エアガン

2025/01/08

エアガンカスタム コレクション〜カスタムガバメント編〜

 

 カスタムハンドガンの基本にして最も多くの作品が存在するガバメントは、誰が弄っても自分だけの1挺になるのが魅力だ。そこで容易に入手できる東京マルイのガスブローバックガンをベースに、実在するモデルとオリジナルの2パターンのカスタムを紹介しよう

 

 

スプリングフィールドアーモリー 1911DSプロディジー4.25

 

 

 1911DSプロディジーはスプリングフィールドアーモリー初の2011モジュラーフレーム仕様のハイキャパシティーガバメントだ。STIよりもガバメントらしさが漂う。MEUのスライドのセレーションをすべて埋めてから新規に彫り直し、リリーフカットも前方に移動させてシャーシに合わせたカットを行なっている。

 

グリップセーフティーの両端をカットし、ハイグリップしやすくなっている

 

グリップはARMORER WORKS製Hi-CAPAポリマーグリップキットTypeAの雰囲気がよく似ていたのでチョイスした

 

ベースガン:東京マルイ・ハイキャパ4.3タクティカルカスタム

 

 

ウィルソンコンバット ヴィッカーズエリート

 

 

 ウィルソンとヴィッカーズタクティカルのダブルネームのガバメントは憧れの1挺だ。シルバーパーツをアクセントに取り入れるのはウィルソンの定番。独特なセレーションも新規で彫り起こしており。レーザーによる刻印でヴィッカーズエリートの刻印も完全再現してある。

 

メタルアウターバレルには機械によりフルート加工を行なっている。エジェクションポートも広げてあり、フルートがよく見える

 

ヴィッカーズのロゴが入ったG10グリップはVZグリップ製の実物。ハウジングガイドに窪みを付けるのもヴィッカーズの特徴だ

 

ベースガン:東京マルイ・MEUピストル

 

 

ナイトホーク サンダーランチコンバットスペシャル

 

 

 ナイトホークカスタムでは異色のミリタリーテイストのガバメント。無駄が一切ないスパルタンなスタイルに一目惚れして製作。スライドのセレーションはすべて削り出しによって再現されておりシャープだ。入念な塗装とポリッシュで実銃のメタルパーカーの質感に近づけている。

 

パーカーカラーはインディーの塗料を重ね塗りしてからポリッシュしている。チャンバーにはリアルガンと同様の刻印を施した

 

実物ナイトホークロゴ入りグリップを装着。ハウジングはランヤードリングのついたハイキャパ4.3用を流用している

 

ベースガン:東京マルイ・MEUピストル

 

 

スプリングフィールドアーモリー スラブカットスライド

 

 

 コンシールドキャリーを目的として可能な限り薄く、体に密着した際に不快になる箇所を削ったカスタム。スライドのスラブカットはブローニングと同様だ。MEUのスライドの刻印を削り落とし新たにオペレーターの刻印を入れた。サバゲでもとても使いやすく重宝している。

 

バレルブッシュの幅ギリギリまで削り込んだ先端部。この加工を施したことでホルスターからのドローも容易になった

 

メインスプリングハウジングの角のヤスリでアール加工をおこなっている。このアールは想像以上に体への負荷を軽減させてくれる

 

ベースガン:東京マルイ・MEUピストル

 

 

マークⅣシリーズ'70 レトロカスタム

 

 

 1980年代頃に流行ったローカルマッチに使われたシューティングカスタムをイメージ。表面仕上げはノーマルのまま加工のみでローカル感を出している。この手のカスタムにボーマータイプのリアサイトは不可欠だ。

 

ローエジェクションポートとリバースカットは定番加工だ。丁寧に加工すれば加工後そのままでも違和感がない

 

ハイキャパ5.1のリアサイトを移植した。溝の加工はハイキャパ5.1を参考に同じように削ればキチンと収まる

 

ベースガン:東京マルイ・コルトガバメントマークⅣシリーズ'70

 

 

M1911A1 コンバットカスタム

 

 

 ミリガバをベースにした、所属不明の部隊が使用していそうなカスタム。フレームのチェッカリングも手作業で削り荒々しさを強調している。全体のプロポーションを整えるためにサンドペーパーを掛け、パーカー調に再塗装し直している。

 

フロントサイトは視認性を重視したホワイトストライプが入った金属製。素早くターゲットを捉えられる

 

サイドの上部にボーダーライン、下部に面取りをしてメリハリをつけスライドがシャープに見えるようにしている

 

ベースガン:東京マルイ・M1911A1コルトガバメント

 

 

TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年1月号に掲載されたものです。

 

※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×