップアップ調整用レバーにアクセスできる

 

独特な形状のストレートタイプのグリップ内には小物が収納できるスペースが備わっている

 

レシーバー後方上部にあるAPSのロゴが入ったパーツがボルトキャッチとなっている

 

ギアボックスが組み込まれたストックはブルパップスタイルとしては珍しいシンメトリカルデザイン

 

ストックのエジェクションポートカバーとボルトハンドルは左右入れ替えできる

 

樹脂製のマガジンは装弾数300発。スタンダード電動ガンM4系マガジンと共用可能

 

バットプレートを外すとストック内のバッテリーコンパートメントにアクセスできる

 

 トリガーストロークは一般的な電動ガンに比べて短くなっており素早いトリガーコントロールが可能。ブルパップスタイルらしいコンパクトで軽量なボディは取り回しやすく狭い場所でもハンドリングしやすい。このモデルはサバゲウェポンとして理想的な1挺といっても過言ではない。

 

前後バランスは良好で、構えてみると想像以上にコンパクト。マウントベースの高さは絶妙で各種光学機器との相性もよさそうだ

 

 


 

APS
UAR 501X BK電動ガン

 

DATA

  • 全長:640mm
  • 重量:2,500g
  • 装弾数:300発
  • 価格:¥39,800
  • お問い合わせ先:APS JAPAN

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年6月号に掲載されたものです。

 

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