エアガン

2025/04/18

映画『JOKER』(2019年)に登場するスクエアバットのM36「タナカ S&W .38チーフスペシャル(プリM36)2インチスクエアバット“Joker Model”スチールフィニッシュVer.2」

 

道化師アーサーが手にしていたスクエアバットのM36

 

 JフレームのM36はラウンドバットフレームのイメージが強い。しかし。M36がモデルナンバー制に移行する前に「.38チーフスペシャル」(プリM36)と呼ばれていた頃の1950年代初頭、手の大きな射手でも握りやすいようにということからスクエアバットフレーム追加された。その後、Jフレームはラウンドバットのみとなったが、2インチバレル+スクエアバットという相反するような特徴を持ったモデルが存在したのは確かだ。

 

 

 タナカは映画『JOKER』(2019年)の中でホアキン・フェニックス演じる道化師アーサーが同僚から渡されたスクエアバットのM36を再現。今までヘビーウエイト仕様のガスガン、モデルガンが発売され、今度はスチールフィニッシュが加わった。

 

 

 

フレーム右側のS&Wのアドレスはもちろん実銃同様となっている

 

グリップに隠れている1個を含めて固定ネジが4つある4スクリュータイプのサイドプレートを再現

 

グルーブが入ったナロータイプのトリガーはケースハードン風仕上げ

 

1950年代に作られたモデルの特徴である階段状のフラットサムピース。S&Wのモノグラムはやや小さいものとなっている

 

 黒メッキによる硬質感漂う艶やかな色合いに加えてトリガーとハンマーはケースハードン風仕上げで、オールドスクールなプリM36にベストマッチ。サイドプレートを固定するネジが4つの「4スクリュー」タイプが再現され、このモデル用に製作された階段状のサムピースも装着されている。スクエアバットのフレームにはサービスサイズのグリップがチョイスされており、手にしてみると、確かにラウンドバットに比べてしっかり握れてコントロールしやすく、見て目にもバランスがよい。何よりクラシカルな雰囲気はこの銃ならではの魅力だ。

 

携帯時に衣服等に引っ掛からないように指かけ部分が小ぶりなハンマーもケースハードン風仕上げ

 

スクエアバットのフレームにはクラシカルなサービスサイズグリップが組み合わされている

 


この銃の推しポイント!

 

 実銃を彷彿とさせるスチールフィニッシュとケースハードン仕上げのトリガー/ハンマーはクラシカルなこのモデルにピッタリ。通好みなスクエアバットフレームというものマニア心をくすぐる。


 

タナカ
スミス&ウェッソン.38チーフスペシャル(プリM36)
2インチスクエアバット“Joker Model”スチールフィニッシュVer.2

 

DATA

  • 全長:170mm
  • 全高:115mm
  • 全幅:33mm
  • 重量:350g(カートリッジ含む)
  • 装弾数:5発
  • 価格:¥39,380
  • お問い合わせ先:タナカ

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年3月号に掲載されたものです。

 

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